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銀うさぎの庭(お人形日記)

人形と花の写真のブログです。HPへもどうぞ♪
人形が苦手な方の閲覧はご遠慮くださいませ。

「夏目友人帳」第3話

2009-01-20 | 夏目友人帳

アニメ「夏目友人帳」第3話『妖退治 湯けむり行』の感想です。
一部ネタばれを含みますので、これからご覧になるご予定の方はご注意下さいませ。

今回は面白くてちょっぴり怖いお話。楽しく視聴できました。

冒頭部分。小さな妖(あやかし)のお神輿を見て「骨壺くらいの大きさ」と感想を漏らす夏目。
「骨壺」って、普通思い浮かべますか!?

お神輿の中には首だけの三つ目の妖が乗っていました。
夏目は水たまりを渡れずに困っていたそのお神輿を助けてやります。

そして、夏目は妖退治人・名取周一に温泉旅行に誘われます。
それにしても赤いバラの花束を抱えて夏目の家へやってきた名取の雰囲気が怪し過ぎる……と思ったのは私だけではないですよね!

さて、温泉旅館でいろいろ妙な気配を感じる夏目ですが、そのことを名取に告げられません。
小さい時から妖のせいで周囲の人から「嘘つき」呼ばわりされてきた夏目は、同じ能力を持つ名取にも素直に接することができないようでした。
まあ、名取が怪し過ぎる、という理由もあると思いますが。



(ちょこっと反転)
天井からぶら下がっている妖は怖かったです。クビツリかと思った……
これ、押し入れの中にあった壺の封印を破って出てきた妖・スミエの首から下の部分だったのですね。

殊勝な話をして夏目から名を返して貰ったスミエは、突然恐ろしい本性を現して襲い掛かってきます。
ここで名取が妖退治用の陣を別の部屋に用意していたことが判明。
妖退治のために自分を誘ったのか…、と夏目はちょっと微妙な気分になってしまいます。

さあ、二人で協力して妖退治だ!!
ところが、案外簡単に名取の仕掛けをスミエはすり抜けてしまいます。
大丈夫なのか、名取!?

と思ったところへ、大きくてとても強そうな妖が二人のピンチを助けてくれました。
二人を助けてくれたこの妖は、冒頭部分で夏目が助けたお神輿に乗っていた三つ目妖だったのです――という、日本昔話のような恩返しのお話でした。



以下、今回の感想雑多に色々。

夏目のまつげの書き方が少し変な時があったように思いました。
あの凶暴なスミエから名を奪ったレイコさんにますます興味が!
一体、どんな女性だったのでしょうか。

せっかくラストで夏目が「楽しかった」と言う場面があるのですから、原作にあった旅館の食事(宴会?)シーンはカットしないで欲しかったです。
が、特に余計な場面が付け加えられていたわけでもないので、時間の関係でやはり無理だったのでしょう。残念です。
この食事の場面は二人がくつろいでうちとけている良い演出になったと思うのですが。

そして最後に「名取は妖の封印を確認しに来ただけで、せっかくの旅行だから夏目とを話したかったのだ」と名取のフォローをする柊(名取の式)がいい人(?)だ~と思いました。
柊は温泉の中でも夏目をからかって遊んでいたし、名取にも本心から尽くしていて、心の暖かさを感じます。
スミエのような妖もいれば、今回の三つ目のように義理がたい妖も柊のような妖もいる、ということで、人も妖の世界も同じですね。


さて、予告にものすごく可愛い妖ちゃんが!! 次回も楽しみです!
*画像はジェニーフレンドです。

「夏目友人帳」第2回

2009-01-14 | 夏目友人帳

アニメ「夏目友人帳」第2回『春に溶ける』見ました。

雪野原で一人の妖(あやかし)と出会う夏目とニャンコ先生。
二人は、『玄(げん)』と名乗るその妖に悪霊退治に協力してくれと頼まれます……


というお話でした。
う~ん…疲れているのかな…。
今回はあまり感動できませんでした。何故だろう?

