これまで Gnome 上で pop サーバー上の mail の検知に gnubiff を用いてきた。gnubiff はペンギンの絵が可愛げのある biff ソフトウェアであるが、開発が活発ではなく、イマイチ標準の biff ソフトウェアという立場ではなかった。 そこで、今回、新しいPCのセットアッップと同時に biff ソフトを mail-notification に変更してみた。 Gentoo なら
emerge -av mail-notification
でインストールできる。ubuntu でも
apt-get install gnome-mail-notification
でインストールできるようだ。 このソフト、インストールさえすれば設定は簡単ではないが、デフォルトの状態ではsystem tray に常に表示することができない。メールが着信したときのみ表示されるのがデフォルトである。これに不満がなければデフォルトのままでよいが、新メールがない場合でもシステムトレイに表示され続けていたいと思うならば、設定を変更する必要がある。私の場合は、mail reader (sylpheed)を mail-notification 経由で起動させたいので、常に表示させる必要がある。 その設定は、mail-notification の設定メニューからは「できない」が、gconf-editor を用いて設定ファイルを書き換えてやればなんとななる。
具体的には、gconf-editor を起動し、mail-notification の設定を探り当て、そのなかで always-display-icon を true にすればよい。 これで常時システムトレイに mail-notification のアイコンが表示されるようになる。もちろん、新着メールがある場合とない場合ではアイコンが異なるので、一目で状況が判断できる。クリックで sylpheed を起動できるようにしておけば、シルフィードの起動アイコンとしての役割も果たしてくれる。 というわけで、無事、gnubiff からの移行ができた。
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