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開心香港街市

ほいさむほんこんがいしぃ
~気づけば在住6年目。香港のおいしいもの、おもしろいこと、ときどき…。在ホンコン的趣味生活~

あ~らよっ!

2006年12月01日 | 香港食記
香港人にいちばん受け入れられている日本ブランドと言えば、「Panasonic」でも「SHISEIDO」でもなく、「出前一丁」だー!!

他に美味しい麺がたくさんあるのに、なんで出前一丁なんかをありがたがって食べるのかがどうしても理解できず、4年9ヶ月の間ずっと避けてきました。麺を選ぶとき、出前一丁にすると2ドル増しになったりするのも許せませんでした。なんでインスタント麺が割り増しなんだよっ!!って。

ですが。
血が香港色に染まってきたせいでしょうか。近頃、にわかに「食べてみたい~」って気持ちがムクムクと。でも、どうせ出前一丁ごときにお金を出すのなら、美味しく食べたいじゃない! ということで、出前一丁の名店(…っていうのが存在するのもどうかと思うけど~)へ行って来ました。



香港10大茶餐廰に選ばれたこともある蘭芳園。なのにボロ小屋?

いえ。道っぱたの小屋は飲み物やサンドイッチなどの軽食を作る調理場で、その脇をすり抜けて入ると、中にちゃんとホール(なんて洒落たもんじゃないけど~)があるのです。何度も行っているけれど、食べるのはいつも「豚カツバーガー」で、出前一丁とは初対面とあってちょっと緊張気味なアタクシ。

普通のスープ麺として出前一丁を食べるのは、やっぱり日本人として「なんでだよ?」とひっかかかるところがある故、スープなし、オリジナルのソースが絡まった撈麺を選んでみました。

ご対面~!!

           

箸ではなく、スプーンとフォークで出前一丁を食す…。う、うん…。
パスタのごとく、フォークで適量を取り、スプーンの上でクルクル~。出前一丁を…。出前一丁を~。日本人的には、かなり抵抗ある絵図ですっ。

う。このソース美味い。しょうゆ味がベースになった和風ミートソースみたい。具のチャーシューとよく合ってる。そこへネギしょうがの薬味ソースをちょいと絡めると、味がさっぱり系に変わってヨシ。野菜の甘みもいい感じでソースをサポートしています。
そして。悔しいことに。

出前一丁、うまい!

ちゃんと出前一丁に合うよう工夫されたソースがかかっているからでしょうか、インスタントの粉っぽさも感じずツルツル~と食べられちゃいます。なんというか。これはこれで、麺としてのジャンルになっているんですね。ほうほう。

ちなみにこちらの店は奶茶も有名で、お客さんのほとんどが食事と共に奶茶を注文しています。紅茶の味がしっかり煮出されていて、練乳の濃厚さに負けずに「紅茶」を主張してるんですよー。

スープマカロニから遅れること約1年半。絶対そんなもんにカネ出すもんか!の2大禁忌をついに、ついに…。
ああ、もうこれで怖い物なし!!

叉焼式猪[石のしたに水]興撈麺+凍奶茶のセット HKD34(約540円)


蘭芳園 中環結志街2號 ℡2544-3895
7:00am~6:00am 日曜日はこの店舗は休業(すぐ隣の新店舗は営業)

天然水で飲茶 川龍村「瑞記茶楼」

2006年11月26日 | 香港食記
味やサービスは抜きにして、「飲茶をする環境」だったら“おっさんの園”最強! あの狭っくるしさがなんとも好きなんです。

と同時に、ず~~っと行きたいと思いつつも、「遠いから」という理由で足を運べずにいるうちに記憶の向こうに追いやられてしまった、もうひとつの“おっさんの園”もありました。
先日、ちょっと調べ物をしていたら、偶然にもそんなanother“おっさんの園”が検索にHIT。行ってみたーい!という思いが再び首をもたげてきました。

営業は朝6時から午後2時まで。でも、点心が売り切れたらそこでおしまい。

きゃー。休日は惰眠を貪りたい私にとっては、なんともデンジャラ~スな営業時間。売り切れって平均何時なのよ?? と、叫んでいても始まらない。目覚まし2個使用で早起きだっ!

