おもい出し日記

硬質ウレタンフォームを芯材とする金属サイディングから延焼

2009年に神戸市内で発生したサンドイッチパネルを内装材に使っていた倉庫兼作業所での火災で消防隊員が1人、煙に巻かれて殉職した事件がありました。

この事件がきっかけで、金属サイディングの延焼リスクを調べるために火災実験をしたところ、着火から1分35秒後に700℃の高温になり、芯材の硬質ウレタンから大量の可燃性ガスを発生しながら延焼を開始、その約1分30秒後に硬質ウレタンが延焼したそうです。

金属サイディングの外壁通気工法だとさらに芯材が燃えやすくなる。外張り断熱工法で発砲プラスチック系断熱材を使う場合、他の建材より熱を通しやすい金属サイディングでは、断熱材が燃えるリスクは高くなる!と東大大学院准教授の野口さんは話しています。(日経ホームビルダー2011.1)
※詳しくは2月のニュースレターで!



火災の際は、様々な有害ガスが発生すると言われています。
一酸化炭素、二酸化炭素、シアン化水素など。

ポリウレタンフォームはマットレス、枕などの寝具などにもつかわれていますが燃焼すると有害ガスであるシアン化水素が発生します。

大きな面積となる断熱材に有害ガスが発生するとわかっている物を施工しなくてもいいと思います。


という訳で、弊社では外張り断熱・発砲ウレタンの断熱は採用していません。

安く、簡単に気密と断熱を確保するには発砲ウレタンを採用すればいいのですが…。


ただ安ければいいという訳にはいきません。

かと言って、自然素材の断熱材を利用するとなると…。
値段は高く、性能は悪く…。

優良みやぎ材、自然素材をうたい文句に商売をしている所としては
掟破りのグラスウール(高性能)を採用!です。
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