明けの明星

ラテン語で「光もたらす者」、釈迦も空海もこれを観て悟りを開いたとか。
ちょっと、だいそれたタイトルになっちまったかな。

安達太良山 <その2>

2009年10月03日 10時34分26秒 | 山歩き

                                 ほんとの空がみたい 安達太良山 はこちら                            

                                 安達太良山 <その1>はこちら



乳首山のてっぺんでは
写真を撮りまくってたので
20分ぐらいいましたが

この奇跡的な絶景を眺められたのは
狭いてっぺんの上にいた
わずか15~16人だったかな



梯子とクサリの岩場から
ザックをデポしてた所に戻ってきたのは
10時過ぎ

時間はまだたっぷりあるんで
次は鉄山までミニ縦走します




ちょっと、だだっ広い尾根(牛ノ背)を下ること20分

このちょっと先のコルに分岐があり
右に行けば
峰ノ辻を経て登山口へ下る

でも、ここでは
上の写真の岩山の横を巻きながら直進します



          




こからは
いままで見せてくれた安達太良山の
美しい景観が一変します


左下を覗き込むと
ウヒョ~


      


なんじゃこりゃ
ここは火星か
それとも地獄か  こ怖~ぃ

沼ノ平火口 1452メートル

そうか安達太良山は休火山だったよね 


          

そして
登山道は痩尾根のアップダウン(馬ノ背)

滑りやすい赤色の土で
左右は崖

霧で見通しも悪いよ

万が一滑落したら
250メートル下の火口まで止まらないかも~

そうしたら、きっと青鬼と赤鬼が
出てくると思うな








ヤレやヤレ
痩せ尾根が終わったと思ったら
でたぁ~
今度は岩だし

しかも、かなりの急角度


          





でも、こんな地獄を覗くような岩場にも
こんなお花が咲いてるんだ


      シラタマノキとガンコウラン
      



最後はぐるっと半周巻きながら登ると
三角点と安達太良神社が祭られた山頂に到着

山名を記した標識はなかった


                      鉄山 標高1709メートル




景色は霧でのぞみようもないので
5分休憩しただけで
直ぐに来た道を戻ります


さすがに
ここからしばらくはカメラをザックに
しまって
いつでも両手が使えるようにしました



今度は右に地獄が・・・


      





なんとか牛ノ背の分岐まで
無事に戻ってきました

往復1時間弱だったけど
安達太良山系の本格縦走の
核心部をちょっとだけでも
味わうことができたのかな





まだ11時30分なんで
ちょっと遠回りになるけど
くろがね小屋経由で下ることに・・・

この選択があとで
二度目の奇跡を見させてくれた


      


さっきの分岐から峰ノ辻を経由して30分

あ~ぁ、お腹がすいた

ジャスト12時

周りを見渡すと
赤、黄色、オレンジ、緑
まるでパッチワークの中にいるじゃん

もう、ここにシートを敷いて

ガスでお湯を沸かして
いつものカップヌードルとコーヒータイム

なんで
こんなに美味いんだろう

そりゃそうだ
こんな大御馳走のまっただ中だった











      











                             安達太良山 <その3>につづく

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4 コメント

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安達太良山 (かっぱ)
2009-10-03 19:30:11
迫力ある画像と文章に引きこまれ
天国と地獄を味わいました
紅葉の錦を眼下にしての昼食最高でしょうね
返信する
美味かったなぁ~ (イチロー)
2009-10-03 20:04:35
やっぱり、
ここまで登ってきたから
こんなにも感動できる

信州には
登ってみたい山が
いくらでもあるんだ

ぼちぼち
そちらの方面にも
出没しま~す
返信する
Unknown (やろい)
2009-10-04 10:08:12
お早うございます。
何て表現すればいいのだろう!!
行ってみたい見てみたい!!
苦労無しにこんな景色は見ることは叶わないのでしょうね。

行って見たいです!!
荒涼としたした山・・優しい紅葉!!良いですね。
東北の川原毛地獄を思い出しています。
返信する
ほんと (イチロー)
2009-10-04 10:41:42
一粒で二度美味しい感じでした

往復ケーブルを使って
安達太良山だけピストンするのなら
3時間もあれば十分です

でももう一度
ほんとの空を見てみたいなぁ~

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