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タソガレブログ

読んだ本のこと。観た映画のこと。マイブームはころころ変わります。

『タンロンの歌姫』

2011-09-25 01:13:03 | 映画の感想
アジアフォーカス福岡国際映画祭にて「タンロンの歌姫」鑑賞してきました。
原題:Long thành cầm giả ca (龍城琴者歌)

ベトナムの映画初めて見ました。
歴史もの。パンフレットによると「ベトナム映画史上最大規模の悲恋歴史絵巻」だそうです。
中国や日本だったら武将とか皇帝とかが主役になるんでしょうが、主役は琴を弾き語る女性。
歴史の中心人物ではなく、一般階級の女性が時代の流れに左右される人生が描かれています。

悲恋というけど、たいして泣かせるような話でもなかった…
10?年後に再会するシーンは必要だったのでしょうかね。
なんとなく二人がすれ違うシーンを見せるだけでも良かったような気がします。
そもそも10年後メイクは無理がありますw
悲恋といっても身分差に悩んだりするわけでもないですしねー
二人が結ばれそうになるシーンはあるのですが、結局男性のほうが拒んでしまいます。
そして拒んだ女を10年後に呼び出すという…超いまさらです。。
そもそも出会いの時点で、男性のほうは妻帯者だから悲恋もなにも、と思ってしまった。
妻もいいひとだし、子どもいるしなー^^;

というのもこのストーリーは元ネタになった詩があります。
劇中でも出てきた詩「龍城琴者歌」 トー・ニュー
この詩を実際あったことと考えて史実に入れ込んでみたらこんな物語になった、という
ことなのかな。おそらく。
最後の井戸の幽霊の話は、さらにそれに付け加えたんだと思う。
じゃないといきなりホラー風味になるわけないwww

ベトナムの歴史が分からないので、どんどん時代が飛んでゆく展開には
少し戸惑いました。もうちょっと勉強しよう。
ベトナム王朝の建物や衣装は雰囲気たっぷりに再現されていてよかったです。
アオザイかわいい!

参考レビュー様 アジア映画の世界福岡発


主演の男性のほうは渡/部篤/郎ぽい顔でイケメンでした!

『ヘドウィグアンドアングリーインチ』

2011-07-30 01:47:38 | 映画の感想
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [DVD]
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [DVD]
友人の勧めで見てみた。圧倒された。すごい劇的な人生だなぁ。
メイクと衣装のケバさにはもちろんだけどww

歌すごくいいね!


見るまではこの映画、性同一性障害の話だと思ってたのですが、ヘドウィグは、女性の恰好をしたいだけで心は男ですよね。体も男で(今はアングリーインチしかないけど)つまりゲイなんですよね。性同一性障害ならば、もう一度手術すればいいのだけど、ヘドウィグはそうしない。喪失したと思ってる。

ラストシーンが意味が分からなくて、見てからずっともやもやしてた。
・ヘドウィグがトニーのコスプレ?して、どんどん脱いでいって、最後は路地裏を素っ裸で歩いている。
・ヘドウィグがイクハツ(バンドメンバーのひげのお兄さん)にカツラを渡す。イクハツは観客に飛び込んでいく。

あと、お母さんは息子の性転換になぜあんなにノリノリ?

前のほうの謎は、DVDについてた解説・プロダクションノートを読んだら、なんとなくわかった。ヘドウィグはカタワレが自分自身のなかにいて、それで完全だと分かったんですね。それでドラァグクイーンの衣装もカツラも何もかもはぎとって、素の自分に戻った。それをトニーが気付かせてくれた。

2つめの謎はここを見たら解けた。
ヘドウィグ:削除されたシーン 

私はここを見るまでは、イクハツは元女性の半男性だと思ってました。つまり性同一性障害だと。だって女性が演じてるってバレバレなんだもん。わざわざ女性に演じさせるのには意味があるんだろうなって深読みしていました。でも実際はイクハツも元ドラァグクイーンで、元々男性という設定だったんですねー。このシーンがないとほんと誤解しちゃう!
ラストのカツラは、ヘドウィグがイクハツを解放したって解釈でいいのかな。