MTR荃灣の終点「荃灣(チュンワン)」駅まで行き、そこからミニバスで20分。たくさんの緑に囲まれた山道をグイグリと登り、終点までいくと、そこが川龍村。そこにある「瑞記茶楼」が私の目指す、another“おっさんの園”です。


            

なんでも本来の飲茶屋の姿である「鳥自慢」が未だに行われている店なのだそうです。大切に育てている自慢の鳥を連れてきて、茶を飲みつつ、あーでもないこーでもないと鳥談義を繰り広げる…。昔は街の中の飲茶屋さんも、フツーにそういう姿が見られたそうですが、衛生面での問題からどんどんとそんな姿が店から消えていってしまったそうです。
なのに、なぜココは未だに鳥自慢OKなのかといえば、半分野外だから。テラス…というにはあまりにもムリがある、えーっと…広めのベランダ? そんなところに鳥かごを置き、その横のテーブルで飲茶をするわけです。



そして、この店は「天然水でお茶が飲める」としても有名です。緑に囲まれた土地だけに、まだ水がきれいなのでしょう。わき水を涌かしたお湯でお茶を入れるのです。一応、中国茶のうんぬんを囓った身としては、そりゃ試してみなくちゃね

店に入り、鳥自慢席の横にある、テラス…えーと、広いベランダ? のひと席を確保。すぐに、給湯室へ行き、自分で箸だの茶碗だのを取ってきます。なかなか年期の入った茶碗たちで、刻まれた歴史なのかただの汚れなのか分からない変色があるので、とりあえずその場で洗杯。お茶でジャブジャブ食器を洗う、アレです。

         
            
               
それから、無造作に置かれた茶葉入りバケツの中から、好みの茶葉をレンゲですくってティーポットへ。飲茶屋で何も聞かずに香片茶(ジャスミン茶)を出されると「なめんなよ!」と怒るくせに、なぜか今日は香片茶を選んでしまいました…。あれ~??

そして、そこへ給湯器からジョボジョボ~と天然水のお湯を注ぎます。コレか、これが天然水か! バケツ茶葉をも美味しくしてくれる天然水か!

茶の準備ができたら、階下に降りて、でっかいセイロとテーブルの上の点心から食べたいものを持ってきます。別に何も言わずに持って来ちゃってOKでした。お会計は、テーブルの上のお皿とセイロの数で計算してましたから。

             

そのほかの食べたいものを、オーダー票に書き込んでおっちゃんに渡したら、やっと着席。いただきます!!

作り置きの点心は、やっぱり味が落ちますね…。焼売もちょっとべたついちゃってました。でも、オーダー物はちゃんとできたてなので、美味しかったです。叉焼飽は生地がすごくしっかりしていて、皮の食感が楽しめるタイプ。中の叉焼餡もしつこくなくて良かったです。蝦餃は大きな粒の中にしっかりとしたエビが3匹。なかなか食べ応えがあります。どの点心もちょっと味が濃いめかな、って私は思いました。なのでたくさんお茶を飲んだので、天然水で入れたお茶を楽しみにしてきた私的には結果オーライって感じでしょうか~


             

肝心の天然水で入れたお茶ですが。テキトー保存のバケツ茶葉なのに、まろやかな口当たりだったのは、やっぱりお湯がイイからなのかなー、って思いました。茶葉の悪い物って口の中がクワクワ~ってするでしょ。それが全くなくて、柔らかくノドを通っていきました。持参した茶葉を使っている人もいたので、次回は私もお気に入りのお茶を持っていきたいと思います。

食べている間、ずっと隣のエリアからピーチクピヨピヨ~と鳥の鳴き声が聞こえ、山の緑が見え、犬の昼寝が見え…。のんびりしていいねぇ。外気にあたりながら飲茶なんて、他ではできないよねぇ。(超高級店とかならあるのかなー?) 
天気が良ければ遠方に海も見えるそうですが、残念ながら曇り空のため絶景は望めずでしたけれど、まったりとしたおやじ的雰囲気は充分堪能できました!



