ケフィアの資産回収20億円止まり 都内で債権者集会
通信販売会社「ケフィア事業振興会」の債権者集会後に記者会見する被害対策弁護団=21日午後、東京都港区
加工食品のオーナー制度で多額の資金を集め、1千億円超の負債を抱えて昨年9月に破産した通信販売会社「ケフィア事業振興会」(東京都)とグループ会社28社の第1回債権者集会が21日、都内で開かれた。破産管財人の内田実弁護士は、債権者が3万人超に上り、現時点で回収のめどが立っている資産は20億円余りにとどまると明らかにした。
集会後に記者会見した被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)によると、集会には全国の債権者ら1千人以上が参加した。創業者の鏑木秀弥(かぶらき・ひでや)元代表も出席し「皆さまにご迷惑をおかけし、申し訳ない」と謝罪。ただ参加者の質問には「覚えていない」「知らない」などと説明し、参加者から「答えになっていない」と怒号が飛んだという。
集会に参加した練馬区のパート従業員の女性(73)は「300万円を出資したが、1円の返金もない。家族にも打ち明けられずにいる。信じた自分がばかだった」と話した。
同社は平成4年に創業。グループ会社が製造する干し柿やジュースなどの加工食品に出資すれば、半年後に利息分とともに支払うオーナー制度を展開。また、グループ会社の設備投資名目などで高配当をうたい出資者を勧誘していた。
29年11月ごろから出資者への支払い遅延が発生。今年2月には、警視庁が出資法違反(預かり金禁止)容疑で家宅捜索した。第2回債権者集会は来年1月21日に予定されている。
通信販売会社「ケフィア事業振興会」の債権者集会後に記者会見する被害対策弁護団=21日午後、東京都港区
加工食品のオーナー制度で多額の資金を集め、1千億円超の負債を抱えて昨年9月に破産した通信販売会社「ケフィア事業振興会」(東京都)とグループ会社28社の第1回債権者集会が21日、都内で開かれた。破産管財人の内田実弁護士は、債権者が3万人超に上り、現時点で回収のめどが立っている資産は20億円余りにとどまると明らかにした。
集会後に記者会見した被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)によると、集会には全国の債権者ら1千人以上が参加した。創業者の鏑木秀弥(かぶらき・ひでや)元代表も出席し「皆さまにご迷惑をおかけし、申し訳ない」と謝罪。ただ参加者の質問には「覚えていない」「知らない」などと説明し、参加者から「答えになっていない」と怒号が飛んだという。
集会に参加した練馬区のパート従業員の女性(73)は「300万円を出資したが、1円の返金もない。家族にも打ち明けられずにいる。信じた自分がばかだった」と話した。
同社は平成4年に創業。グループ会社が製造する干し柿やジュースなどの加工食品に出資すれば、半年後に利息分とともに支払うオーナー制度を展開。また、グループ会社の設備投資名目などで高配当をうたい出資者を勧誘していた。
29年11月ごろから出資者への支払い遅延が発生。今年2月には、警視庁が出資法違反(預かり金禁止)容疑で家宅捜索した。第2回債権者集会は来年1月21日に予定されている。
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