昨年引き渡した「中山の家」が優秀賞(設計者・施工者)と宮城県建築士事務所協会会長賞(設計部門・設計者)をいただきました。



講評として
旧新興住宅地に建つ住宅。清楚な美と安定感のあるシンプルな外観。玄関を入ると1階の居住空間が一望に現われ、低めの天井と美しく造作された家具建具が作り出す心地よい空間が印象的です。
階段と一体の居間上部は吹き抜けで構成され2階の空間も将来家族構成変化に対応できます。そして何よりもこの空間を高性能な外皮で覆い、エアコン1台で快適な生活を送れる最新の構成とし、北海道並みの性能をよく練られた構造計画で、シンプルに細心の注意で木材の品質管理までをまとめ上げた、デザイン的にも美しい次世代の都市型住宅の手本となる住まいです。


審査員の奥山様からすばらしい言葉をいただきました。ありがとうございます。

お会いするのが現地審査以来2回目ですが以前から知っているように接していただき、会話がとても楽しいです。
賞には無縁だと思っていました…。
それは「誰もが手の届く自然素材と省エネの家」を旗印に家をつくっているからです。
限られた予算の中で出来るだけ小さく、それでいて空間は広く感じられるような誰もが手の届く家をつくってきたので…大屋根や大梁が何本も見えるような家と比較すると当然見劣りはしてしまうし…賞とは無縁のものと思っていました。
今回、吹抜けから太陽エネルギーを暖房エネルギーに取り込むことを含めた省エネ性や室内のデザイン性・空間性を評価していただいたのは画期的なことと思っています。
今回、藤澤棟梁にも出席していただきました。
忙しい所、ありがとうございます。

職人・業者の代表として出席していただきました。
公の場所に少しでも顔をだしていただければ、今まで建てていただいた方、これから建てる方に、今以上に安心していただけると思っていますし、すこしでも職人(本当の)として認知していただければという思いからでした。
当初、「着ていく服がないのでと…」と断られたのですが…。
「私もないのでセーターを着ていきます。藤澤さんは作業服で行きましょう!」
ということで行くことに決まりました(笑)。

受賞後、みんなで昼食をでいただきました。

打ち合わせはよくロイヤルホストでしていたことを思い出しました…。
建て主様の仕事時間に合わせ…。
半分は家づくりの話、半分は他の話(遊び?)…。
その昼食は、家づくりの打ち合わせの続きのようで…
懐かしく、今も続いているのがうれしくて。