娘の顔を見に来てくださった方には、ザリガニだのカブトムシだの、ましてや本の話なんかどうでもいいとは思いますが(自覚はあります)、こちらにもこちらの事情というものがございまして、何卒ご容赦くださいますようお願いします。
さて、一度目の脱皮も無事に終え、新しい環境にも馴染んだ様子のザリガニ。
まだ小さいのですが、すっかり水槽のヌシ気取りで、舎弟のミナミヌマエビ(熱帯魚水槽から移籍、お掃除係です)を従え、意気揚々です。
エサをくれる娘やママが近づくと、「なんかくれるの?」という感じで注意を向けるようになりましたが(うちの奥さんは餌付けの名人です)、なぜかパパが近寄ったときだけハサミを振り上げて威嚇ポーズ。
・・・・なんかかわいくないぞ。
昨日、わが家に来て1回目の脱皮をしたザリガニ。
今朝はまだ、脱いだ殻はそのままでしたが、夜までにあらかた食べてしまったようです(なので、写真がありません)。
娘は初めて見る脱皮に興味津々でした。
脱皮後は少し大きくなった気がしますし、ひじょうに元気でエサもよく食べますので、多分すくすくと育つことでしょう。
ちなみにエサは、熱帯魚用フードをメインに与えていますが、肉食魚用でもプレコ用でもなんでもよく食べますので、バランスとか心配する必要もなさそうです。
上手に飼えば、5年くらいは生きるそうですから、ぜひ長生きさせてやりたいですね。
ところで、先日カブトムシのマットを全部出してみましたら、全部で20数匹の成虫が確認できました。
オスが14~15匹くらいで、メスの方がやや少なかったですが、特にオスは割と大ぶりの個体が揃っていて、今回はなかなかの成績でした。
とはいえ、こんなにたくさんいても仕方ないので、先生に相談して、何匹か幼稚園にプレゼントすることにしました。
羽化後はせいぜい2ヵ月ほどのはかない命ですが、夏の間だけでも園児たちを楽しませてくれたら良いですね。
それにしても、下の写真は今回羽化したオスたちですが、いっぱいいるのもありがたみが薄いというか、やっぱり虫なんで数が多いとあまり気分のいいものではありません。
数匹いれば十分というのがよく判りました。
ちなみに、こんな感じでどういうわけか赤オスの方が多く、これまたありがたみの薄いことで。
幼稚園のバザーで、帰り際に娘の目に止まったのが、小さなプラケースに入れて売られていたザリガニ。
プラケースは3つ並んでいて、うち2つは売約済みの札が。
そして、一番小ぶりのザリガニの入ったプラケースが、幸か不幸か売れ残っておりました。
もちろん、娘の目はくぎづけです。
まあ、週末になると天気が悪かったり、娘とパパでかわりばんこに風邪ひいたりして、約束していたザリガニ釣りにまだ行けてない引け目もあるものですから、これも何かのご縁(?)と思って買うことにしました。
ちなみに、ザリガニは近くの公園の沼で釣れたものに違いなく、お値段200円はほぼプラケース代でしょうね。
帰宅するまで、プラケースを大事そうに抱きかかえていた娘でした。
その後ホームセンターに行って、金魚用の36cm水槽セットと底砂を購入し、在庫品と適当に合わせて早速水槽を立ち上げました(結局このへんの作業は全部パパなんだよな、考えてみたら)。
昨夜はシェルターの陰に隠れてじっとしていたザリガニですが、一夜明けてすっかり新しい環境に馴染んだらしく、今日はだいぶ活動的です。
のぞき込むと、生意気にまだ貧相なハサミを振り上げて威嚇します。
ザリガニ飼うなんて、これまた小学校以来ですね。カブトムシといい、こういうことも子どもがいるってことなんだなあと思います。
今回、来るザリガニ釣りに備えて、ネットの専門サイトで正しいザリガニの飼い方を少々予習しておきました。ひょんなことから飼うのが少々早まりましたが(だって幼稚園のバザーでザリガニ買うなんて想定外です)、やはり何事も備えあれば憂いなし、です。
なにしろ目から鱗が落ちる思いだったのが、「ザリガニはエラ呼吸するので、水中の溶存酸素さえ確保すれば、水深は深く取ってよい」という記述でした。沼など、ザリガニの生息環境を考えても、これは至極当然、理にかなっています。
昔の飼育書は、100%と言っていいくらい「背中が隠れる程度の浅水で飼う」ことを奨めていたものでしたし、今でもこういう記述は少なからず残っており、多くの人はそういうもんだと思い込んでいるはずです。私もそうでした。