食べたものは全部で点心6品、叉焼ひと皿、白飯。叉焼が一皿55香港ドルなのは分かっていたのですが、他の物はいくらなのかどこにも表示がなくわかりません。「食べ過ぎちゃったね」「200ドルくらいいっちゃったかもねぇ」なんて言いつつ、お会計をお願いしました。

全部で90ドル。約1350円。わお! 
店員のおじーちゃんが、「えーと…、いっこー、にこー」って皿を積み上げながらの暗算ではじき出した数字なので、もしかしたら何かの間違いかもって心配になっちゃう額に少々とまどいましたが、おじーちゃんは、「ありがとよ!」の一言のあと片づけに入っちゃって私たちを気にする様子もないので、ありがたくその場を立ち去ったのでありました。

            

尖沙咀(チムサーチョイ)からならからMTRで20分、そこからミニバスで20分。1時間もあれば飲茶もひと味違う物になるんですねぇ。お手軽価格で天然水での飲茶が堪能できて、なかなか楽しい小旅行でした。


瑞記茶楼 荃湾錦公路川龍村58號 2490-5246
6:00am~2:00pm(点心が売り切れたら、2時前でも営業終了)

パイナップルパンと牛バラ肉麺とハンコとスイカタピオカ

2006年11月24日 | 香港食記
香港に来てまだ3ヶ月という方とお知り合いになりました。会話の端々に「B級グルメ大好き」という雰囲気がにじみ出ていて、“仲良くなれそう~♪”とひとり喜んでいたところ、グッドタイミングで聞かれました。「菠蘿油ってどこで食べられるの?」って。

菠蘿油(ぽーろやう)とは、私の大好きな菓子パン菠蘿飽にバターをはさんだもの。しからば、ご案内いたしましょう~。ついでにアレコレ食べちゃいましょう~と朝9時スタートでツアーをして参りました。

参加者4名。「朝ご飯は食べないように」との指令を忠実に守り、空腹で金鳳茶餐廳に到着しました。

           

焼きたてあつあつ菠蘿飽にバターがジュワーっとしみこんだ菠蘿油を食べる3人を眺め「どや?」と尋ねてみると、声をそろえて「美味しい~!」と。なんともうれしいリアクションです。案内した甲斐があるというものです。

で。「ココが名店だ!」と案内した張本人が、腿蛋三文治(焼いた玉子とハムのサンドイッチ)食べてるのはどーゆーこと? というツッコミはあえて無視!

           

火腿煎蛋三文治 HKD12(約180円)/熱奶茶 HKD11(約165円)


その後、湾仔(ワンチャイ)の露天街市を散策してクリスマスカードを購入しMTRで中環(セントラル)へ移動。

お次は牛バラ肉麺の名店、九記牛腩へと向かいました。お昼時とあって、道すがら見るお店はどこも満員。ってことは、当然、九記も並んでるよなぁ~、って思ったら。



はい。やっぱり、並んでいました。4番目という位置で順番待ち。
人が美味しそうに食べている姿を見ると、ついさっき腿蛋三文治と奶茶を食したというのに、しっかりお腹が空いてくるもんですねぇ。約15分の待ち時間の間にすっかり空腹になってしまいました。

席に案内されると後は早い! 注文から2~3分で麺がキター!!

           

いつもは牛腩“麺”を頼むのですが、今日はちょっと軽めに牛腩河粉にしてみました。私は、お米の麺のほうがお腹にずっしりこないように思えるのですけれど、それって気のせいなのかなぁ?

牛腩河粉 HKD22(約330円)


小さく見えるけれど、器にみっちり入った麺に「結構量あるよね」なんてイイながらも軽くクリアし、次は歩いて上環(ションワン)の文華街へ。ココは、別名ハンコ街といって、手軽にハンコが作れる小店舗がずらーっと並んでいるのです。



クリスマスカードの封筒に住所をスタンプしちゃおう~と思い、初めて私もオーダーしてみました。
名前と住所を中文と英語で併記して、ブルーのインクで、と作ってもらって、翌日以降の引き渡しでHKD100(約1500円)。こういうスタンプって個人で作ったのは初めてなのですけれど、これって値段的にどうなのでしょう?高いの?安いの??
ちなみに、1時間の特急仕上げはHKD200(約3000円)でやってくれるそうです。

