太った婦人とカドガン卿との雑談

ハリーポッターをこよなく愛する「いい大人なはず」の人間が雑談してます。カドガン卿ですから、多少のことには目をつぶって。

コレクターならば、誰でもふつう、「本」を集めている。

2006-09-10 01:56:29 | 狂ったお買い物byカドガン卿


本日は、
「本」について、御紹介します。 当たり前ですけど、ハリー・ポッターの本です。 コレクターによっては、「本が命」な人もいて、各タイプの本をずらっと持っている人もいます。 UK版、US版、UK Delux版など各種類の初版本・・・・ それからJKRさんや映画キャストのサイン入りの本などです。 カドガン卿は、あまり「本」には詳しくないのですが、一応、コレクターのはしくれとして、「本」も集めています。

初めていらした方はまずこちらへ 自己紹介etc.

■ 「賢者の石」~「秘密の部屋」
「初版本」をずらりと集めたい・・・とは思っても、ハリー・ポッターが超人気シリーズになった頃には、「賢者の石」や「秘密の部屋」の初版本を見つけ出すのは到底不可能な状態になっていました。 
UK版がすべての原点なので、Bloomsbury社の「賢者の石」の「Children's Edition、初版、第1刷」が一番価値があると言えます。 ところが、これはほとんど存在しないんですよね。 当初、初版はあまり多く印刷されなかったのです。 現在出てきているものは、良くて「初版だけれども、図書館に寄贈された古本」です。 UKアダルト版や、US版や、UK Delux版や、Large Print版や、ペーパーバックは、しばらく後に発売されているので、ずっと手ごろ値段で売られています。 それでも、US版の「初版、第1刷」は、既に大変にレアになってしまっており、手に入れるのは困難です。
カドガン卿は、とっくに、「賢者の石」や「秘密の部屋」は諦めていて、ずっと後のペーパーバックしか持っていません。 今更、UKデラックス版の初版(結構人気がありますが・・・)を買っても、あんまり嬉しくないんです。
日本語版については、どちらの本も、「初版、第1刷」を持っています。 後に訳が修正された経緯があったりするので、一応、価値はあるんではないでしょうか。 例えば、課目のCharmは、「妖精の魔法」⇒「呪文学」と訳が変わりましたし、リリーとペチュニアの姉妹関係が逆(ペチュニアが姉)になっていたりします。
「完璧な日本版の初版・第1刷」は、がついていて、帯に書かれている内容が一番最初の状態のものだと思います。 残念ながら、カドガン卿が持っているものは、「2001年夏ワーナーブラザーズが映画化決定!」と帯に書いてあって、初版・第1刷ながら、ちょっと新しい帯なのだろうと思います。

↓日本語版、「賢者の石」と「秘密の部屋」、初版・第1刷。


UK版のペーパーバックのミスプリ本も持っています。 ご覧になると分かるとおもうのですが、肝心の「Harry Potter」という金色の文字がプリントされていないんです。 「and the Philosopher's Stone」しか書いてありません。↓



■ 「アズカバンの囚人」
「アズカバンの囚人」は、UK版の最も古いバージョンを持っています。 以前に、2004年4月2日の過去ブログ記事で、その本の御紹介をしました。
UK版「アズカバンの囚人」、Children's Edition、初版、第1刷、第1ステート(UK
1st Edition, 1st Print, 1st State)です。(↑ブログトップの本がそれです。) 
このように、第1刷の中に、第1~第3ステートがあるのは、「アズカバン」だけだそうです。 初版・第1刷・第1ステートは、著作権が、J.K.Rowlingではなく、Joanne Rowlingに、なっていて、第2ステートで訂正されています。 また、印刷会社名Claysが書いてあって、本の裏に広告がないものが、第2ステートまでです。 それ以降の初版・第1刷を第3ステートと呼びます。

1.まず、第1刷かどうかは、ナンバーラインで分かります。 第1刷なら、ナンバーが10~1まであり、第2刷なら、ナンバーは10~2までしかありません。 また、印刷会社Claysが書かれているので、第1か第2ステートです。↓


