
北欧デンマークの町バイレでは2022年に入りガス価格が急騰、一年前の3倍に跳ね上がりました。
日本では電気代が2~3割ぐらい上がっていると思いますが、欧州では2~3倍になっています。「割」ではなく「倍」です。
これは天然ガス供給元だったロシアの昨年2月、ウクライナ侵攻によるもので、一カ月のガス・電気代が約9万3千円になり、このうち7割がガス代とのことです。
高いですね。
それで欧州では今、「ガス」から「ヒートポンプ」へ移行していっているとのこと。
もともと環境意識の高い欧州では、環境に良いとされてガスボイラーからヒートポンプへと転換する機運がありましたが、日本の得意とするヒートポンプの売れ行きが急拡大しているそうです。
「テレビより車より、まずはヒートポンプ」と日本では考えられない状況だとか。
2025年には現在の4倍になる1000万台生産を目指し、24年にはポーランドで新工場が稼働、ベルギーやドイツ、チェコの工場でも生産ラインを増やすそう。
日本の技術はすごい!
ちなみに、先程の光熱費9万3千円ですが…
宮城県の4・5地域にG1.5レベル、延べ床面積36坪をあてはめると、ヒートポンプで24時間全館暖房・給湯、照明等を含め…1/3(以下)の光熱費になると思われます。
伊藤工設計ホームページ