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ラジオ深夜便 9・・・ソプラノ歌手佐藤しのぶさん

2010年01月25日 10時31分10秒 | ラジオ深夜便

NHKラジオ深夜便4時台「心の時代」、昨日今日2日連続でソプラノ歌手佐藤しのぶさんの「世界に羽ばたいて四半世紀」を聴いた。有名なソプラノ歌手でお顔も名前も知ってはいたが、歌劇場へ行ったこともないので生の声を聴いたのは初めてである。あの透き通った高音の伸びのある歌声とは裏腹に、低い普通の人の声で話していることに驚きを感じたのは私だけでないと思う。

若くして「椿姫」に抜擢され、その抜きんでた歌唱力、迫真の演技などはよく知られているが、1通の手紙を機に請われて、チェルノブイリで被爆した子供たちにシューベルトのアヴェマリアなどを唄ってあげて勇気と感動を与えた。

その後自身の出版物の収益を世界の貧困の子供たちのために使っていることや、母親となったときの感動を持ち続けたいと「母の日コンサート」を17年も続けていることなど、音楽以外にも幅広く活動していることを知った。

ラジオ深夜便4時台の「心の時代」は、いろんな人の生き方や悲喜交々としたエピソードが聴けて、とくに今日は佐藤しのぶさんのシューベルトのアヴェ・マリアに鳥肌が立つような身震いを感じた。

アヴェ・マリアは、少女が湖畔の聖母像に、祈りをささげる歌といわれているが、その美しいメロディとハーモニーは私もよく知っている。佐藤しのぶさんのアヴェ・マリアは初めて聴いたが素晴らしく感動した。

パリのノートルダム寺院で跪き、頭を垂れて祈りを捧げた光景を思い出す。マリア信仰の優しさ、苦しさ、切なさなどをこの曲の中に感じてやまない。



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