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つばめプロのブログ

映像制作会社つばめプロのメンバーが、日々の出来事や自然への思いなどをつづります。

解明されつつある岩崎投手の秘密

2024-10-26 21:33:49 | Weblog
 ネットでこんな記事を見つけました。「藤浪独占インタビュー(1)永遠に打たれないピッチャーです 米国で気づいた岩崎優のすごさ」。
  (スポニチ Sponichi Anenx 野球 より)

 3Aメッツ傘下の藤浪晋太郎投手。このインタビューの中で、米国では投手の能力を科学的に数値化する「VAA」(バーティカルアプローチアングル」というデータ数値指標があるそうですが、「岩崎投手はこの指標に当てはめれば永遠に打たれないピッチャー」と語られています。あの大谷翔平選手でさえ「永遠に打たれない投手」と表現されたことは無いと思います。阪神タイガースの元同僚でありメジャーを経験した藤浪投手から「永遠に打たれない投手」と評される岩崎投手。すごくないですか。

 2013年ドラフト6位の岩崎優投手をスカウトしたのは、阪神タイガースの中尾孝義スカウト(当時)。東都大学2部リーグの無名の投手だった岩崎投手を中尾さんはこう評しています。「打ちづらいという要素とコントロールさえあれば十分戦力になる。その代表格が岩崎投手。今は(ストレートの球速が)135km前後だが、140kmを出せるようになったら誰も打てないですよ」。 また出てきました。驚くべき言葉が。「誰も打てない」。そんな投手は本来いるはずがないのだからよほどのことがない限りこんなことは言えないのに、現役バリバリの投手から、プロのスカウトから、「永遠に打たれない」「絶対に打たれない」と言わしめる岩崎優投手とは何者なのでしょう。

 数値の話でもう一つ。ミサイルを追尾するドップラーレーダーの技術をもとにデンマークの企業が開発した弾道スイング計測機器の「トラックマン」。最初にゴルフに応用され、クラブの動きとボールの動きを実測し、瞬時にタブレットに表示できるという優れものです。このトラックマンで岩崎投手のストレートを計測した結果、最速は140km台なのに体感スピードは150km台半ばだというのです。投げている球のスピードよりも10km近くも早い体感。実際の数値よりも異なる体感。実は、これこそが、タイミングがすべての野球というゲームの中で、最大の武器になることは間違いありません。「永遠に打たれない」「絶対に打たれない」と表現される岩崎投手の秘密も、最先端の技術により、徐々に暴かれつつあるのですね。

 今年は残念ながらメジャーで活躍できなかった藤浪晋太郎投手。でも、彼もダルビッシュ有投手と同じように日々努力と研鑽を怠らず、改善進化を求めていることがこのインタビューからわかりました。以下は、私の想像ですが、もしかしたら、彼は、阪神タイガース時代に(同僚の)岩崎投手のすごさに気づいてしまった。そして野球の本場米国に渡り、さらに科学理論の世界に触れ、岩崎投手のすごさを数値で知り、その投法を自らのピッチングに取り入れるべく、努力をしているのではないでしょうか。今もピッチングの改良の途中ならば、藤浪投手の制球の不安定さにも納得がいきます。野球界に「絶対に打たれない球がある」ことを知ってしまった藤浪投手。もう後戻りはできませんよ(笑)。でも挑戦するその姿勢は、とても素晴らしいことです。頑張れ、藤浪晋太郎投手! 陰ながら応援しています‼












 
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