吉祥寺はいまでこそ「ジョージ」なんてワケクソ判らん名前で呼ばれてるけど
ふた昔前(60年ほど前か)は田舎のターミナル駅に過ぎなかった。
京王電鉄が渋谷から吉祥寺の区間を井の頭線として展開した盲腸みたいなローカル線。
実は、吉祥寺からさらに北西に掛けて田無から埼玉まで路線を展開する計画だったが
用地買収がとん挫して吉祥寺が終着駅になってしまったというのが実情らしい。
吉祥寺なんて縁起の良さそうな寺は実在しないというのも胡散臭さが漂う。
自分たちが住んでた町から吉祥寺までは子供片道5円也の電車賃。
日曜日には悪ガキが揃って10円玉握りしめて駅へ向かう。
吉祥寺の模型屋巡りをするためだ。
吉祥寺に着いたらポケットには5円しか残ってない。
もちろん、高い模型なんか買えるわけなかった。
模型屋が吉祥寺には3軒あって順番に何回も見て回るんだ。
夕方まで数えきれないほど店を回って帰ってきた。
昼ごはんなんか食べた記憶は無いが贅沢をした気分だった。
昭和30年代末から40年代に掛けてこの町を風靡した文化の伝道師のごとき実業家が居て
吉祥寺トラッドのような香りのある店を沢山経営していた。
Jazz喫茶のFunkyや若者向け洋服屋の春木屋なんてクールな店を営まれていた。
こんなこと覚えてる方はみな65歳以上だろう。
おそらくこの頃の文化の香りが吉祥寺という街の骨格を作ったのだと思う。
JRで一駅西の三鷹という街はいまだに何の変哲もない田舎町だ。
吉祥寺の街の南には井の頭恩賜公園が控えている。
ここも豊かな湧水地を持ち弁天様がデンと控えている。
弁天様には水がつきものであるから。
隣町の三鷹から玉川上水に沿って東に歩めば容易に井の頭自然文化園に至る。
身投げした太宰治を受け止めた玉川上水はもう少し下流だ。
今は見る影もないほどの水量であるが
数十年前は恐ろしいような流れだったのを覚えている。
カメラバッグから35㎜レンズを出して装着しようとするんだが・・・
クリクリと空回りしてカチンと固定しない。
おかしいな?とよく見るとこのカメラ用のアダプタを家に忘れて来てしまったのでした。
わちゃー!
一番好きな画角のレンズが使えないぞぉ~
も一個のレンズは90㎜だ。
まいっちゃったけどこれっきゃないなら仕方がない。
単焦点90㎜で勝負だ。
振り返って見ると・・・同じような景色だ。
まっすぐ行けば今来た三鷹駅だ。
井の頭自然文化園は公園の南の外側に位置する。
地面は降り注ぐ落ち葉のじゅうたんだ。
しゃれたカフェなどもある。
池の青い水と黄色くなった木々の葉が心地よいコントラストを成している。
昔なら物思いに耽る女性も多かっただろうに
今の世はスマホに食入る女性では景色に映えにくい。
そんなこんなで、あまり好きな画角の写真も撮れないまま
飲み会の時刻が近づいてきたので
吉祥寺の町へ向かった。
もぉ夕方だなぁ。
呑みすぎには気をつけようっと。
30年ちょっとくらい前からできはじめました
私が住みはじめてから、しばらくたったころだった
それまでは、焼鳥屋まで何もなかった
だから、丸井の裏のほうのラブホテルが成り立った
いまじゃ、近くにいろんなものができて
とても恥ずかしくて入れないのでは?
渋谷のパルコ近くのラブホテルがなくなったようにw
今でも、怪しげな旅籠がありまっせ。
今は東急裏がえれぇカッコ良くなってますよ。
でも、この界隈は公園がメインです。あ。上杉って美味しい蕎麦屋が出来てます。といっても20年前の想い出だから今やってるかどうか?自信ありませんが。
聞いた事の地名は在りますが、何の事か?。
地方出身者で都会には行きません。
修学旅行で東京タワーを見た位のもんです。
居住区から東に行くのはginjiroさんまでです。
南には4週続けて行っていますが。
私は、ginjiroさんがぐぅさんにコメした状態です。
でも、楽しく読んでまぁ~す。
それでいいんでねぇの?