           

なんとも事務的な見た目のハンコでしょ。これで、ベンベンとスタンプしたいと思います。





そこからまた10分ほどタラタラと歩いて西港城(ウエスタンマーケット)へ。ランガムプレイスにも入っている満記甜品でデザートタイムです。(余談だけど、『喰いタン香港sp』に満記甜品は出てこなかったね…

           

私は、西瓜西米露(スイカタピオカ)、菠蘿油ちゃんは芝麻糊加豆腐花(豆腐のごま汁粉かけ)、妊婦の友達はお腹の赤ちゃんのために椰汁燉燕窩(ツバメの巣入りココナッツミルク)。赤白黒。見事にバラバラな色合いが、私たちのキャラ同様でなんか楽しい。(ひとり早退のため3つしかありません~)

西瓜西米露 HKD18(約270円)/芝麻糊加豆腐花 HKD18(約270円)/
椰汁燉燕窩 HKD50(約750円)

時期的にスイカの甘みは少なかったけれど、さっぱりとした糖分と水分の補給になって満足。
よし!次に行くわよ!!って再び気合いが入ったところでタイムアウトとなってしまいました~。あら、残念。


朝からほぼ半日、3回の食事で、私の場合で63香港ドル。約945円。1000円切ってます。ハンコオーダーとちょっと値の張る(?)お買い物もあったけれど、まぁなかなか手軽なB級ツアーだったかなーって思ってます。
こんな胃袋強行軍がお好きな方、ぜひ次回ご一緒してください~

go cake? go! go!

2006年11月21日 | 香港食記
性別不明なたぶん女の子と、性別不明なたぶん男の子にダブルでお給仕された今日のGOGO Cafe。なぜか性別不明率の高いGOGO Cafe。
はい。また行って参りました。

ああ。ブルーと白の縦縞のエプロンを付けてお給仕してくれるのが彼で、まさにその名の通りのcafeだったら毎日通うのに…。いや、住むな。通うどころじゃない。ココに住むな!

あ。えー。妄想はコレくらいにして。


今日は、前回のレポの時に、「GOGOのケーキは美味しい!」というコメントをいただいたので、ケーキを主目的にV6友達、略してブイともと行って参りました!

季節だもんねぇのターキーサンドイッチで軽く食事を済ませたあと、いよいいよデザートへ! 

私が選んだのは、ブルーベリーチーズケーキ。
どのケーキにするか思案しているときに、性別不明なたぶん男の子がやって来て「今、ブルーベリーチーズケーキが焼き上がりました~」と知らせてくれたので、進められるがままに、それを。


            


パッと見、チーズケーキに見えないでしょう~。
ブルーベリーが粒ごと練り混まれたチーズケーキの上に、サクサクしたキャラメル生地がのっているんです。キャラメルってしつこさが残るのであまり好きではないのだけれど、こちらのは別! 別格! 甘さ控えめなだけでなくでシナモン風味を効かせてあるんです。そのシナモンがしつこさを消して、後味をさっぱりさせてくれます。
チーズケーキ部分は、どっかりとしたアメリカンタイプでありつつ、しっとりふんわりした軽さもあり、まさに私の好み、ど真ん中! 性別不明なたぶん男の子が、わざわざ焼き上がりを知らせてくれただけのことはある! とお皿に向かって拍手を送った次第です。


            


こちらは、お友達のアールグレーティチーズケーキ。
紅茶の葉っぱがふんだんに入ってます。ひと口味見させてもらったところ、フワーッと口いっぱいに紅茶の風味が広がりました。そして後からチーズの味もしっかりやって来て、なんとも爽やかなチーズケーキでした。
次はコレを食べたい! と思ったのですが、その日によって焼き上がるケーキの種類が違うそうなので、通わないと食べられないのかも…。もう、住むか! これ食べられるまで、ココに住むか!


