synaptic touch pad driver @ Momonga

VAIO Z1R/P は synaptics のタッチパッドを使っている。
タッチパッドに触れただけでマウスポインタがぴょんぴょん飛ぶので頗る煩わしい。

そこでsynaptic sタッチパッドドライバをインストールする。現在の最新バージョンは0.14.4であった。

まずカーネルの設定から。
CONFIG_MOUSE_PS2 と CONFIG_INPUT_EVDEV をイネーブルにしておく。通常はこのようになっているはずだ。

次はドライバのコンパイル、インストール。
synapticsのパッケージを展開し、「何も設定せず」いきなり

make

でコンパイル終了。インストールは

make install

で /usr/local に関連プログラムが、ドライバは /usr/X11R6/lib/modules/input の中にインストールされる。

次に xorg.conf の設定。これは以前と同じように下記のような内容を追加。

最初にドライバ。Moduleのセクションで、

Load "synaptics"

としておく。さらに ServerLayout に

InputDevice "Synaptics Mouse" "AlwaysCore"

を加えておく。最後に InputDevice を宣言。

Section "InputDevice"
Driver "synaptics"
Identifier "Synaptics Mouse"
Option "Device" "/dev/psaux"
Option "Protocol" "auto-dev"
Option "LeftEdge" "120"
Option "RightEdge" "830"
Option "TopEdge" "120"
Option "BottomEdge" "730"
Option "FingerLow" "14"
Option "FingerHigh" "15"
Option "MaxTapTime" "180"
Option "MaxTapMove" "110"
Option "EmulateMidButtonTime" "75"
Option "VertScrollDelta" "20"
Option "HorizScrollDelta" "20"
Option "MinSpeed" "0.3"
Option "MaxSpeed" "0.75"
Option "AccelFactor" "0.015"
Option "EdgeMotionMinSpeed" "200"
Option "EdgeMotionMaxSpeed" "200"
Option "UpDownScrolling" "1"
Option "CircularScrolling" "1"
Option "CircScrollDelta" "0.1"
Option "CircScrollTrigger" "2"
Option "SHMConfig" "on"
EndSection

上記で準備完了である。Ctrl-Alt-Backspace で X を再起動すればタッチパッドでスクロールができるようになっているとともに、以前ほどピョンピョン飛ばなくなっている。