うっかり雪ウサギに憑依してしまう妖とか、ウサ耳付きの可愛い『玄』とか、人間に裏切られて悪霊と化した妖を夏目が命がけで助けようとするシーンなど、かなり感動的な場面も多かったのですけど。
逆に話が作られ過ぎている印象を受けてしまったのかもしれません。
いやいや、一緒に見ていた家人は感動してウルウルしていましたから、やはり私が疲れていたのでしょう。

でも、夏目がニャンコ先生と雪合戦をしたり、悪霊の情報をご近所の妖たちに聞き込みに行くところなど、とても和みました。
クッキーで妖を釣って(?)いましたし! 結構ご近所の妖さん達とは良い関係を築いているようで嬉しかったです。

あと、ニャンコ先生は夏目が本当にピンチにならないと助けてくれないみたいですね。
来週は、「きらめいていてご免」の祓い人・名取さん登場の回『妖退治 湯けむり行』です。楽しみ♪

*画像はリカちゃんです。

「夏目友人帳」第7巻

2009-01-08 | 夏目友人帳

1月5日に発売されたコミックス「夏目友人帳」第7巻(緑川ゆき著 白泉社刊)の感想です。
大したネタばれはありませんが、これからお読みになるご予定の方はご注意下さいませ。

さて、夏目は心温まるお話ばかりで~と常日頃書いておりましたが、な、何と、今回の『人ならぬもの』は怖いお話でした!
妖(あやかし)が襲われて血を奪われ、殺されるという恐ろしい事件が起きます。

妖たちを守ろうと奔走する夏目貴志と祓い人・名取周一。
アクション映画さながらのシーンが繰り広げられます。夏目すごい、大活躍です。
このお話、夏目が大変アクティブです。

しかし、妖を襲っていたのは、実は人間だったという事実が判明。妖よりも人間の方が怖いとは…。
今回、かねてより噂の祓い屋軍団(?)・的場(まとば)一門の頭首、的場静司が登場します。
的場は目的のためなら手段を選ばない、妖を妖の餌とするぐらい何と思わない非情な男でした。

夏目貴志が夏目レイコの孫であると知った的場が、今後どのように夏目にかかわってくるか、非常に楽しみです。
(ちょっと怖いけど…)
でも、怖い怖いと言っても、作者様の絵が優しい雰囲気ですので、決しておどろおどろしくはありませんでした。

そして、的場が妖を滅するのに使用する道具が弓と矢!! この辺りも弓好きの私にとっては嬉しいところです。
作者様の制作秘話で、初めに「的の家紋」→的場という流れで名前が決まったそうです。(「公式ファンブック」より)


そんなシリアスなお話の後は『夏目遊戯帳』。
夏目が妖たちと影踏み鬼をするという、今迄に登場した妖たちも総出演のとても楽しいお話です。

いつか、夏目も人の友達と鬼ごっこをすることができたら良いですね。
あと、個人的には『三篠(みすず)』がとてもいい味を出していると思いました。

*画像はアヤです。

「続・夏目友人帳」第1話

2009-01-07 | 夏目友人帳

アニメ「続・夏目友人帳」第1話『奪われた友人帳』の感想です。
大したネタばれはありませんが、これからご覧になるご予定の方はご注意下さいませ。

いよいよ始まりました。
一般的に続編は前作より面白くない…というジンクスがあるようですが、そんなことは全くありませんでした。
むしろ、絵のクオリティーはレベルアップしているようです。

さて、うっかり、ニャンコ先生そっくりの黒招き猫ちゃんに「友人帳」を奪われてしまう夏目貴志。
いやいや、スタッフ様、視聴者の好みを良~くご存じで。
(原作どおりなのですが、これを第一回に持ってきたところが戦略的かな~と。←褒めています)

ニャンコ先生とこの黒ニャンコちゃんが並んだラブリー度は、半端ではありません。
おそらくほぼすべての夏目ファンのハートを鷲づかみにしたことでしょう。

そして、封印された「主(ぬし)様」を救うために人間を襲おうとする妖怪達。
夏目は自らの意思で人と妖(あやかし)の仲立ちをしようとします。



(反転します)
そして、封印を解かれた黒ニャンコ=「主様」=リオウの美しい事!
一瞬着物を着た天使か?と思いましたが、鳥の妖ですよね。

それにしても主様、夏目レイコと勝負して負けていたのですね。
レイコさん、強過ぎ!

ん? 待てよ…
斑(ニャンコ先生)も招き猫に封印されていました。
かつてこのあたりで招き猫の置物に妖力の強い妖を封印して回った人間がいたということでしょうか?
それって、一体誰??


友人帳を使う夏目のアニメーションもさらに美しくなっていました。右手の動きが格好いいです!
エンディングも原作の雰囲気に非常に近くて良かったと思います。
来週は第2話『春に溶ける』。今から待ちきれません!