一緒にコーヒーもオーダーしました。
前回も書きましたけれど、こちらのお店は統一のカップがなく、コレクションの中から選んで出してくれるのです。


            


お友達はシックなダークブルーで大人の雰囲気のカップ&ソーサー。
対して私は、おうち柄のポップなカップ&ソーサー。
可愛いけど…。この差はなに~? 外見の差? 落ち着きのなさを見破られたのかしら? 縦縞エプロン妄想が顔にでちゃったのかしら? やばっ!

よし! いつかGOGOでシックなカップ&ソーサーを出してもらえるようになイイオンナになるようにがんばる! 顔に出さない妄想の仕方、勉強する! 目指せ大人のオンナ。GO!GO!!


ターキーサンドイッチランチ+ブルーベリーチーズケーキ+コーヒー 
HKD87(約1300円)

GOGO Cafe 銅鑼湾加路連山道11 ℡2881-5598
12:00pm~11:00pm 日曜定休

豆腐料理専門店 B級編

2006年11月16日 | 香港食記
「豆腐料理」というと、「おいでやす~」な高級店をイメージしてしまうかもしれません。
でもでも、香港B級バージョンは、チープで庶民的なおいしさでございます!

「美味しいんだよー」と連れて行ってもらってから、すっかり虜になっている豆腐店。今日もお昼に友とふたりで行って参りました。

          

まずはご飯として炒麺と焼き豆腐を注文。

炒麺は、おかゆ屋さんのものだと「麺のみ!」ってものが多いのだけれど、こちらはもやしや青菜に加えて油揚げが一緒に炒まっているのがいい! もやしのシャキシャキ感と油揚げのフニッって食感が細麺に合います。

そして、お豆腐に魚のすり身をくっつけて焼いた魚肉煎醸豆腐。最高です! 店先の鉄板で香ばしく焼き上げ、注文に応じてアツアツを出してくれます。カリッとした表面にふんわりとした中身。魚のすり身はプリプリとくれば、あなた! 言うことないでしょう~。私は、コレにほんの少しのお醤油とすっぱ辛い辛椒醤をつけて食べるのが好きです。いつもは一皿4つなのに、今日はなぜか5つのってました。ラッキー



この2つをふたりでシェアしたわけですが、もちろん、これだけで食事が済むわけありません!
デザートを食べたいために、食事を控えめにしたのであります!うひひ!


                  

私が頼んだのは冷たい紅豆沙豆腐花。お豆腐に冷たいお汁粉をかけたものです。
これがさっぱりしていて美味しい。なんのひねりもない、とっても素直なお汁粉だからこそ、その優しい味がやわらかなお豆腐にぴったり。豆×豆だけれども、ヘビーさは全くなくて、さらさら~と入っていきます。

お友達が頼んだのは、温かい薑汁豆腐花。しょうがのシロップがかかった豆腐花です。風邪気味のときなどには、身体が暖まってとってもいいのです。

他にも、チョコレートかけやクルミのお汁粉かけなど、デザートのバラエティはたくさん! 次は何にしようか悩んじゃう~。

ヘルシーで安くておいしい。文句ナシ! ごちそうさまでした~


魚肉煎醸豆腐 HKD9(約135円)/豆ト芽菜炒麺 HKD9(約135円)/
紅豆沙豆腐花 HKD15(約225円)/薑汁豆腐花 HKD12(約180円)


人和荳品廠 堅拿道西15號地下10G號舖 ℡28342393 
11:00am~10:00pm

「アンティーク」 デビュー

2006年11月15日 | 香港食記
エッグタルトの超有名店、泰昌餅店が閉店に追いつめられた理由は、家賃の高騰でした。(現在は移転して営業再開
相当な上がりっぷりだったようなので、泰昌撤退の後がどうなるのかちょっと気になっていました。


その場所は早々に洒落たケーキ屋さんに生まれ変わりました。その名を「ANTIQUE」といいます。



店名を見た瞬間、ドラマ『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』から取ったな!って分かりました。はい。タッキーのパティシエ姿見たさに、毎週見てましたから~。(でも、私は今井翼派だったりする)

こんな高級そうな店、いつまでもつんだろうねぇ~、なんて前を通るたびに思いつつ、月日は流れました。すると、いつしか聞こえてくるようになった良さそうな評判…。

気が付けばSOGOの地下に支店まででき、勢いに乗っている気配。う。気になる!

