年末から年始に8冊借りた。
返却は18日である。
現在までに4冊読了。
2冊短編集のため、途中まで。
1冊未読。
1冊は『まるごと宮部みゆき』という
インタビューとか評論とかの本。
■『出もどり家族』ねじめ正一
ずーーっと前に、詩のボクシング?だか、
詩を読む、ポエトリーリーディングのイベントってありましたよね?
あ、今もあるのか。
TVで観たねじめさんが、自作の詩を読んでるのが印象的だった記憶がある。
覚えているのは「自転車キコキコ、キコキコ・・・・」なんたらかんたら。
うすら覚えだけど、女の子が自転車に乗ってるさまを、
詩にしていた。
その繰り返される「キコキコ・・キコキコ・・キコキコ」を、
汗だくになりながら、滑舌なんかめちゃくちゃなんだけど、
キコキコ、キコキコ、キコキコ・・・と、
戦うように読んでた。その印象が強烈にある。
で、この本は、ねじめさんの私小説とか解説にあるけど、
50代のどこにでもころがってるような中年男性の、
あれーーー!こんな事に巻き込まれちゃった、雪だるま式に。。
というような、ドタバタしたお話である。
連載ものっぽく、最後のほうで「なんか終わっちゃった」って、
物足りなさはあるのだけど、
その中年男性「ネジメ」が、
「キコキコ・・・キコキコ・キコキコ」の印象にあるように、
じたばた息切らせて過ごしているような、爽快感はあった。
でもやはり言葉づかいや文章の楽しさだよな。
特別な言葉や漢字や、難しい語彙はないけど、
いや、ないだけに、生き生きしてる。
登場人物の駄目さ加減が、かわいく思える作品。
だけど。。。50代中年男性の、
ここに書かれているどーしようもない優柔不断さと、ふわふわ感は、
しっかり理解は出来ないかなぁ。。
■『スナーク狩り』宮部みゆき
復讐を心の底に持つ人がまきおこす話なんですが。。。
銃持って逃走してる人を、高速ぶっ飛ばして追いかけて行く話なんですが。。。
その間にさまざまな人間が交錯しあ合う話なんですが。。。
そうだからと言っても、
この小説のスピード感はスゴイ。私はそう思う。
ゴロゴロとか、クルクルとか、ガッチャンガシャとか、
みんなが一緒になって重なり合っていくスピード感がスゴイ。
みんなの、それぞれの想いの向かっていく強さがスゴイ。
大仰な言い方ですが、生きていくための集中力がすごい。
いやー面白いんじゃなく、なんかスゴイ。
同じ日本語で『すごい』としか言えないわたしが哀れである(笑)
随所にきらめきあり。強烈である。いやーまいった。
『火車』と同じ年に、これを書いたと。
スゴイ。。これしか言えないない(笑)
■『眠れぬ夜を抱いて』野沢尚
『スナーク狩り』の前にこれを読む。
なぜか復讐の話。
時おなじくして、復讐の話、自分の引きが復讐だったらしい。
語り手な女性で主婦で、どんどんあらぬ方向へ巻き込まれちゃうんだけど、
ちょっとその巻き込まれ方が、イマイチ唐突なとこあり。
冷徹な雰囲気が最後まで残ってしまった。
許しも希望も最後にあるんだけど、ザラっとした味みたいなもんが、
どーしても残ってもうた。
私には軽さが足りなかったのかもしれない。
■『ドリームバスター』宮部みゆき
まだ1しか読んでないので、これは2を読んでからにする。
わたしの固まった想像力では、追いつききれないSFモノですが、
楽しく1は読了。
BGM:JAZZのネットラジオ
返却は18日である。
現在までに4冊読了。
2冊短編集のため、途中まで。
1冊未読。
1冊は『まるごと宮部みゆき』という
インタビューとか評論とかの本。
■『出もどり家族』ねじめ正一
ずーーっと前に、詩のボクシング?だか、
詩を読む、ポエトリーリーディングのイベントってありましたよね?
あ、今もあるのか。
TVで観たねじめさんが、自作の詩を読んでるのが印象的だった記憶がある。
覚えているのは「自転車キコキコ、キコキコ・・・・」なんたらかんたら。
うすら覚えだけど、女の子が自転車に乗ってるさまを、
詩にしていた。
その繰り返される「キコキコ・・キコキコ・・キコキコ」を、
汗だくになりながら、滑舌なんかめちゃくちゃなんだけど、
キコキコ、キコキコ、キコキコ・・・と、
戦うように読んでた。その印象が強烈にある。
で、この本は、ねじめさんの私小説とか解説にあるけど、
50代のどこにでもころがってるような中年男性の、
あれーーー!こんな事に巻き込まれちゃった、雪だるま式に。。
というような、ドタバタしたお話である。
連載ものっぽく、最後のほうで「なんか終わっちゃった」って、
物足りなさはあるのだけど、
その中年男性「ネジメ」が、
「キコキコ・・・キコキコ・キコキコ」の印象にあるように、
じたばた息切らせて過ごしているような、爽快感はあった。
でもやはり言葉づかいや文章の楽しさだよな。
特別な言葉や漢字や、難しい語彙はないけど、
いや、ないだけに、生き生きしてる。
登場人物の駄目さ加減が、かわいく思える作品。
だけど。。。50代中年男性の、
ここに書かれているどーしようもない優柔不断さと、ふわふわ感は、
しっかり理解は出来ないかなぁ。。
■『スナーク狩り』宮部みゆき
復讐を心の底に持つ人がまきおこす話なんですが。。。
銃持って逃走してる人を、高速ぶっ飛ばして追いかけて行く話なんですが。。。
その間にさまざまな人間が交錯しあ合う話なんですが。。。
そうだからと言っても、
この小説のスピード感はスゴイ。私はそう思う。
ゴロゴロとか、クルクルとか、ガッチャンガシャとか、
みんなが一緒になって重なり合っていくスピード感がスゴイ。
みんなの、それぞれの想いの向かっていく強さがスゴイ。
大仰な言い方ですが、生きていくための集中力がすごい。
いやー面白いんじゃなく、なんかスゴイ。
同じ日本語で『すごい』としか言えないわたしが哀れである(笑)
随所にきらめきあり。強烈である。いやーまいった。
『火車』と同じ年に、これを書いたと。
スゴイ。。これしか言えないない(笑)
■『眠れぬ夜を抱いて』野沢尚
『スナーク狩り』の前にこれを読む。
なぜか復讐の話。
時おなじくして、復讐の話、自分の引きが復讐だったらしい。
語り手な女性で主婦で、どんどんあらぬ方向へ巻き込まれちゃうんだけど、
ちょっとその巻き込まれ方が、イマイチ唐突なとこあり。
冷徹な雰囲気が最後まで残ってしまった。
許しも希望も最後にあるんだけど、ザラっとした味みたいなもんが、
どーしても残ってもうた。
私には軽さが足りなかったのかもしれない。
■『ドリームバスター』宮部みゆき
まだ1しか読んでないので、これは2を読んでからにする。
わたしの固まった想像力では、追いつききれないSFモノですが、
楽しく1は読了。
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