蛇足。でも、イクハツが性同一性障害をもった元女性だとしても、それはそれでいい設定だなーなんて思っていました。そうだったら、ヘドウィグとイクハツはゲイ同士なのに、お互い不完全で慰め合う関係の夫婦ってことになりますよね。なんかせつなくていい。この二人がセ●クスしてるシーンがあるけど、どうみてもそれっぽく動いてるだけですね。どっちもペニスがないんですから…てかそれってもうレズっぽいかも…あーーなんでもないですw



ここのレビューもおすすめです。
ふ、深過ぎる・・・『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』


『中国の植物学者の娘たち』

2011-07-26 02:40:34 | 映画の感想
中国の植物学者の娘たち
中国の植物学者の娘たち スペシャル・エディション [DVD]

ダイ・シージエ監督の『小さな中国のお針子』を見てから、こっちも見ようと思ってた映画。
マイナーな映画はレンタルしているところを探すのも一苦労だよー。

ビアン系です。初めてかも。
主演の女の子二人とも美しい。
アン役のリー・シャオランはアジアンビューティー。
ミン役のミレーヌ・ジャンパノワは灰色がかった緑の瞳に髪はブラウンで
実際にフランスと中国のハーフらしいのですが、非常にエキゾチックな
雰囲気を醸し出しています。
「わたしたち似てるわ」というのですが、外見はまさに対照的な二人。
体型もアンが華奢でしなやかなのに対して、ミンは(服を着てるとそうはみえないのに)肉感的です。きょにゅーw もうちょっと笑えばもっとかわいい。

ストーリーはまさにフランス映画だなぁというかんじ。
二人が惹かれあう過程がすっとばされていた気がします。恋ってあんなものかしらw
エロは控えめで絵画のような美しさですが、それでもそこはかとなくエロい。
女優の尻とか腰とかうなじとか足とか部分だけで充分エロス

最後は目が点でした…
1980年代が舞台らしいんですが、中国って同性愛は死罪なんだ?
今はどうなんでしょうか…?

父も兄も保守的な考え方で、二人のことをまったく理解しようとしてませんでしたね。
処女じゃないだけで新妻を縛り上げる夫とかどんだけ封建的なんだ。腹が立ちました。

DVを受けたミンに謝罪も心配もしない父に対して、アンがどんどん
冷たくなっていくのはちょっと面白かったです。
女性の自立とは少し違うけど、抗うことをやっと覚えた というか。
しかし結末があれとは…

同性愛を扱った映画で、ハッピーエンドってほぼない(私は見たことない)
ので期待はしてなかったですが、せめて逃避行するとか!
父親を病院に搬送したことを恨みますよホント。

風景もキレイだった。
ベトナムロケだからこそでしょうか。
欧米の人がイメージする「アジア」の雰囲気がよくでていると思う。

公式サイト
←プロダクションノートは必見☆


『転校生』

2011-07-25 01:41:48 | 映画の感想
転校生 [DVD]
転校生 [DVD]

監督 大林宣彦 1982年
キャスト 尾美としのり
     小林聡美

かなり昔の映画ですが観てみたかったのです。
「時をかける少女」と同じ監督なんですね。

この映画はなんといっても小林聡美さんの演技がすごいと思う。
ほんとに中身が男子になったかのよう、おっぱいも太股もおしげもなく
さらけだしてますが、仕草が男子なので全然いろっぽくないというwww

「転校生 さよならあなた」はけっこう前に見てたけど
あまり印象に残ってない。後半のgdgdがどうしようもなかったです。
途中までストーリーは同じですが、こちらのほうがテンポもよく
小林さんのはっちゃけた演技もぴったりはまっていて面白い!
原作に忠実ですし、凝縮されてるかんじがしました!

