アニメ「夏目友人帳」第13話/最終回『秋の夜宴』の感想です。
ネタばれを含みますので、まだアニメをご覧になってない方はご注意下さいませ。
今回「友人帳」は出てきませんでしたが、全然気になりませんでした。
というより、ラストまで「友人帳」のことをうっかり忘れていた程、物語に引き込まれてしまいました。
秋祭りを舞台に、夏目と今までの登場人物、妖怪たちとの心温まる交流を描いたすてきなお話でした。
今回は時系列に関係なく登場人物ごとにエピソードをまとめてみました。
尚、ピンクの文字で書いてあるのは、それぞれの登場人物に呼ばれていたニャンコ先生の名前です。色々ですね。
◆田沼(妖怪の気配を感じることができる夏目の友人)にゃんにゃん先生 ポン太
今回の核となる、すてきなエピソードです。
田沼、ニャンコ先生の言葉が分かるのですね! 初めて妖怪と話ができた、と喜んでいました。
夏目は田沼の家で、池の水の反射で天井に映る水紋を見ます。でも、庭に池はないのです。
田沼には不思議な光景ですが、実は夏目の目には魚の泳ぐ池が見えています。
最初、そのことを言えなかった夏目ですが……お話の最後で、池の中で泳ぐ魚の色は赤だよ、ということまで田沼に告げることができました。
人に対して一歩を踏み出せないでいた夏目の心の成長を描いた、心温まるお話でした。
◆笹田(夏目のクラスの委員長)不細工ちゃん
原作では、一話だけの登場で転校していなくなってしまうキャラです。
夏目に興味を持つゆえに(どういう興味なのか謎ですが。恋心? 妖怪への好奇心?)、色々しつこく夏目に絡む女の子。
夏目と一緒にいる田沼を追い払おうとしたり、ニャンコ先生を捕まえて縄でぐるぐる巻きにしたり、なんだかすごく粗暴です。
ここは笑うところなの? ギャグ担当なの? 私には乱暴な女の子としか思えません。
二期にも間違いなく登場してくると思いますが、このキャラ設定はかわいそう過ぎます。もう少し何とかして欲しいです。
◆子狐妖怪ちゃん(けな気でキュートな子狐の妖怪。管理人一押し)
お祭りにくれば夏目に会えるかもしれない、とやってきました! 可愛いな~♪
狐の姿でいるところを笹田に見つかり、ほうきで追いかけまわされているところを夏目が助けます。
夏目に抱っこされてる子狐ちゃん、可愛い!
人間に化けたこの子の手を引いて、笹田の前を通ってやればいいのに…と半分本気で思いました。
こんな可愛い子と一緒にいるところを見れば、笹田もあきらめるしかないですよね!←何を?
◆名取(俳優。裏の顔は「妖怪祓い人」)
第二期への伏線ですね! わ~い♪
悪い妖怪の策略にはまって人間につかまってしまった子狐ちゃんを助けてくれました。なんていい人なの!
「会合」への出席のために来たようです。
「例のあの人(七瀬)」もちらっと出てきました。二期が楽しみです!
◆柊(名取の使役する妖怪)
名取の命で、夏目を探す子狐ちゃんについていてあげます。
子狐ちゃんの落とし物を一緒に探してあげたり、優しい妖怪さんです。
◆ヒノエ(前回登場。レイコをこよなく愛する妖怪。今は夏目好き?)
木の上からさりげなく夏目たちを眺めています。存在感がありますね。は! もしや、夏目のスト○カー?
でも、屋台から食べ物を盗んで、そのツケを夏目のクラスメートに払わせるのはやめて下さい…。
◆藤原夫妻(夏目を引き取ってくれた親戚)にゃんごろう
本当にいい人たちです。
今までの夏目の孤独を知って理解したうえで、本当の家族になろうとしてくれています。
この人たちの想いを夏目が理解するのは……この辺りは、二期のお楽しみですね。
最終回で一番驚いたのは、田沼があまりにも格好良くてすてきだった ことでした。
今までは割と地味なキャラだと思っていたのですが、夏目への気遣いとか、心配りとか、何ていい子なのでしょう。
一気に田沼が好きになってしまいました。
二期では格好いい田沼の活躍も見てみたいところです。
ラスト、夏目と田沼、子狐ちゃん、ニャンコ先生の四人で花火を眺めます。
夏目は心の中で呟きます。――冬の足音が聞こえる秋の夜。でも、ここは暖かい――と。
名取関係の二期への伏線もばっちりでした。
第二期が本当に待ち遠しいです!
それでは、ここまで私の拙い感想をご覧になって下さった方がいらっしゃいましたら、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。
*トップ画像は、ベッツィーとビーニーベイビーズの Sakura(ピンクのくま)、Valentina(ワインレッドのくま)です。