▲有岡城跡
天正2年(1574)、伊丹氏を破った荒木村重が、摂津守となり伊丹城を「有岡城」と改名しました。
伊丹段丘の東端の高台を利用して、本丸・侍町・町屋を堀と土塁で防備した我が国初といわれる「惣構え」の城郭を完成させました。
織田信長に謀反の疑いをかけられ、信長軍の攻撃に一年余り耐えましたが、天正7年(1579)12月有岡城は落城しました。そして、天正11年(1583)に廃城となりました。
明治時代、鉄道の開通により、本丸の大部分が削られ、西側の一部分だけが残りました。
昭和50年の国鉄の複線・電化工事の折、発掘調査で石垣・井戸・土塁の遺構や礎石建物跡、庭園跡が発見されたため、城跡は保存されることとなりました。
昭和54年に国史跡に指定され、昭和63年には、本丸西側と猪名野神社西側の堀跡も追加指定されました。本丸部分は整備されて史跡公園になっています。
本丸の石垣の一部だけしか残っていませんが、現在にいたる町の歴史の流れを感じることができます。
桜の開花頃にちょっと出かけてみませんか。
※伊丹市文化財ボランティアの会では、「市内史跡めぐり」ガイドを行っています。
お問合せ:伊丹市教育委員会事務局 社会教育課 文化財担当
TEL 072-784-8090 FAX072-784-8083
■ 休館中の仮事務所移転先 ■
東リ いたみホール (伊丹市立文化会館) 内
〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前1-1-3
休業日:火曜日 (祝日の場合は翌日) ※東リ いたみホールの休館日に準じます。
受付時間:10:00~18:00
TEL 072-772-5959
FAX 072-772-5558
※TEL、FAXはこれまでと変わりません。