ハチの家文学館

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ひととき

2021年06月18日 10時11分25秒 | ハチパパのひとり言

            山形県寒河江市慈恩寺 持国天 木造鎌倉時代

一日の始まりはNHKラジオ体操第1・第2、そして新聞の番組欄チェック、興味のあるものは録画入力しておく。朝食までの30分間で新聞をひと通り目を通すことにしているが、社会面に興味を持つことが多い。

たとえば読者投稿欄は必ず読むようにしているが、今朝の「ひととき」記事は福岡市在住の89歳の主婦藤岡忍さんの「優しかった弟へ」。投稿文そのままに掲載させていただく・・・。

散り急ぐ桜を追うように弟の訃報が。なんと孤独死でした。スープの冷めない距離に義姉、めい、義妹がおり、部屋には救急時のブザーもあったのに・・・。弟の友人が訪れ、倒れているのを発見。警察の方が「苦しまずに逝っておられます」とおっしゃったそうです。寝顔のようにきれいで、「なぜ?」残念で涙が止まりませんでした。とても優しくおしゃれなあなた。子どもに恵まれず、最愛の妻を胃がんで亡くし、いつも分骨を胸に寂しげでした。(後略)

私の弟も妻を肺がんで亡くし、10年前突然死しましたが、同じ市内に住む兄が偶々翌朝電話しても出ないため、心配して駆けつけたら脳卒中で倒れていました。虫の知らせか弟を翌日発見できたからよかったけれど、孤独死で何日も発見されずにいるケースも多いことだろう。

私たち夫婦も、私が兄弟5人中3人亡くなって残るは兄と二人だけ、カミサンも姉二人が亡くなって弟と二人だけの兄弟姉妹となった。私は兄と、カミサンは弟と電話で近況をよく話す。コロナ禍もあり、いつどこで命を失うかもしれない世の中、来週はコロナのワクチン接種を受ける。家族のみんなが安心・安全な生活が出来るよう祈るばかりである。

 

 

 



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