と、そんなところへ、お使いものを用立てねばならぬ機会到来。チャ~ンス!とばかりに行って来ました「ANTIQUE」へ! 本店へ! アンティークデビューしちゃいました!!

ショーケースには15~6種類の繊細なケーキが並び、その上にはホールケーキが。テイクアウトのみかと思いきや、少々狭いながらもティーコーナーまであるではありませんか。あら、素敵~

バラエティに富んだ美味しそうなケーキを横目で見ながら、お使いもの故、私の好みは置いておいて、チーズケーキをホールで注文。少々じれったいくらい丁寧にラッピングをしてくれました。




まるでおしゃれな帽子やさんのケースのよう。結んであるリボンにも金色の「ANTIQUE」の文字。洒落ています。


こっそり開けて写真を撮ってしまいました。(内緒ですよ…。あ。もうバレてる?)



飾りはチョコレートのプレートとラズベリーひと粒とシンプルだけれど、持ち上げるとしっかり重みがあります。クリームチーズをちゃんと使っている証拠ですね。


切り分けていただいたケーキは、それは美味しゅうございました
ベイクドチーズケーキとチーズケーキスフレとの中間のような柔らかで、とってもしっとり感があります。甘さは控えめで、上にかかっていたヨーグルトソースの酸味がさらに後味をさっぱりとさせてくれます。

聞くところによると、添加物の類は一切使わず、素材だけで食感もおいしさも作り分けているとか。これは、各種試さずにはいられない! 

ああ。もはや別腹だけではこなしきれない…。甘い物専用の胃袋がもうひとつ欲しい…。


Signature Cheesecake(6インチ)HKD200(約3000円)

ANTIQUE 香港中環擺花街32號地下 ℡2542-2816
11:00am~8;30pm 

マカオの有名エッグタルト、香港で買えます

2006年11月03日 | 香港食記
3年前、写真を見てひと目惚れ。「マカオに行ってコレ食べる!」と心に決めて速攻で出かけたことがありました。

私を一瞬で陥落させたエッグタルト、その店の名をロードストーズベーカリーといいます。マカオではものすごく有名な店です。




いや、それが!!!

本当に美味しい。卵と牛乳の味がしっかりして、外皮のパイもサクサク。食べきれなかった分をホテルの冷蔵庫に入れておいて、翌朝たべたら、まるでプリンのパイ包みのよう~
普通のエッグタルトは冷めてしまうと、ちょっとトホホ感が漂いますが、コレは多めに買って、あえて残して冷蔵庫に入れたいくらいです


そんなエッグタルトが、ちょっと前から香港でも買えるようになりました!! なんて嬉しい~!!

銅鑼湾(コーズウェイベイ)にある、エクセルシオールホテル内にあるEXpressoというカフェで香港内独占販売しています。




マカオでは1コ6ドルのところ、香港では1コ7ドル(約100円)。でも、食べたいときに食べられるんだから、1ドル高いなんて文句は言いません~。


この絶妙な焼き色。そして、濃厚な素材の味と程良い甘さ。立ち上る香ばしい香り。うっとり…。

         


4個買うと、上の写真のような箱にいれてくれます。
次回、日本へこっそり持ち帰るおみやげはコレかな…。


怡東酒店(EXCELSIOR HOTEL) EXpresso  銅鑼湾告士打道281號 ℡2837-6777 
月~土 6:00am~7:00pm/日・祝日 8:00am~6:00pm

1950年をうかがいに

2006年10月27日 | 香港食記
ものすごーく美味しいわけでもなく、特徴のあるメニューがならんでいるわけでもないのに、日本のガイドブックでも取り上げている有名な店にいってきました。





1950年の開店当時の趣を今でも保っていて、古き良きってこういうことなんだろうなぁっていう雰囲気がウケるんでしょうね。かくいう私も、その雰囲気に浸りたいがために行きました。

