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運転免許証

2021年02月20日 09時30分35秒 | ハチパパのひとり言

昨日の朝日新聞「ひととき」欄に、「免許証よ ありがとう」のタイトルで、愛知県の85歳のおばあちゃんの投稿記事が載っていた。原文は下記の通りだが、免許更新を半年後に控えた後記高齢者の私は、身につまされるような感情を覚えた。

運転が趣味でも上手くもなかったが、居住地が公共交通機関が少ない住宅地で、夫の勧めでマイカーを持ち、夫の入院中に一日3度自宅と病院を往来、夫の最期の日もハンドルを握った。昨今は高齢者の運転に世間の目も厳しい。息子たちも「そろそろだね」と返還に反対しなかった。コロナ禍の蟄居を避けて、毎日歩くことを日課にした。今まで見えなかった風景が広がった。少しずつ車から離れる気持ちを養った。あちこち小さな傷だらけの車をそっとなで、涙がにじんだ。そして、長い間、更新を重ねてきた免許証にほおずりした。(中略)

今度の免許更新の前に認知機能検査がある。記憶力の衰え著しい私には検査合格点をクリアできるか自信はない。しかし、まだ運転したいので、脳トレに勤しんでおきたい。18歳で普通免許をとり59年、仕事にプライベートに70万キロは走って来た。幸い大きな交通事故もなく、無事に運転出来たのも、神仏の加護と健康のおかげと思う。これからも何より大切なのは、安全運転であることに変わりはない。



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