自分に降りかかってくる問題はなかなか予測しがたいものです。
神ならぬ身の知る由もなし・・・そりゃそうですよね。未来が予測できない限りね。
でも、未来を予測できる方法が一つだけあるような気がしております。
それは、人の立場、人の気持ちを推し量りながら物事を考えるということです。
人の立場で考えるように!と子供の頃にはよく言われたものですが・・・なかなか難しいものであります。
しかし、人の立場でものを見ることが自分の行動規範になったとすると・・・途轍もなく将来が見えるものではないか?と最近思うようになりました。
特に自分より年上の人の視線で物事を見極められたなら、その人が困ってるのと同じことが自分にも発生する可能性が在る訳ですから、それを事前に見つけられる可能性があります。
例えば、癌になった家族を抱えて苦しんでる人がいるとします。その方の気持ちになって状況を考えてみると・・・同じことが自分に起きたら、自分ならどうしていただろうか?どうすべきであっただろうか?と考えるに至ります。
そう考えるようになるのはかなり自然であり、そうなったなら自分はこうしよう!という決意を抱くことが可能であります。
これが、癌を発見することに繋がります。ご自分の家族のことを考えたら、もっと早くチェックしておくべきであるという結論に達するでしょう。
特殊な状況ではなくても、友達の立場に立って常にものを考えるクセを身に着けていれば、様々な場面に対する予知的な対応が可能になりそうです。
常に無意識的にそういう態度で世の中に接していくのは、トレーニングを積むしかないかもしれません。
でも、それが唯一、将来の自分の身に起きることへの事前の対応を可能にするのだと思えば、トレーニングするのも苦にはならないでしょう。
人に優しく、自分には厳しく生きることなのかもしれないですね。
情けは人の為ならず・・・これも昔から言われていますが、同じことのように思えます。
なんだか説教臭いお話で恐縮です。m(_ _)m