店内は1階と2階に別れています。以前、行く前に諸先輩方より「迷わずより雰囲気のいい2階へ行け!」とアドバイスをうけ、いざ実行!と思ったら。2階は清掃中だとかで入れてもらえなかったのでした…。そのリベンジということで、今度こそ2階に!!と気合い充分で店に足を踏み入れ階段を上ろうとしたとたん、再び「今、行けないよ」と店主のおじさんの制止の声。「なんで?」と理由をたずねてみましたが、おじさんには聞こえなかったようで、ソコに座りなよ~とレジ脇の席を指さされてしまいました。なぜかご縁のない2階。悲しい~


排骨飯が有名なんだそうですが、そこまでヘビーなものを食べる気分でもないので、茶餐廳(チャーチャンテン)でお茶するときの私的定番、腿蛋三文治(ハムと焼いた玉子のサンドイッチ)と温かい奶茶(濃厚ミルクティー)を注文しました。





美都餐室と契約しているミルクの会社なんでしょうねー。どこのテーブルにもこの黒白淡奶のウシさんカップが乗っています。これまたレトロな絵柄と色使い。いいわぁ。

確かに聞いていたとおり、有名店とはいえお食事内容は普通の茶餐廳。ただその辺の茶餐廳だと、パンにバターも塗らず素パンにハムと玉子を挟むだけなんだけど、ココはうっすらバターが塗ってありました。そこが老舗のこだわり、かな??

店の奥ではご近所さんなのかなぁ、3人で仲良くウシさんカップを並べてお話しています。天井にはシーリングファンと横文字で呼ぶのがはばかられる天井扇風機が回っています。
音楽も流れていないし、混み合う時間でなければぼんやりと過ごすのにいいかもしれない。





奶茶にスプーン半分の砂糖を混ぜながら、そんなまったりしたレトロな雰囲気を味わっていたとき、ふと目がいきました。

店主さんが履いているのはニューバランスのスニーカー。店主夫人に至ってはナイキの多機能シューズ。ソックスもナイキでそろえてます!
足下は先端行。うむ。そのアンバランス。嫌いじゃないかも。


腿蛋三文治 HKD14(約210円)/熱奶茶 HKD11(165円) 


美都餐室(Mido Café) 油麻地廟街63號 ℡2384-6402
8:00am~9:30pm

“喰いタンホテル”でランチビュッフェ

2006年10月19日 | 香港食記
もう、私の中では「ランガムプレイスホテル」は、そんな名前に変更されてますよ…。

しつこいほど言っていますが、このホテルは『喰いタン in 香港』の香港ロケの際、ロケ隊が宿泊したホテルですね~。ホテルHPによると、ベッド周りのリネン類にこだわっているとか。
真っ白なリネンにくるまれて、かの人は寝たんですね。うつぶせで。枕の下に手を突っ込んで。(きー!リアルに妄想しちゃいましたっ!)

スラップ待ちもあって、まだその『喰いタン in 香港』は未見なのですが(来週届くぜぃ!)、すでに見た同行のブイ友の話によると、ホテル内のこのレストラン「The Place」でもロケが行われたとか。きゃーっ。記念にその席座っちゃわなくちゃ!



ビュッフェに行って、いきなりパンを手に取ってしまい周囲を呆れされたことのあるおバカな私なので、今日は初めから「パンはダメ!パンはダメ!」と念仏のように唱えつつ、食べない分写真に収めてきました。その横にはずらーっとサラダ。グリーンサラダからタイ風サラダまで、このエリア全部サラダです!




点心もありました。ビュッフェの点心って、保温し続けているから水っぽくなっちゃっていることが多いけれど、ココのはそんなことなかったです。蝦餃の皮が厚めだったけど、それはそれで好みだったりするので、美味しくいただけましたよー。焼売も大きくて飲茶で食べる点心と遜色なし!