「おれがあいつであいつがおれで」は過去になんども映像化されているのですが
これが初ということで、以前から興味があったんです。
でもレンタルなかなかない(><)
内面だけの入れ替わり作品としてはこれが嚆矢になるんでしょうか。
なにかの事故のはずみで中身だけ入れ替わってしまう話は、この後色々と作られて
母と娘が入れ替わったり、パパとムスメが入れ替わったり、もう定番といってもいいですよね。
しかし、最初のこれが一番おもしろいかも。

ラストシーンの「さよなら、わたし」「さよなら、おれ」が青春映画だなーって思った。
尾道の風景もいいなぁ。

『クローバーフィールド』

2011-07-21 01:34:41 | 映画の感想
クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

「クローバーフィールド」って映画。怪獣映画なのに一般市民の視点からしか映らないのが新鮮だ。怪獣はゴジラのデストロイヤーっぽい。うじゃうじゃ分裂するのとか。

「クローバーフィールド」見終りました。わけがわからなくてこわかった。ハンディカメラ撮影だから映像に臨場感があって酔いそうでした。画面ちっさくして見ちゃった(~_~;)

何も説明がないのがある意味リアルなのかも。
だから恐いのかも。

ネットで感想を読んでて知ったのですが、最後の観覧車のシーンで空から何かが(怪獣の卵??)が落ちてるんだって。見直しちゃった!ホントだ!こわ!

『フォレスト・ガンプ』

2011-07-18 20:40:00 | 映画の感想
フォレスト・ガンプ [DVD]
フォレスト・ガンプ [DVD]

フォレスト・ガンプがひたすらまっすぐで清々しい気持ちになれました。

ジェニーはだめな女だなぁ…もっとはやく子どもができてればよかったのにね。

ダン中大尉が良かった。何をやっても上手くいくフォレスト・ガンプより親近感が湧く。フィアンセぶさいく…映画なのに。もっといいひと居るでしょうw

アメリカって有名人がよく射殺される国だなと思った。(そういえば、男の人って自分の自慢するとき有名人と知り合いなんだ!って言う人多いな。全然かっこよいとは思わんのだが)

大陸横断マラソンのくだりはちょっと中だるみしていた。長いw
そしてジェニー殺さんでもよかったのに。
せっかくまるで童話のようなお話なので最後は大団円にしてほしかった。
ハッピーエンドだけど、完全なハッピーエンドとは言えない感じで少しさみしい終わり方ですね。
無理に涙を誘わなくてもいいかな。

主人公のまっすぐさに癒される映画でしたー!

豆と人参のように一緒に入れる人が自分にもみつかるといいなぁ←

『レザボア・ドッグス』

2011-07-10 09:10:49 | 映画の感想
レザボア・ドッグス [DVD]
レザボア・ドッグス [DVD]

『レザボア・ドッグス』って映画見た。暴力的なシーンはちょっと見てられなかったけど、ストーリーは面白かったです。犯罪映画の棚に置いてあったけど、これはミステリーだよね?

誰が何者かわからん腹の探り合いがおもしろかったな。会話が面白い。時系列正しく見るとただの茶番かもしれない。見せ方が巧い。

恩田さんの「猫と針」日記に、「キサラギ」を見て冒頭が似てるからどうしようと思った というのがあって、「喪服姿で数名が集まる密室劇」っていうのが、両作品ともこの映画のオマージュなんだって。ちょっと納得。

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George Baker Selection Little Green Bag


『小さな中国のお針子 』

2011-06-22 22:08:45 | 映画の感想
小さな中国のお針子 [DVD]
小さな中国のお針子 [DVD]

中国のフランス映画。

文化大革命の頃の中国が舞台。知識階級の子として再教育のために山奥に送りこまれた、ルォとマー(主人公)と、山の仕立て屋の孫娘小さなお針子のお話。

大学1年の頃に原作を読んでいたのですが、今更映画を見たくなりました。
というのも「山の郵便配達」という映画を見て、劉(リウ・イエ)がかなり気に入ったからなのですが。これはとてもいい映画だった。自然も美しくて、親子の絆が感じられるような。

