
日大の大塚学長のお粗末会見にアメフト部選手らが「もう黙ってろ」転校先探す1、2年生続出 日本大学は6月1日、理事会を開催し、内田正人前監督が常務理事を退任したこと、危険タックル問題で第三者委員会を設置すること、そのメンバーとなる弁護士らを発表した。
そして社会問題化している危険タックル騒動の収束を図ろうとし、日大の大塚吉兵衛学長らは理事会終了後にスポーツ庁に赴いたが、トップである田中英寿理事長はついに姿を現さなかった。 、 「スポーツ庁、文科省が求めているのは、アメフト部ではなく、日大という大学、学校法人そのもののガバナンスのあり方を問題視している。だが、大塚学長らの話は、アメフト部の指導をどうする、監督は誰にする、第三者委員会で調査するなどまったくこちらの意図を理解していない様子だった。それゆえに1時間半もかかったのです」(スポーツ庁関係者)
スポーツ庁への説明後、記者会見に応じた大塚学長は、「(文科省、スポーツ庁は)大学のことを理解しているのか」と不満げな表情。
そして、関東学生アメリカンフットボール連盟が宮川泰介選手の危険タックルについて「内田前監督、井上前コーチが指示した」と認定してことについて「意見がまったく違う」と不満を露わにした。
さらに常務理事を退任した内田前監督は、まだ日大職員としては籍があることなどを説明した。大塚学長の会見をテレビでみていたアメフト部の現役選手はこう話す。
「あちゃ~、またやちゃってるよと思いました。連盟の処分は内田前監督、井上前コーチの除名、いわば永久追放で厳しいもの。おまけに内田前監督の“嘘”まで連盟は認定してくれた。宮川選手の危険タックルの反則で15ヤードの罰退。それを監督やコーチが見ていないなんて、あり得ませんよ。 連名は学生のことを考慮してくれた温情ある処分をしたので、1、2年生はきちんと体制を立て直せば、また来シーズンは試合に出場できるとホッとしていたのに。今年の公式戦出場の可能性だってある。なのに大塚学長は連盟を批判、テレビに向かって『もう黙ってろ』と叫びました」
一方、常務理事を退任するものの日大に職員として残る内田前監督についてはアメフト部からこんな不安も漏れる。