ハチの家文学館

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カラスの赤ちゃん可哀想。

2012年06月22日 14時39分03秒 | 柴犬ハチのひとり言

烏 なぜ啼くの
烏は山に
可愛い七つの
子があるからよ

可愛 可愛と
烏は啼くの
可愛 可愛と
啼くんだよ

山の古巣へ
行つて見て御覧
丸い眼をした
いい子だよ

お父さんがボクに時々唄ってくれる子守唄です。今日はカラスの悲しいお話をします。

一昨日の台風がボクんちのすぐそばの公園の大木を直撃、カラスの巣が落ちて赤ちゃんがうずくまっていました。
公園管理の人が来て、亡くなった赤ちゃん2匹を持ち帰っていましたが、残されたこの子は助ける術もなく、じっとしているばかりです。

「お腹がすいてるだろうなぁ」とボクはとても悲しくなりました。お父さんの子守唄のようなまあるい眼をした子だったからです。この子のお父さんやお母さんは、「カァー、カァー」と悲しそうな声で泣き叫んでいました。

近所の子供たちが、可哀想だからとおじいちゃんやお母さんを呼んできましたが、赤ちゃんに手をかけてカラスの攻撃を受けることもあるようで、「カラスが眼を狙って襲ってくるから、近づいちゃダメよ!」とか注意されてました。カラスはボクなんかよりずっと頭がいいらしいけど、人間の心までは読みとれないらしい。

カラスの赤ちゃんのお父さんお母さんが、助けてくれることをボクは祈ってます。



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