「郵便配達」はさておき、「お針子」
読んだときはものすごく気に入って、ラストあっけらかんとお針子が山を出て行ったのがすごく印象に残っているのですが、映画を見てみると、ストーリーもそのままのはず(原作者が監督だし)なのだけど、なにか物足りないかんじがしてしまいました。なぜだろう。
田舎者の女の子が、どんどん賢くなっていって、美しくなって、恋して、まぐわって妊娠して堕胎して、男を捨てて、故郷も捨てて出ていくというドラマチックなストーリーが当時は衝撃だったのかなぁ。
小説はマーが主人公なので、マーの気持ちを追いながら読みましたからそれもあるのかもしれない。
まさに、映像より「話してくれたほうがいいわ」ってとこ。

あと、映画には27年後のマーが、ダムに沈む予定の村を再び訪れるという後日談がありました(小説にあったかな?)。そこですべてが「きれいな思い出」にされているようで、なんだかもやもやw

当時たぶんネットのBBSとかで感想を書いたら、お返事が来て(大人の女性の方だったと記憶している)「ラストはああやっぱりと思った」と返事があったのですが、うーん。そんなもんかなぁ。

ただの三角関係にはならない恋愛映画なところはやはり好きです。

マーの報われない恋心がたまらない。
ルオがいったん都市へ帰省している間の、マーの献身的な態度はもうつらくなるぐらいです。マーは、ルオも好きだしお針子も好きだしどうしようもない。取られてくやしいとかではなく、二人のしあわせを守ろうとする。たしかにマーとルオは違うやり方でお針子を愛していた んでしょう…せつないわ。

お針子役のジョウ・シュンは中国では有名な女優さんらしいですね。
かわいい…けど美人ではなく。くるっとした目がかわいい。

本によってこれほど人生を変えられるというのも衝撃。
本が自由に読める国に生まれてよかったと思う。
中国ではこの映画、法的には観覧を禁止されている。いまだに、だ。
ちょっと信じられない。

同じ監督の「中国の植物学者の娘たち」も見ようと思ってる。


おすすめレビュー

『星を追う子ども』

2011-06-01 22:28:09 | 映画の感想
新海誠最新作、劇場で見てきました。今日映画デーだったし。

背景の美しさはやっぱ圧倒的。光と影の描写がほんとうに美しい。
大画面で見れて良かった。

いままでの新海作品にはないアクションシーンが要所要所にあって
すごくはらはらしました。シンの動きむっちゃかっこいい。

声優も良かったです。主人公のイカちゃ…金元さん。
先生役に井上さん。先生の亡くなった奥さんに島本須美さん。
そして、シュンとシン二役が入野自由くん!
みゆみゆよかったなぁ



そんで、これは大事なことなので言っとかないといけないのですが
ジブリ臭がすごい件。
知らない人が見たら間違いなく勘違いするレベル。


キャラクターがまずそっくりだし、動作ひとつひとつも、設定の細かなところも
ジブリを連想させるものばっかり…動物とかも。島本さんでてるしさ。
作品に入り込んでくるとそこまで気にならなくなってk…いや気になる。

やはり日本のファンタジーアニメはジブリを越えることはできないんでしょうかね
フ●クタルも冒頭ほんとにジブリでしたからね…

でもストーリーは、ちゃんと面白かった。
ファンタジーとしては王道の「何かを取り戻す」お話なのですが
日本神話を絡めたりする思わせぶりな導入や主人公を救うかっこいい男の子など
私は好きです!