*画像はアヤです。

「夏目友人帳」第13話

2008-09-30 | 夏目友人帳

アニメ「夏目友人帳」第13話/最終回『秋の夜宴』の感想です。
ネタばれを含みますので、まだアニメをご覧になってない方はご注意下さいませ。

今回「友人帳」は出てきませんでしたが、全然気になりませんでした。
というより、ラストまで「友人帳」のことをうっかり忘れていた程、物語に引き込まれてしまいました。

秋祭りを舞台に、夏目と今までの登場人物、妖怪たちとの心温まる交流を描いたすてきなお話でした。
今回は時系列に関係なく登場人物ごとにエピソードをまとめてみました。
尚、ピンクの文字で書いてあるのは、それぞれの登場人物に呼ばれていたニャンコ先生の名前です。色々ですね。

◆田沼(妖怪の気配を感じることができる夏目の友人)にゃんにゃん先生 ポン太
今回の核となる、すてきなエピソードです。
田沼、ニャンコ先生の言葉が分かるのですね! 初めて妖怪と話ができた、と喜んでいました。
 
夏目は田沼の家で、池の水の反射で天井に映る水紋を見ます。でも、庭に池はないのです。
田沼には不思議な光景ですが、実は夏目の目には魚の泳ぐ池が見えています。

最初、そのことを言えなかった夏目ですが……お話の最後で、池の中で泳ぐ魚の色は赤だよ、ということまで田沼に告げることができました。
人に対して一歩を踏み出せないでいた夏目の心の成長を描いた、心温まるお話でした。

◆笹田(夏目のクラスの委員長)不細工ちゃん
原作では、一話だけの登場で転校していなくなってしまうキャラです。
夏目に興味を持つゆえに(どういう興味なのか謎ですが。恋心? 妖怪への好奇心?)、色々しつこく夏目に絡む女の子。
 
夏目と一緒にいる田沼を追い払おうとしたり、ニャンコ先生を捕まえて縄でぐるぐる巻きにしたり、なんだかすごく粗暴です。
ここは笑うところなの? ギャグ担当なの? 私には乱暴な女の子としか思えません。
二期にも間違いなく登場してくると思いますが、このキャラ設定はかわいそう過ぎます。もう少し何とかして欲しいです。

◆子狐妖怪ちゃん(けな気でキュートな子狐の妖怪。管理人一押し)
お祭りにくれば夏目に会えるかもしれない、とやってきました! 可愛いな~♪
狐の姿でいるところを笹田に見つかり、ほうきで追いかけまわされているところを夏目が助けます。
夏目に抱っこされてる子狐ちゃん、可愛い!

人間に化けたこの子の手を引いて、笹田の前を通ってやればいいのに…と半分本気で思いました。
こんな可愛い子と一緒にいるところを見れば、笹田もあきらめるしかないですよね!←何を?



◆名取(俳優。裏の顔は「妖怪祓い人」)
第二期への伏線ですね! わ~い♪ 
悪い妖怪の策略にはまって人間につかまってしまった子狐ちゃんを助けてくれました。なんていい人なの!
「会合」への出席のために来たようです。
「例のあの人(七瀬)」もちらっと出てきました。二期が楽しみです!

◆柊(名取の使役する妖怪)
名取の命で、夏目を探す子狐ちゃんについていてあげます。
子狐ちゃんの落とし物を一緒に探してあげたり、優しい妖怪さんです。

◆ヒノエ(前回登場。レイコをこよなく愛する妖怪。今は夏目好き?)
木の上からさりげなく夏目たちを眺めています。存在感がありますね。は! もしや、夏目のスト○カー?
でも、屋台から食べ物を盗んで、そのツケを夏目のクラスメートに払わせるのはやめて下さい…。

◆藤原夫妻(夏目を引き取ってくれた親戚)にゃんごろう
本当にいい人たちです。
今までの夏目の孤独を知って理解したうえで、本当の家族になろうとしてくれています。
この人たちの想いを夏目が理解するのは……この辺りは、二期のお楽しみですね。


最終回で一番驚いたのは、田沼があまりにも格好良くてすてきだった ことでした。
今までは割と地味なキャラだと思っていたのですが、夏目への気遣いとか、心配りとか、何ていい子なのでしょう。
一気に田沼が好きになってしまいました。
二期では格好いい田沼の活躍も見てみたいところです。

ラスト、夏目と田沼、子狐ちゃん、ニャンコ先生の四人で花火を眺めます。
夏目は心の中で呟きます。――冬の足音が聞こえる秋の夜。でも、ここは暖かい――と。

名取関係の二期への伏線もばっちりでした。
第二期が本当に待ち遠しいです!

「続・夏目友人帳」 2009年1月よりテレビ東京系にて放送開始!!


それでは、ここまで私の拙い感想をご覧になって下さった方がいらっしゃいましたら、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。

*トップ画像は、ベッツィーとビーニーベイビーズの Sakura(ピンクのくま)、Valentina(ワインレッドのくま)です。