落穂拾い

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【Gentoo】texlive-2010への移行

2011年02月11日 01時03分14秒 | Linux
portageツリーで ptex が obsolete になって数ヶ月経つ。
ptexは使いやすかったけど、portageに見捨てられては致し方ない。
texliveへ移行することにした。

インストールには、ptexを除去した後に texlive を emerge するだけ。しかし、このままでは日本語が通らない。そこで、ここでは texlive で日本語文書を作成するために必要な手順をまとめておく。

まずは ptex の除去。
emerge -pv --depclean ptex

として、ptex へ依存しているパッケージがないことを確認したのち(あるなら適宜順番に消去していくこと)、

emerge -vC ptex

で消去。

続いて texlive のインストール。
日本語を使うには texlive-2010 以降でなければならないようだ。これは x86 や amd64 などのアーキテクチャでは未だ mask された状態なので unmask する必要がある。texlive は必要なパッケージが膨大にあるので、今回は autounmask コマンドを使うことにする。

autounmask app-text/texlive-2010

数分かかって、unmask 情報が /etc/portage/package.keywords に書き込まれる。

なお、autounmask がない場合は、

emerge -auv autounmask

でインストールしてから使うこと。

続いて USE フラグの確認。kpathsea と cjk を入れておくこと。

これで準備完了。

emerge -auv texlive

で texlive がインストールされる。日本語LaTeXファイルのコンパイルは、

platex hoge

といった具合に従来の ptex のときと同じコマンドが使える。

ただし、日本語ファイルの漢字コードは UTF-8 にしないといけなかった。

以上で texlive 本体のインストールは終了である。これで日本語も含め、LaTeX で文書を作成することができる。

ただし、このままでは文書整形後の日本語ファイルは、印刷はおろか、閲覧さえできない。
とりあえずtexlive でコンパイルした日本語ファイルを見るには、もう少し準備が必要なのである。

その話題は次回ということで…。

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