ファンタジーについてまた考えてみよう…


好きなシーンとか、気になったシーンとか。ネタバレあり

・追いかけてきた村人から二人を守るシンのアクションがかっこよすぎる
・あと川のシーンとかも好きだ!
・ミミを食べたあの謎の生物がけっこうすきです
・シュンの冒頭の「祝福」は後半になにかあると思ったんだけどそんなことなかったねw
・あーしか言わないマナちゃん可愛かった。
・あの世界って同じ地球にあるってことなのかなー守人シリーズのナユグ的な?
・先生の目は戻らなかったのに…アスナは大丈夫だった件…
・「まだ子どもじゃない」っていうシーンがよかった
・遺跡がかっこよすぎる。
・空飛んでたやつの本来の姿?が恐いけどかっこよすぎ。あの目の多さぞくぞくしました。


また何か思いだしたら書き足します。

見た映画3作品

2011-05-30 02:48:52 | 映画の感想
APPLESEED [DVD]
APPLESEED [DVD]

攻殻機動隊の士郎正宗氏のデビュー作。デビュー作でこれだと…まぁ原作は未読ですけど。
CG丸出しでゲーム画面のような人物が浮いてて気になるけど(影つけすぎだし)
でも、それになれるとおもしろかった!と思える。
背景、ビルなどの街はまるで写真。すごいクオリティ。
ブリオリなんとかさん(覚えられないので勝手にブリちゃん)がかっこいい。十郎太さん!
細かい設定はやはり難しくて理解不能ですが、ストーリーは極めて王道だと思います。
足がいっぱいついてる機械の蓋をこじ開けるデュナンに、少佐デジャヴw


マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]
マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]

なつかしーい感じの映画。ただ映画作品としてはちょっと弱い。
おとなしすぎるというか。筋という筋がなくて日常のちょっとした事件を淡々とつづけるので、
作品としてはまとまりがないですね~
むしろ毎週ちょっとづつ見たらよさそうな空気感。これは小説で読んだほうがいいかしら。
それにしても女の子同士の友情たまらんです。貴伊子の服がかわいい。とくにチェックのワンピース。
ちょうどDVDのジャケ絵になってるシーンはまじ神。

声優はプロを使えよ。。な。。。


プール [DVD]
プール [DVD]

かもめ食堂やめがねと似た系統(役者もほぼ同じ流れ)の映画。
劇場では見ないほうがいいですね。むっちゃお腹すく。食べるシーンばっかりww
「娘と娘ほったらかしてた母の関係」がメインであるようなそうでないような。
あれ?これで終わりなんだ。と思うけど。これがちょうどいいんかなーと思う。
休日の昼下がりにごはんたべたりお菓子食べたりしながら見れたらとても幸せな映画。
加瀬亮がこっちでもナチュラルでいいかんじでした。
それとどこにいても安定のもたいさんww

関係ないけど、小林さん離婚されてしまいましたね。ちょっとザンネン。夫がでてくるエッセイ好きだったのに。

『重力ピエロ』

2011-05-30 02:43:59 | 映画の感想
重力ピエロ [DVD]
重力ピエロ 特別版 [DVD]

ついったーより。

冒頭から岡田君かっこかわいいよお

お父さんがいい人すぎる。

泣いた―うわー(´;ω;`)おとうさーーん!!小日向さん最高です。最高の家族です。ほんとうの家族ってこういうものだなぁって思わせてくれる。「重力ピエロ」は伊坂さんの初期の作品でダントツいいと思う、ほんとに。

キャストもみんなよかったなぁ。泉水と春両方そのまま小説から出てきたみたいだった。

ラストは、私は、これでいいんだって思うんだよね。

勧善懲悪。伊坂さんの作品はけっこう絶対的な悪というものが存在する。こいつタヒねよって思うような登場人物がいて、そういうやつはちゃんと報復を受ける。でも説教臭さは全然ないのが不思議だ。ヒーローも完全な善ではないからかなぁ

子役かわゆす(=´Д`=)

ちょっと前に「それでも僕はやってない」も見たんだけど、そっちで法廷で不当な判決を受ける役だった加瀬さんが、「重力ピエロ」で刑事や裁判官にわかるはずないって言うセリフはなんだか繋がりがあるようなきがしてしまうのだったwないけどねww





『阪急電車』

2011-04-08 01:04:16 | 映画の感想
試写会で「阪急電車」見てきました。爽やかで元気になれる映画でした!