おそらく、田んぼで活動するザリガニを見てのことだったのだろうと思います。実際には、水温が上がりやすく溶存酸素が少ない浅水の止水域である田んぼは、エサ場としてはよくても生息環境としては過酷だったはずです。強靱なアメリカザリガニならでは、です。
昔の常識が、実は勘違いに基づいていたということはよくありますが、これもその一例でしょうね。
もっとも、前述の「溶存酸素の確保」、平たく言えば飼育下において「エアポンプでブクブク」ができない場合は、酸欠を起こす可能性があるので、水深を浅くした方がよいというのも嘘ではなく、小学生だった私がザリガニを飼っていた35年ほど前は、今のように小型の濾過装置を気軽に入手できるような状況ではなかったですから、昔は仕方なかったとも言えます。
逆に言えば、手頃な濾過装置が安価で手に入る今なら、一時的に小さな容器でキープする場合など緊急避難的な状況以外は、水深を取って飼うのがよいということですね。
それを踏まえた上で、ザリガニはよく水を汚すので、あえて少量の水でこまめに換水する飼い方も手法としては「あり」だと思いますが、ザリガニにとって居心地の良い環境でないのは明らかです。
知らなかったとは言え、昔飼っていたザリガニたちはことごとく長生きさせてあげられなかったので、35年を経た今回は、なるべくちゃんとしてあげたいと思うわけです。
ところで、このザリガニは言うまでもなくアメリカザリガニ(通称アメザリ)ですが、ママが最初にアメリカンザリガニなんて言うものですから、娘も「ン」付きで覚えちゃったみたいです。
でも、アメリカンザリガニは・・・・ちょっと変だべ。
娘が、イモリの絵を描きました。ついでに名前も決めてくれましたが、この絵だけではどれがどれなのか、ちょっと判りません。
わが家には、4匹のイモリがいます。飼い始めてもう7~8年くらい、一番古いのは10年近く経つんじゃないかと思います。
こういう生きものは、苦手な人も多いでしょうけれど、私は小学校の頃(35年くらい前っすね)に飼っていたことがあって、同じ両生類のカエルより取っつきがよいくらいです。
実は、ママは初めのうちちょっと苦手だったんですが、長く飼っていて見慣れたせいか、今ではあまり抵抗感がないようですね。
もちろん娘は、赤ちゃんの頃から見ているので全然OKです。
イモリは、嫌う人には信じられないでしょうが、ペットとしてはごくポピュラーです。
なにしろ、すべての両生類・爬虫類を見渡したって、というか哺乳類、鳥類に虫まで加えても、こんなに飼いやすいペットはそうはいないと断言できます。
安価で丈夫で長命、アクアリウムで飼うのが楽なのでオススメですが、ちょっと意外なくらい水を汚さないので、そう頻繁な換水を要求されるわけでもない。
もちろん鳴かないし、水槽の水さえ清潔にしておけば臭いもない。
なんかもう、ペットとしてはカンペキじゃないですか。
外見さえ気にならなければ、ですけどね。
ところで、飼育書なんかには、大抵水槽内に陸場を作るように書かれていて、私も以前はいろいろ工夫して何とか設置したものですが、実際に長期飼育してみると、イモリたちの行動といえば水底をうろついたりちょっと泳いだりが大半で、せっかく作った陸場をほとんど利用してくれないことが判ります。
余程でっかいアクアテラでも組めば、自然に陸上行動も取るのでしょうが、せいぜい60cmの小さな水槽内で飼う分には、無理に陸場を作るくらいなら、すっかりアクアリウムにして水量を確保した方が、圧倒的に管理しやすいです。
呼吸のため時々水面に上がるので、水位は若干低めにしていますが、これでまったく問題なく飼えています。
個体間の闘争はあまり見られないんで複数飼育も問題ないと思いますが、目の前を横切るものをエサと勘違いしてかみつくことがあり、そのせいで指を失くしちゃうのが出るので、濾過装置の強い水流を緩和する意味も兼ねて、流木など体を傷つけないようなもので適当にレイアウトしておいた方がいいみたいです。
エサは、わが家ではテトラの「モンスター」と冷凍赤虫をメインに、ときどきちょっと変化をつける程度です。というか、エサ自体熱帯魚用にストックしてるものを使ってるだけです。
4匹中、3匹は普通のニホンイモリで、1匹だけシリケンイモリです。この中では、シリケンが一番の古株。
ニホンイモリはけっこう個体変異が大きいので、色柄に個性があるのを入手するようにしていると、識別も簡単です。