日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

パッチワークの街

2006年09月27日 | 引っ越しな日々
東大阪市に住むのは、結婚してから7年ぶりのこと。

5年も経てば、人の顔立ちも変わると、
中島みゆきさんがなんかの歌で言っていたけれど、
7年経てば、街だって変わる。

引越したての頃、
母と場所の話をするとき、
なかなかかみ合わなかった。

「めっちゃ、駅の自転車置場の、
有料化が進んでるやん。
JRのほうは、どうなん?
あの線路を渡って、
○○っていうスーパーの向かい側に、
結構大きな無料駐輪場があったけど」

と、私が言うと、

「さぁ……そんなところに、駐輪場なんか
あったかなぁ……?」

と、母は首をかしげる。

数日後、そこらへんを、
自転車で通ったら、
住宅が立ち並んでいた。

また、

「うちの家は、どっちかっていうと、
JRの駅より、近鉄が近いなぁ。
似たようなモンやけど。
やっぱ、買い物も、あっちのほうへ行ったほうが、
早いかなぁ。

あ、でも、中学校前にあった、
小さなスーパーがあったよねぇ。
ちょっとしたもんやったら、
あっこでもいいか」

と、つぶやいたら、

「そこは、もうとっくの昔につぶれてるで」と

答えられた。

数日後そこら辺を通ってみると、
やっぱり住宅。

変わっていない(でも古くなった)建物も、
あるにはあるんだけど。

     ★

パッチワークみたいに、
頭の中に描いている地図を、
部分的に書き直しながら、
微妙に、話がかみ合わなかったり、
景色が変わっていることに、
最初の頃はよくいらだった。

一ヶ月を過ぎて、大分なれたけど。

7年間の自分自身の変化も、
入り混じらせながら。

また、この街の変化に連動して、
私も変容していく日々です。

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