おバカ彼氏&時江さんの旦那様(若い時)役の玉山鉄二がツボりました。ふつうにかっこいい役しかみたことなかったけん、あまりのはまりっぷりに誰かと思ったwww

中谷美紀さんのお背中美しいですなぁ。安さんのウエディングドレスも可愛らしかったけど、キレイなのは中谷さんである。あと戸田恵梨香がマジ美脚。

谷村美月ちゃんと勝地涼の純朴なカップルが可愛かったです。クリスマスのくだりはオリジナルかな?あれ笑いました。 勝地くんすきだなぁ。きゅんきゅんしますw「幸福な食卓」とかもたまらんでしたね(*´∇`*)

若かりし頃の時江おばあちゃんを演じていた人がすごく可愛いと思ったんだけど、あの方どなた?タカラジェンヌなのだろうか??

図書館の話もあればよかったのにな~!あれとウエディングドレスの話が一番印象に残ってた。正直、読んだはずなのに覚えてないとこも多かったんだが(^_^;)

南果歩さんも好き。ああいうふうな40代になりたいです。「ニライカナイからの手紙」を見て以来好き。

相武紗季ちゃんとかもでてた!キャスト豪華だよね!
あとことは(森田涼花)ちゃんもいました~!かわえぇ!

映画 阪急電車 ~阪急電鉄 特設サイト~ なんか行ってみたくなったw

『空の境界 殺人考察(後)』

2011-03-25 02:04:41 | 映画の感想
劇場版「空の境界」殺人考察(後) 【通常版】 [DVD]
劇場版「空の境界」殺人考察(後) 【通常版】 [DVD]


やっとみれました!すごくよかった!
からきょはやはり式と幹也のラブストーリーが軸なんですよね。

冒頭からデレ式さんがサービスしすぎでしんぼうたまらん私でした。
コーヒーいらない…やっぱり飲む(しかも両手で)とか、「こっちで寝ろ」とか
「鮮花と料亭にいったんだろ?」とか…かわいいよ式!!
式がここまで感情をあらわにするのにいったい何年かかったのやら。
そしてこんな可愛い式を見ても平常心を保っているコクトーは賢者です。

お互いの部屋で電話するシーンが好きです。
説得しつづける幹也。それでも拒む式。
帰ってくる場所はやっぱり幹也のところなのですよねー。
ちゃんと合い鍵!(5章が効いてる!5章すごく好きです)

白純里緒。
彼は、小説で読んだときは気持ち悪いとしか思ってなかったのですが
アニメだと哀れな人だなと同情してしまいました。
教科書に載ってた「山月記」を思い出した。自分の理性を保てる時間も少ないかもしれない というセリフで。
人を殺してしまったのは自業自得だとしても、荒耶に目をつけられたのは不幸というしかない。
「特別」にされてしまったからこそ更に深く両儀式を求めた。
式をなんどもけしかけたのも、縛っただけで殺さなかったのも、
目覚めて欲しかった=自分を殺して欲しかった のだろうなと。
結局、式は殺人を犯してしまいますが、彼はそういう方法でしか救われなかったのだと思う。

保志君の演技ぱねぇ


最後あたりはもう名セリフ名シーンのオンパレードでした。
コクトーには何も技はないし、喧嘩もしないし、やり返しもしない。
でもそれがコクトーのかっこよさだと再認識。
「こっちにこいよ」と言われて拒んで「面白くなさそうだから」って
いうセリフとか、なんだこいつかっこいいと思って悶えていました。
そして…彼が不死身な件についてwwww
なぜ死なないwwそしてなぜ這ってとはいえそんなに動けるwww
この不死身さが彼をヒーローにしているんだね。

白純と戦うことを決意して何発かやられるまで立っているときの式
のモノローグがすごくすごく好きです。
黒桐も式のこと好きすぎだけど、「黒桐がいないと生きてさえいられない」というセリフ。
式も黒桐に依存しすぎだろうと思って、