2.ミスプリで、著作権が、J.K.Rowlingではなく、Joanne Rowlingになっています。(2nd
Stateで訂正。) 第1ステートです。


2.表紙(カバー)の裏側に広告がありません。(3rd Stateからは有り。)第2ステートの印です。 広告があれば、第3ステートです。
(フォトがありません。ごめんなさい。)

3.第1ステートのミスプリ。魔女の火あぶりの話題の箇所で、単語「burnt」の後、改行されている。



4.第1ステートのミスプリ。第1章の途中のパラグラフで、左揃えが真直ぐになっていない箇所があります。


↑「だからどうだっていうの?」と、おっしゃる方もいらっしゃると思うんですが、この本は極めてユニークで面白いミスプリがあり、数も少ないので、大変に人気があります。 Joanne Rowlingと書いてある本は、コレしかないんですから。

日本語版も、初版・第1刷を持ってます。


また、トリオとトム君のサイン入り、UK版ペーパーバックも持っています。↓



■ 「炎のゴブレット」
UK版「炎のゴブレット」以降、ナンバーラインがなくなりました。 初版・第1刷の場合、単に、First Editionと書いてあります。

初版・第1刷には、大変に興味深いエラーがあります。 
(このエラーは初版・第1刷全てにあります。バリエーションはないので、ステートはありません。)
1. Priori Incantationの場面で、ヴォルデモートの杖から出てくる、死んだ人の順番が間違っています。 リリーではなく、ジェイムズが先に出てきます。 従って、"Your father is coming."となるべきリリーの台詞が、"Your mother is coming."というジェイムズの台詞になっています。 
2. Fudgeとなるべきところが、Crouchとなっている箇所があります。 ↓下を参照ください。 その時点では、既にCrouchは行方不明状態(本当は殺されている)ので、おかしいのです。

尚、これらのエラーは、US版には無いそうです。 カドガン卿所有のものは、これらのエラーがあります。

また、UK版・初版にJKRさんのサインが入った本も持っています。↓


それから、UK Delux版に、映画キャスト24人のサインが入った本も持っています。 嘘みたいですが、本物なんですよ。 笑 ↓



■ 「不死鳥の騎士団」
カドガン卿は、UK版、US版、日本語版、どれも初版・第1刷を持っています。 アマゾンで予約しておいて、売り出された日に受け取ったものです。
ミスプリについては、詳しくありませんが、エラーがあるのを知っています。
デス・イーターの名前が間違っているんです。 正しくは、Augustas Rookwoodなのに、UK版ではAlgernon Rookwoodとなっています。 US版に、このエラーはありません。


■ 「謎のプリンス」
カドガン卿は、UK版、US版、日本語版、どれも初版・第1刷を持っています。 
ついこのあいだ、BBC Newsの記事で、明らかになったように、初版にはエラーがありました。 
ハーマイオニーのOWLテストの成績が、ten Outstandingsと one Exceeds Expectationsと書いてあるのですが、これは、nine Outstandingsと one Exceeds Expectationsが正しいのです。 
Bloomsbury社によると、第2版から訂正されているとのことです。

それから、UK版ではカットされてしまった内容が、US版には残っています。 それは、クライマックスのシーンで、ダンブルドアがドラコを説得している台詞の中にあります。 
詳しくは、Beyond Hogwarts というサイトのこちらのページに書いてあります。 スクロールして、IMPORTANT REVELATION! UK Edition Missing Important Text!」と、赤い文字で書いてある箇所から下の部分を、ご覧下さい。 紹介されているパラグラフの中で、黄色くハイライトされている台詞UK版には無くUS版には有る箇所です。

カドガン卿は、映画「炎のゴブレット」のプレミアの時に、キャストがサインしたUK版初版「謎のプリンス」を持っています。(プレミアのチケットサインされた本が写っています。)↓

↑姐さんの大好きなロバート君(セドリック)のサインが大きく右下にあります。 あとは、クラッブくん、カーカロフさん、パドマちゃん等

さて・・・こんなところです。
「初版本」は、確実に値段が上がる商品です。 「不死鳥の騎士団」~「謎のプリンス」は、初版本が大量に印刷されているので、あまり価値はないと思いますが、それ以前のものでしたら、値段はまだ上がるでしょう。 
もし、「賢者の石」~「炎のゴブレット」のUK版Children's Editionハードカバーを持っておいででしたら、チェックしてみてください。 


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