portageツリーで ptex が obsolete になって数ヶ月経つ。
ptexは使いやすかったけど、portageに見捨てられては致し方ない。
texliveへ移行することにした。
インストールには、ptexを除去した後に texlive を emerge するだけ。しかし、このままでは日本語が通らない。そこで、ここでは texlive で日本語文書を作成するために必要な手順をまとめておく。
まずは ptex の除去。
として、ptex へ依存しているパッケージがないことを確認したのち(あるなら適宜順番に消去していくこと)、
で消去。
続いて texlive のインストール。
日本語を使うには texlive-2010 以降でなければならないようだ。これは x86 や amd64 などのアーキテクチャでは未だ mask された状態なので unmask する必要がある。texlive は必要なパッケージが膨大にあるので、今回は autounmask コマンドを使うことにする。
数分かかって、unmask 情報が /etc/portage/package.keywords に書き込まれる。
なお、autounmask がない場合は、
でインストールしてから使うこと。
続いて USE フラグの確認。kpathsea と cjk を入れておくこと。
これで準備完了。
で texlive がインストールされる。日本語LaTeXファイルのコンパイルは、
といった具合に従来の ptex のときと同じコマンドが使える。
ただし、日本語ファイルの漢字コードは UTF-8 にしないといけなかった。
以上で texlive 本体のインストールは終了である。これで日本語も含め、LaTeX で文書を作成することができる。
ただし、このままでは文書整形後の日本語ファイルは、印刷はおろか、閲覧さえできない。
とりあえずtexlive でコンパイルした日本語ファイルを見るには、もう少し準備が必要なのである。
その話題は次回ということで…。
ptexは使いやすかったけど、portageに見捨てられては致し方ない。
texliveへ移行することにした。
インストールには、ptexを除去した後に texlive を emerge するだけ。しかし、このままでは日本語が通らない。そこで、ここでは texlive で日本語文書を作成するために必要な手順をまとめておく。
まずは ptex の除去。
emerge -pv --depclean ptex
として、ptex へ依存しているパッケージがないことを確認したのち(あるなら適宜順番に消去していくこと)、
emerge -vC ptex
で消去。
続いて texlive のインストール。
日本語を使うには texlive-2010 以降でなければならないようだ。これは x86 や amd64 などのアーキテクチャでは未だ mask された状態なので unmask する必要がある。texlive は必要なパッケージが膨大にあるので、今回は autounmask コマンドを使うことにする。
autounmask app-text/texlive-2010
数分かかって、unmask 情報が /etc/portage/package.keywords に書き込まれる。
なお、autounmask がない場合は、
emerge -auv autounmask
でインストールしてから使うこと。
続いて USE フラグの確認。kpathsea と cjk を入れておくこと。
これで準備完了。
emerge -auv texlive
で texlive がインストールされる。日本語LaTeXファイルのコンパイルは、
platex hoge
といった具合に従来の ptex のときと同じコマンドが使える。
ただし、日本語ファイルの漢字コードは UTF-8 にしないといけなかった。
以上で texlive 本体のインストールは終了である。これで日本語も含め、LaTeX で文書を作成することができる。
ただし、このままでは文書整形後の日本語ファイルは、印刷はおろか、閲覧さえできない。
とりあえずtexlive でコンパイルした日本語ファイルを見るには、もう少し準備が必要なのである。
その話題は次回ということで…。
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