禿げた。

ラスト、這って式の元へ行く黒桐の姿が印象的でした。
しっかりしっかりと時間が取ってありましたね。あのシーンのために。
ほとんどプロポーズとも思える黒桐のお説教がもう好きでしょうがない。
―――式、君を一生許(はな)さない。
このセリフを考えた奈須きのこは変態ですね(良い意味で)


もう3、4回見てます…

エンドロールの後。
またデレ式さんが発動してきゅんきゅんとまりません。
「今の式は嫌いじゃないって言ったんだよ」ってのが!!!
頬染めるなぁあああああ!!!
(探せばけっこう頬染めシーンありますよね、実はw)

桜の下を手をつないで歩いてゆく、まるで熟年夫婦のような二人。
きれいなハッピーエンド。

最高。



『ザ・セル』

2011-03-05 03:00:45 | 映画の感想
ザ・セル
ザ・セル デラックス版〈特別プレミアム版〉 [DVD]

下の映画と同じ監督の映画。ターセム・シン。
面白かったんでこっちも、と思ったのですが。
うーん、エグい。マジエグイぃぃぃ。

見終った。ふぅ…ちゃんとハッピーエンドでした。
「パプリカ」的なお話。
精神世界に入り込んで治療する女性が主人公。
こちらの映画のほうがずっと先ですけどもね。2000年。

ジェニファー・ロペス扮する若き心理学者キャサリンは良かった。
母性を感じさせるような演技。
連続殺人犯の深層意識に入り込んで過去を見るシーンなど
いい表情をするなぁと思いました。

精神世界の描写はカオスでクレイジーでアートとして面白いな。
だがしかし、エグいなぁ(´゜m゜`)
この精神世界も落下の~と同じく石岡英子デザインらしい。

ストーリーにひねりはないけど、ハッピーエンドだしいいです。

けどとにかくエグい・・・・・夢に出てきたら嫌やわwww

『ザ・フォール/落下の王国』

2011-03-01 02:56:54 | 映画の感想
ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]
ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]


「the Fall 落下の王国」観てるなう。メタ構造面白い。女の子がいちいち斜め上の反応を返してくるのうける!とりあえずしゃわってきたら続き観よう。これはいい映画な予感だ!

観終わった!すっごい好きな映画だった!終わり方も最高!

女の子とおっさんのコンビはいいなぁ。

ちょっとぽちゃっとした女の子がなんともいえずかわいい。「殺さないで!死なないで!」って言うシーンは思わず涙した。映像もすごくきれい。いかにもつくりものめいててそこがいい。それでいてCG使ってないとか神業だ。

入れ子構造と、少女おっさんコンビって相性がいいんだろうか。
D.W.ジョーンズの「九年目の魔法」とかエンデの「サーカス物語」とかもそうじゃなかった?

ロケ地一覧とかどこかにないかな。ラスト近くの青い屋根の街ってどこー?

インドのジョードプルらしい。通称ブルーシティ。きれい~

それにしても大当たりな映画だった。しあわせだ。

The Fall 落下の王国(公式HP)


ロケ地wikiに載ってました。
・ケープタウン(南アフリカ)、Valkenberg病院
・ナミビアの国立公園デッドフレイ
・ジャイプール、ジャンタル・マンタル
・プラハ、チェコ共和国のチャールズ橋
・フィジー、バタフライ暗礁
・スマトラ島
・インド、アンダマン諸島
・インド、ラダク、バンドン湖
・ファテプルシークリ、ウッターパラデッシュの宮殿のBuland Darwaza
・インド、アーグラ
・インド、ラダク、マグネティックヒル
・インド、ラダク、 Lamayuru近く月面
・バリ
・インド、ラージャスタン州、Chand Baori, a large stepwell ←これすごい!
・ラージャスタン、ジョードブル(ブルーシティ)
・ジョードブル、ウマイドジャワンパレス
・インド、タージャマハル
・イタリア、ローマ、カピトリーノの丘、コロセウム
・イタリア、ティヴォリ、ハドリアヌス帝の別荘
・トルコ、イスタンブール、Hagia Sophia
・フランス、パリ、リュクサンブール公園、自由の女神