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タソガレブログ

読んだ本のこと。観た映画のこと。マイブームはころころ変わります。

「蛇にピアス」

2007-09-23 00:12:43 | 本の感想
昨日、大学の友達と飲み会をしました。たのしやたのしや~。

最後に金原ひとみの「蛇にピアス」の話になり、
後輩がすごく画期的な解釈を披露してくれました。

 あれは、三角関係の話で、男二人が女を取り合っているように
 思えるんですが、じつは男Aは男Bが好き。最後にBが殺されているのは
 AがBを好きで好き過ぎてヤって殺してしまったのだと思われる。
 女はA→Bを分かっていて、Aが間接的にBとセックスをするために
 道具として利用されていると知りつつも、男二人を泳がせ
 女は生き残った男を得た。

というもの。
なんでこういう話になったんだっけ?(笑)
もともとうちらはホモ話が大好きなので、こういう話題は
しょっちゅうなんですが、「二人の間に女がいる状況」の話に
なったのはなんでだっけ?お笑い芸人の友情の話からだっけ?
って、そこはどうでもいいわー。

家に帰ってから、酔った頭で読み直しました。
二年前に読んだ時はエログロな描写にばかり目が行って
あんまりストーリーが頭に入ってなかったんだが
読み返すとそうでもない気もする。耐性が出来たんだろうか(笑)

主人公はルイ。
Aはシバさん。
Bはアマ。
「アマはアマデウスのアマ。」って言っているのですが
アマデウスって神さま居たかな…と思って調べてみたら
アマデウス=神に愛される者
シバさんは自分のことを「神の子」と言っているので
この人間関係は、分かる人には初めから分かったんですね。うむむ。

ルイは悪女には見えないし、Mですが、
でも後輩の言ってることは間違いとは言えない。
ルイは、アマの逆上しやすい性格もしっている。
シバさんの性癖についても最初から分かっている。
こうなることは想定範囲内。

うん。そういう読み方もできるね。

だって、ルイは「急がなきゃと思った」と言ってる。
ルイは爆弾を仕掛けて置きながら
それがいつ爆発するのか知らないし、それがどんどん恐くなってる。
のかな?

谷崎をやっている友人が「刺青」と同じで
実は女性優位のSM関係だと気付き、興奮してました。


あと、私は「麒麟」も気になったんだけど。
「生草は踏まず、生物を食わ」ない「動物界の神」を身体に持つ、
激しい性癖の男シバ。(シバとシヴァ神は関係ないのかな。
荒れ狂う神シバは、最後は麒麟となる。
何か意味がありそうだけど。。。


*他いろいろメモ*

ラジオにますむらひろしが出てて「銀河鉄道の夜」の話をしてた。
琴座の位置を星座板であわせると、8月20日・ちょうどお盆の頃になるらしい。

マンガ「バッテリー6」読了。
見開きの羊と戯れつつ苺を食う巧が美しすぎてヤバイ。はなぢ。
吉貞がやっと登場!

柴田よしき「聖なる黒夜」上を読了。
麻生と練が韮崎の葬儀の夜に会うあたりから、興奮状態。
ヤクザと警察のおっさんしか出てこないけど面白すぎる。

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