三鷹の駅には早めに着いたので、
駅のショッピングセンター(?)の中で、
ランチ。
おそば屋さんに入る。
おそば屋さん……そういえば、
関西はうどんで、関東はおそばの文化なんでしたっけ……。
メニューを見て違和感。
おそば屋さんに、うどんのメニューがない。
いろんな種類のおそばや、
おそばつきの定食が書いてあるけれど、
「冷たいそば/あったかいそば」
しか、選択肢が無い。
私の記憶があっていれば、
大阪では、例え「おそば屋さん」でも、
『月見』でも『きつね』でも、
下には「うどん/そば」と、
麺類の選択肢がまずあるし、
冷たいメニューは『ざる』「うどん/そば」
って感じだったような気がするんだけど……。
で、私も夫も、
おそば付き(冷やしそばです)の定食を頼んだけど、
そのザルが、まるい……。
ドラマなどでは、
よくまるいザルでおそばを食べるシーンなんかを、
見ていたから、
目が飛び出るほどのびっくり感はなかったものの、
いざ、自分の食べるおそばが、
まるいザルに入っているのを見ると、
どうも、なんだか、落ち着かず……。
一番戸惑ったのは、食後。
食べ終わった頃を見計らって、
なにやら、店員さんは、サービスなモノを持ってきた。
状況判断からすると……って、ことだよな……。
違和感を持ちつつ、夫に、
「これって……『おつゆをこのお湯で伸ばして、飲んでください』ってこと?」
と、聞いてみる。
夫も、
決して知っていたわけではなく、
状況判断で、
「そういうことでしょ。これは」
と、言い返す。
店員さんが頃合を見計らって持ってきたのは、
陶器で出来た小さな急須(っていうんだろうか……あれ)。
あったかいお茶も、ついで持ってきてくれているのに、
さらに、おつゆも飲め、と……。
飲まないわけにはいくまいと、
つゆをお湯で薄めて、飲んだ。
あら。意外と美味しい……。
「建物なんかは、似たり寄ったり、もはや違いなんて無いなぁと、
思うけど、
こういう細部に、それぞれのお国柄があるんだねぇ」
あったかいお茶も、
飲まないわけにはいくまい、と、
おつゆのあと、お茶をすすりながら、
おばあちゃんになった境地で夫に言うと、
「だけど東京は、あかんわ。
なんでこんなに、たばこを吸う場所がないんや。
食後の一服は出来るだろうと思ってたのに、
ここも禁煙や。ひどすぎるわ」
おそばのカルチャーショックよりも、
彼にとっては、そっちのほうがショックだったらしく。
それぞれのショックを胸に刻んで、
いざ、『三鷹の森ジブリ美術館』へ。
★
ここへたどり着くのにバスも出ていたけれど、私たちは歩いて向かった。
川べりの緑の木々の中を歩きながら、
蝉の声にもまた驚いた。
大阪の蝉の声は、もはや「クマゼミ」のみ。
つくつくぼうしや、ひぐらしなどの声を、
すっかり忘れていたので、
「蝉の声が涼しげに聞こえるなんて!!しかも街中で!」と、
本当にびっくりしたのだ。
カルチャーショックというよりも、
せつない出来事でした。
トトロがお出迎えする受付。
もちろん、本当に受付をしているわけではない(笑)
『ラピュタ』に登場するロボット兵(まもり神だそうです)の、
足をなでなでする稲田。隣の子どもは、足を踏んじゃってる(笑)
どうしてこんなに、青空が似合っているんだろう。
建物の外観。ヨーロッパ調なんだそうですが、
私の乏しい建物経験では、
三重県の『パルケエスパーニャ』に似た質感だとしか
思えない(笑)
緑の縞模様の夫は何を見ているのだろう
中庭も素敵。
入場時間が決められているとはいえ、
人が多かった~!!!
アニメの歴史や仕組みがわかるような、
美術館になっていて、
微に入り細に入り、圧巻でした。
真剣に細々と見て、頭がくらくらした。
一番感動したのは、
『もののけ姫』の本物の絵コンテ集が読めたこと。
たまたまひろい読みできたシーンが、
二番目に好きだったシーン(内緒!)だったので、
これまたうれしく。
絵コンテ集は、ちゃんと製本されて、
本屋で売られている。
翌日の最終日の余った時間で、
東京駅近くの丸善本店に立ち寄ったのだが、
夫は買いたそうに、何度もパラパラめくっていた。
ものすごく疲れましたが、堪能できました。
★
帰りは、大きな落雷の音を聞いた。
三鷹駅から、宿泊先の水道橋へ向かう途中で、
大雨に降られている場所を通過する(根岸……だったかな……どうだろう)。
おそばを食べる間も雨が降っていたけど、
美術館へ向かう時には、止んでいた。
雨をよけながらきている旅ではあったが、
しかし、水道橋の駅に着いたあたりから、
徐々に降り始め。
ホテルに荷物を置いて、
外へご飯を食べに行くときには、
土砂降りだった。
生まれて初めて買った、折り畳み傘(もらったことはありますが)をさして、
東京ドームにある、
夫がどうしても行きたいというお店(歩くには遠い!)へ。
めちゃめちゃすごい雨でした。
「キミの力もここまでか」と、
夫に言うと、
「今まで雨に遭わなかったことを褒めろ!」
と言う。
まぁそうかもしれない。
翌日は、日焼け止めを持ってこなかったのを、
後悔したくなるほどの、
残暑厳しい日となりました。
……って話は、つづく(いつの日か、必ず)。
