伊丹市立伊丹郷町館~江戸時代の町家へようこそ~

兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20 市立伊丹ミュージアム
旧岡田家住宅・酒蔵、旧石橋家住宅 公開中

市立伊丹ミュージアムからのお知らせ

2023年10月01日 | 日記

伊丹市立伊丹郷町館を含む「みやのまえ文化の郷[*1]」は、「みやのまえ文化の郷再整備事業基本計画」に基づく大規模改修工事を実施し、博物館を加えた市立伊丹ミュージアムとして、令和4年4月22日(金)にグランドオープンしました。

今後の事業については市立伊丹ミュージアムのWEBサイトをご確認ください。
https://itami-im.jp/


*1 「みやのまえ文化の郷」は、美術館、工芸センター、伊丹郷町館(旧岡田家住宅、旧石橋家住宅、新町家をいう) に(公財)柿衞文庫を加えた文化ゾーンの愛称です。


伊丹を散策

2021年03月10日 | 日記

▲有岡城跡

天正2年(1574)、伊丹氏を破った荒木村重が、摂津守となり伊丹城を「有岡城」と改名しました。

伊丹段丘の東端の高台を利用して、本丸・侍町・町屋を堀と土塁で防備した我が国初といわれる「惣構え」の城郭を完成させました。

織田信長に謀反の疑いをかけられ、信長軍の攻撃に一年余り耐えましたが、天正7年(1579)12月有岡城は落城しました。そして、天正11年(1583)に廃城となりました。

明治時代、鉄道の開通により、本丸の大部分が削られ、西側の一部分だけが残りました。

昭和50年の国鉄の複線・電化工事の折、発掘調査で石垣・井戸・土塁の遺構や礎石建物跡、庭園跡が発見されたため、城跡は保存されることとなりました。

昭和54年に国史跡に指定され、昭和63年には、本丸西側と猪名野神社西側の堀跡も追加指定されました。本丸部分は整備されて史跡公園になっています。

本丸の石垣の一部だけしか残っていませんが、現在にいたる町の歴史の流れを感じることができます。

桜の開花頃にちょっと出かけてみませんか。

 

※伊丹市文化財ボランティアの会では、「市内史跡めぐり」ガイドを行っています。

お問合せ:伊丹市教育委員会事務局 社会教育課 文化財担当

      TEL 072-784-8090 FAX072-784-8083

 

■ 休館中の仮事務所移転先 ■
東リ いたみホール (伊丹市立文化会館) 内
〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前1-1-3
休業日:火曜日 (祝日の場合は翌日) ※東リ いたみホールの休館日に準じます。
受付時間:10:00~18:00
TEL 072-772-5959  
FAX 072-772-5558 
※TEL、FAXはこれまでと変わりません。

 

 


文化碑

2021年02月22日 | 日記

市内にある文化碑が、現在60基設置されているのをご存知でしょうか。

また、鬼貫句碑が市内に7基あります。

 

江戸時代、伊丹の酒の名声が天下に拡がるにつれて、文人墨客が来遊し、伊丹風俳諧をはじめとする文化活動が盛んとなり、

酒の町、文化の町として繁昌したことで、多くの文化遺産が残されました。

昭和五十七年から、“歴史を今に生かす市民文化都市”のテーマで、新しいまちづくりが提唱され、

その一環として伊丹に残された詩歌や文章を文化碑として、ゆかりの地に設置することが決まりました。

この事業は、伊丹市文化財保存協会が担当されました。

市民の方から、散歩の途中で偶然文学碑見つけられて、お問い合わせが時々ありましたので、いくつかをご紹介いたしましょう。

 

碑番号②  建立場所:春日丘6丁目 産業道路伊丹坂トンネル上

藤原定家  「ゐなやまの 山のしつくも いろつきて しくれもまたす ふくるあきかな」

      (猪名川上流の山も色づいて、時雨も待たず、ふけ行く秋の風よ。山の秋もいよいよ深まっていく―)

 

