公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

学力テスト後

2015-04-18 | 現在の教室運営
例年、春休み終わりごろ、学力テストをしています。
いわゆる業者テストですが、各問ごとに正答率表が付くのが気に入っていて
ずっと使っています。しかし、今年は採点をしていてがっくり・・・・・・

採点は業者任せではなく、こちらでやって、結果をWebで送信して後日
生徒毎の成績等が送られてきて、
その結果をお伝えしながらの三者面談となるのですけれども。
幼児期から学習継続している6年生の子に、
国語も算数も4割以下しか取れていないのが一人いました。

この子は、上の子もそうでしたけれど、ほんとに とろいのです。
6年以上も付き合ってきて、ちっとも考えるようにならないということに
あらためてがっくりきてしまいました。

漢字の読み書きはできるし、現在数学は6年相当の終わりに近づいていますから
うちの教室での学習が無駄とは言えないと思いますけれど
それにしても。
これだけ手間暇かけてきて、こんなものかと思うと・・・・・・

げんなり感はおさえて、六年生だけ、学力テスト訂正学習を教室でやりました。
この子だけというわけにはいかないので
まず算数の当日学習をお休みにしてその代りに訂正学習ということにして。
二人ずつ組みにして
どちらかができている場合にはその解き方を説明させるということにし
二人とも解けていない場合には私が説明するということにして
とっとと進めました。

うちの教室はワンルームで、問題の子は最前列で自分の訂正学習をしていましたから
指導席でのやり取りは聞こえていたはず。
間違い箇所のいくつかは自分で直してきました。
最後にこの問題の子ともう一人をセットにして他の組と同じようにさせてみましたが
式は写そうとするか、見えないようにして書かせると
最前の説明が聞こえていない(耳にはとにかく、アタマには届いていない)のがありありでした。
相方の説明をもう一度、より噛み砕いてくりかえしてやり、何とか全部の訂正は済みました。

ただ一つの救いは
うちの教室で使っているテキストの分数だらけの四則混合計算が自力ででき
その訂正も自分で間違いを発見して直せるようにはなっているということです。
だから、まるきりオツムが弱いというわけではないと思えるだけに
学力テストで得点できないということが歯がゆくてならないのです。





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