駅のショッピングセンター(?)の中で、
ランチ。
おそば屋さんに入る。
おそば屋さん……そういえば、
関西はうどんで、関東はおそばの文化なんでしたっけ……。
メニューを見て違和感。
おそば屋さんに、うどんのメニューがない。
いろんな種類のおそばや、
おそばつきの定食が書いてあるけれど、
「冷たいそば/あったかいそば」
しか、選択肢が無い。
私の記憶があっていれば、
大阪では、例え「おそば屋さん」でも、
『月見』でも『きつね』でも、
下には「うどん/そば」と、
麺類の選択肢がまずあるし、
冷たいメニューは『ざる』「うどん/そば」
って感じだったような気がするんだけど……。
で、私も夫も、
おそば付き(冷やしそばです)の定食を頼んだけど、
そのザルが、まるい……。
ドラマなどでは、
よくまるいザルでおそばを食べるシーンなんかを、
見ていたから、
目が飛び出るほどのびっくり感はなかったものの、
いざ、自分の食べるおそばが、
まるいザルに入っているのを見ると、
どうも、なんだか、落ち着かず……。
一番戸惑ったのは、食後。
食べ終わった頃を見計らって、
なにやら、店員さんは、サービスなモノを持ってきた。
状況判断からすると……って、ことだよな……。
違和感を持ちつつ、夫に、
「これって……『おつゆをこのお湯で伸ばして、飲んでください』ってこと?」
と、聞いてみる。
夫も、
決して知っていたわけではなく、
状況判断で、
「そういうことでしょ。これは」
と、言い返す。
店員さんが頃合を見計らって持ってきたのは、
陶器で出来た小さな急須(っていうんだろうか……あれ)。
あったかいお茶も、ついで持ってきてくれているのに、
さらに、おつゆも飲め、と……。
飲まないわけにはいくまいと、
つゆをお湯で薄めて、飲んだ。
あら。意外と美味しい……。
「建物なんかは、似たり寄ったり、もはや違いなんて無いなぁと、
思うけど、
こういう細部に、それぞれのお国柄があるんだねぇ」
あったかいお茶も、
飲まないわけにはいくまい、と、
おつゆのあと、お茶をすすりながら、
おばあちゃんになった境地で夫に言うと、
「だけど東京は、あかんわ。
なんでこんなに、たばこを吸う場所がないんや。
食後の一服は出来るだろうと思ってたのに、
ここも禁煙や。ひどすぎるわ」
おそばのカルチャーショックよりも、
彼にとっては、そっちのほうがショックだったらしく。
それぞれのショックを胸に刻んで、
いざ、『三鷹の森ジブリ美術館』へ。
★
ここへたどり着くのにバスも出ていたけれど、私たちは歩いて向かった。
川べりの緑の木々の中を歩きながら、
蝉の声にもまた驚いた。
大阪の蝉の声は、もはや「クマゼミ」のみ。
つくつくぼうしや、ひぐらしなどの声を、
すっかり忘れていたので、
「蝉の声が涼しげに聞こえるなんて!!しかも街中で!」と、
本当にびっくりしたのだ。
カルチャーショックというよりも、
せつない出来事でした。
トトロがお出迎えする受付。
もちろん、本当に受付をしているわけではない(笑)
『ラピュタ』に登場するロボット兵(まもり神だそうです)の、
足をなでなでする稲田。隣の子どもは、足を踏んじゃってる(笑)
どうしてこんなに、青空が似合っているんだろう。
建物の外観。ヨーロッパ調なんだそうですが、
私の乏しい建物経験では、
三重県の『パルケエスパーニャ』に似た質感だとしか
思えない(笑)
緑の縞模様の夫は何を見ているのだろう
中庭も素敵。
入場時間が決められているとはいえ、
人が多かった~!!!
アニメの歴史や仕組みがわかるような、
美術館になっていて、
微に入り細に入り、圧巻でした。
真剣に細々と見て、頭がくらくらした。
一番感動したのは、
『もののけ姫』の本物の絵コンテ集が読めたこと。
たまたまひろい読みできたシーンが、
二番目に好きだったシーン(内緒!)だったので、
これまたうれしく。
絵コンテ集は、ちゃんと製本されて、
本屋で売られている。
翌日の最終日の余った時間で、
東京駅近くの丸善本店に立ち寄ったのだが、
夫は買いたそうに、何度もパラパラめくっていた。
ものすごく疲れましたが、堪能できました。
★
帰りは、大きな落雷の音を聞いた。
三鷹駅から、宿泊先の水道橋へ向かう途中で、
大雨に降られている場所を通過する(根岸……だったかな……どうだろう)。
おそばを食べる間も雨が降っていたけど、
美術館へ向かう時には、止んでいた。
雨をよけながらきている旅ではあったが、
しかし、水道橋の駅に着いたあたりから、
徐々に降り始め。
ホテルに荷物を置いて、
外へご飯を食べに行くときには、
土砂降りだった。
生まれて初めて買った、折り畳み傘(もらったことはありますが)をさして、
東京ドームにある、
夫がどうしても行きたいというお店(歩くには遠い!)へ。
めちゃめちゃすごい雨でした。
「キミの力もここまでか」と、
夫に言うと、
「今まで雨に遭わなかったことを褒めろ!」
と言う。
まぁそうかもしれない。
翌日は、日焼け止めを持ってこなかったのを、
後悔したくなるほどの、
残暑厳しい日となりました。
……って話は、つづく(いつの日か、必ず)。