
愛犬家の皆様に質問です
手持ちの輪っかに手を入れて持ちますか
「はい」「もちろん」という方が多いのでしょうか?
訓練的には、手を入れないですよ束ねて持つのです。
こう言うと「じゃなんで?輪っかがあるの?」と言われることありますが
正式にはリード作っている会社に問い合わせてください(笑)
私の見解だと、力に負けて散歩中にリードを手放してしまわないように、と、
あったら便利だからであって、散歩中に使うためではない
どうして訓練的に輪に手を入れては使わないのか
癖が出やすいから
ゆるめていることが前提だから
適時適切な対応をするのに、巻き付けていると動けないから
まずの補足
輪っかに手を入れてしまうと釣りみたいにグルグル巻き戻しやすい
癖が出てしまうんです今までがそうでしたからねぇ
犬の動きに翻弄されていた人ほど、
人に迷惑かけたらいけないって真面目な人ほど
短く持つことで犬を守ってきた人ほど
陥りやすいのです。
こっちの方が、持ち方 解りやすいかな?手元だけ見て下さい
人間の身長と、犬の大きさ、持っているリードの種類の違いがあるから
一概には言えませんが、ご自身が手を伸ばして立ち、犬の首からリードの金具が下がり
小さなアルファベットのUの字がリードで、出来るように持ってもらいたい
練習初期は「腕の力を抜いてください。または、手を振りましょう。」と伝えることが多いです。
↑ が のゆるめていることが前提だからに、繋がります
何もないときが犬に教えると増えます。けれど体も頭も、散歩のときは何がおこるか解らないと
インプットされているもんだからアドバイスの意味が解っても、なかなか力が抜けないのです。
教えてある犬を扱うには、 力を抜くこと
が最大のポイントになります。
必死に掴んでいると、飼い主は余裕がない
というのを伝えることになる
あなたが犬なら、どんな飼い主さんと一緒に居たいですか
パツパツで余裕がなく首が苦しくなる人?
言ってることが解り余裕あるから楽しい体が楽になる人?
中々緩められない人ほど、犬で大変に苦労してきた人と言っても良いでしょう・・・悲しい
犬がよくなったのが見えるほど、自分とだとできなくなるのでは?と嬉しさも心配もセットになる
訓練士見習いのときに「リードのゆとりは心のゆとりとイコールである」
と教わりました。
の適時適切と
は密接です。力を入れて持ち続けると
いざ、今、ここで必要 というときにタイミングが合わない(ガチガチだから)
力が尽きてしまって、思うように動けない
先を見据えているからこそ、何でもないところで力を抜いておいてほしい
余裕が自然とできるのと、適切な対応をするために抜く
引き算の考えが要になってきます。
短く持っていると「ゆるめることから始めないといけない」
リードにゆとりを持たせておくことが最大の準備
になります。
どんな状況にも対応できるから
短いほうが安全だと、思われがちなのですが
引っ張りクセがある犬ほど危険ですよ
つんどめる・・・ 力で一歩動かされてしまう。
この一歩が物理的に車にぶつかるかもしれない危険と
「引っ張ればついてくるな」と思われ力で侵略を練られる関係性への危険とがあります。
あれ?ゆるんでいたら車にぶつかってしまうのではと思われたかもしれませんね
車に近づけないようリードを引っ張って力で行かせないのではなく
車と反対方向に飼い主さんが下がって(移動して)「おいで」と呼ぶのです。
回避するということでは同じですが、どちらが飼い主さんの側に居たいと犬が感じる対応かどうか
がポイントです。
※まず危険ないところで呼んできたら嬉しい気持ちがいい思いが出来るって知ってる犬じゃないと
使えない方法だから、そこはイキナリやらないでくださいね
ということで、教えてある犬の飼い主さんは
ご自身のクセを変える、具体的には余分な力を抜き、適切な対応ができるようリードにゆとりを持たせ備えておく
犬に教えていない場合はの犬に教えるから
と進んでもらえると良いでしょう
犬にもクセありますから(笑)
ウチの場合どうしたら?という場合は、
カウンセリングのみでも結構ですので、ご検討くださいませ
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