碑番号④  建立場所:緑ヶ丘1丁目 緑ヶ丘公園内遊園地横

上島鬼貫  「おもしろさ 急には見えぬ ススキ哉」

      (眼前のすすき、このすすきのもつ味は静かにじっくり見ていてこそ感じられてくるものだ。)

 

碑番号㉗  建立場所:寺本2丁目 昆陽寺境内

後醍醐天皇 「命あれば 昆陽の軒端の 月も見つ 又いかならん 行末の空」

      (命あればこそ、こうして昆陽の宿の軒端の月も見ることができたのだ。これから先も、またどのような、

      思いがけない経験をするであろうか。)

 

碑番号㊾  建立場所:中央3丁目 白雪長寿蔵前

若山牧水  手に取らば 消なむしら雪 はしけやし この白雪は わがこゝろ焼く

      (手に取るとすぐにも消えてしまうと思われる白雪 ああいとおしい白雪よ この白雪は私の心を焦がさずには

      おかないのだ。)

 

散歩中に出会えば、足を止めて一読を!

 

お問合せ: 教育委員会事務局生涯学習部 社会教育課文化財担当

 電話:072-784-8090 ファックス:072-784-8083

※「文学碑をたずねて」参照(伊丹市文化財保存協会発行)【観光物産ギャラリーにて販売】

 

■ 休館中の仮事務所移転先 ■
東リ いたみホール (伊丹市立文化会館) 内
〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前1-1-3
休業日:火曜日 (祝日の場合は翌日) ※東リ いたみホールの休館日に準じます。
受付時間:10:00~18:00
TEL 072-772-5959  
FAX 072-772-5558 
※TEL、FAXはこれまでと変わりません。


大規模改修工事着工

2021年02月01日 | 日記

博物館の機能集約に伴うみやのまえ文化の郷の一年以上にわたる大規模改修工事が、

2月1日(月)、着工いたしました。

みなさまには、工事中なにかとご迷惑をおかけいたしますが、歴史・芸術・文化に係る総合的な

発信拠点施設「総合ミュージアム」(仮称)への歩みを見守って頂ければと思います。

博物館、美術館、柿衞文庫、工芸センター、郷町館の5施設が、

それぞれの垣根を超えた文化交流でみなさまを魅了いたします。

ご期待ください。

 

■ 休館中の仮事務所移転先 ■
東リ いたみホール (伊丹市立文化会館) 内
〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前1-1-3
休館日:火曜日 (祝日の場合は翌日) ※東リ いたみホールの休館日に準じます。
受付時間:10:00~18:00
TEL 072-772-5959  
FAX 072-772-5558 
※TEL、FAXはこれまでと変わりません。


鳴く虫と郷町 ~虫密時~

2020年09月12日 | 日記

「暗蔵フルオーケストラ~虫密時(むしみつどき)~」

9月1日から、博物館の機能移転による大規模改修工事ため長期休館しております。

秋の伊丹の風物詩「鳴く虫と郷町」には、残念ながら伊丹郷町館は、いつものような形では参加できませんが、

旧岡田家住宅・酒蔵に虫たちが開催前に大集合しました。リ~ン、リ~ン、ガシャ、ガシャ・・・・

虫たちの大合唱をYou Tubeで9月11日より配信しております。

https://youtu.be/rFhl4DA_NTY

暗闇に浮かぶ行灯と虫の音、どこか違う世界に迷い込んだような気分になりませんか。

秋の夜長をゆったりとお過ごしください。

 

※「みやのまえ文化の郷」(美術館・工芸センター・伊丹郷町館・柿衞文庫)は、8月31日(月)より

博物館の機能移転並びに大規模改修工事のため長期休館いたします。

令和4年(2022年)4月1日よりリニューアルオープンする予定です。

みなさまには、ご不便とご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜わりますようお願い申し上げます。

 

~~~伊丹市立伊丹郷町館~~~

 旧岡田家住宅・酒蔵<重要文化財>  

 旧石橋家住宅<県指定文化財>   

兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-28  

電話 072-772-5959   

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