フレンチ、カレー、すし、シーフードと満艦飾のビュッフェテーブルをひと回りしたら、シメはやっぱりこれですよ、コレ。




どんなにメインディッシュが美味しくても、デザートがNGなビュッフェってがっかりでしょうー。プチケーキがたくさんのったデザートテーブルから、ホテルロゴの入ったティラミスとチーズケーキ、マンゴーのデザート(楊枝甘露かとおもったらちがった)を選んできました。

これがね!おいしー!!
ティラミスのスポンジ部分に浸みたエスプレッソが苦めで、大人の味って感じです。大きい器だったけど、しっかり完食。チーズケーキは小さいから当然完食。これもチーズがなめらかで、小さくても満足度高かったです

ここのウリのひとつはチョコレートファウンテン。チョコレートの滝の部分に、串に刺したフルーツやマシュマロなどをいれ、チョコがけにしちゃうってヤツです。このチョコレートファウンテンもだいぶポピュラーになってきて、結構ビュッフデザートとして置いてあるところも増えてきたけれど、なんと、ココはホワイトチョコバージョンもあったりするのです! これはめずらしい!!



…でも、私、ホワイトチョコは苦手なのでトライしませんでした。すまんです…。
普通のチョコの方はメロンに付けていただきました。甘さ控えめでちゃんとカカオの味がしましたよー。フルーツの酸味とよく合う口当たりもなめらかなチョコでした

このほか、ワッフルにクルミ入りメイプルアイスクリーム乗せ、ライチ風味のおもちの中にアイスが入っている雪見大福のようなおもちまでいただきました。

もう液体すら入る隙間もないほど満腹になってしまい、その場で焼いてくれるクレープは断念。ああ残念無念…。次回ティービュッフェでリベンジだー!


さてさて。友の解説により『喰いタン』の涼介さんが座った席を拝んできました。涼介目線で、「The Place」ご覧ください!




あぁ。ココにいたんだね。ココ歩いたんだね。この景色眺めたんだね…。
結局そんな会話に終始してしまった、過去振り返りまくりのネガティブな私。
ドラマ見る前に来てよかったかも。

そうそう。ドラマを見た方なら分かると思いますが、金田一のお友達で、ココで働いている設定の金髪で恰幅の良いお姉さんがでてくるそうですね。あの方は、本当に「The Place」の従業員でした。かなり迫力のある人だったので、怖くてカメラは向けられなかったわ…。

どうも、ランガムプレイスホテルに来ると弱気になっちゃうなぁ~。なんでだろう~


Lunch Buffet  HKD168(約2520円)+サービスチャージ10%

The Place 香港九龍旺角上海街555號 ℡3552-3200
ランチビュフェは 12:00pm~3:00pm

ベーグルも好きでして

2006年10月17日 | 香港食記
香港のパンって、どんなものも不思議と甘い。菠蘿飽(パイナップルパン)のように、甘みを目的に食べるパン以外の、食パンやロールパンでもほんのり甘みを感じるの。

それはそれでいいんだけど、ちゃんとした食事パンが食べたい!ってときにはちょっと物足りない~。もともとすごーいベーグル好きなもので、そんな発作に襲われたときは、バスを乗り継いでおいしいベーグルを求めにSOHOまで出かけます。


          

この外観だけ見てると、ニューヨークのSOHOみたいだけど、ココは紛れもなく香港ですよん。

「Soho Bakery」というデニッシュやケーキ類を販売する店と同居する形で(と、いってもキッチンは共有で経営者も同じだけど)、目指す店「The Bagle Factory」は存在しています。

ベーグル専門店だけあって、ココのベーグルはちゃんとベーグル本来の食感がするの きっちり生地がつまっていてモチモチした歯ごたえ 
水と小麦粉だけで生地を練り、一度生地を茹でてから焼き上げるっていうベーグル本来の作り方を守っているんだそうです。




好きな具を選んでベーグルサンドを作ってもらい、その場で食べることも出来るけれど、私はベーグルは軽くトーストしてそのまま食べるのが好きなので、いつもお持ち帰り。


今回の収穫は、プレーン、ガーリック、シナモンレーズンの3種類。

               

6個買うと1個おまけになるので、すぐに食べない分は冷凍保存しています。
でも、たかがベーグルとはいえ、7個って持って帰るの結構重い~


ベーグル1個 HKD8(約120円)

The Bagle Factory 中環依利近街41-B2舗 ℡2951-0755
8:00am~7:00pm

ちなみに昨日のIchi Ni Sanの斜め前に位置しています。