銀うさぎの庭(お人形日記)

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絵本

2008-12-05 | 雑記

今朝は小学校の朝読書の会はありませんでしたが、毎週金曜は読み語りの日のようになっているので、今日は先週読んだ絵本のご紹介を少ししたいと思います。

*「かみそりぎつね」 水沢正・文 野村たかあき・画

切り絵風の迫力ある大好きな絵柄です。

ある日「そうべえさん」はキツネが女の人に化けて一軒の家に入っていくのを目撃します。
その娘の正体を暴こうとしたそうべえさんはついに娘を死なせてしまいました。
怒ってそうべいさんに詰め寄る家の人たち。
窮地に陥ったそうべえさんを救ったのは、「頭を丸め坊主となって娘を弔え」と言ってくれた一人のお坊さんでしたが……。


そうべえさんとキツネの知恵比べがはらはらドキドキします。
意外な結末が大変面白くて、私が最もたくさん読み語りに使っているご本の内の一冊です。
出張(?)して読む時には、たいてい持っていくようにしています。
子供も大人も喜んでくれる絵本です。



*「ゆきだるまのさがしもの」 ゲルダ・マリー・シャイドル・作 ヨゼフ・ウィルコン・絵 いずみちほこ・訳

冬らしい雰囲気の静かな絵柄です。

どこもかしこも真っ白な雪景色に飽き、花を探し求めに出掛ける「ゆきだるま」。
ウサギもカラスもネコも「雪だるまは花に会うことはできない」と言います。
しかし、あきらめずに探し続け、ついにゆきだるまは色とりどりの花に出会うことができました。
でも、そこは……。


悲しい結末のお話のようですが、実は本当のラストシーンが非常に感動的なお話です。
先週は二年生のクラスで読みましたが、ぜひ高学年のクラスで読んでみたいご本です。
きっと大人も大好きになれるご本だと思います。

*トップ画像はベッツィーとビーニーベイビーズのfetcherです。
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