肌寒く

２０１３年１０月２５日（金）小雨

…柚子の実がぐんぐん大きくなり、うっすらと色づく気配。焼き魚にも漬物にも風味を添える頃。朝もぎを１０個ばかりスタッフにもって行った。
▼気圧・気温・湿度計の針の位置がずいぶん変わった。今頃そんなことに驚いた。今夏の猛暑の記憶（針の位置）がそれほど…。現在は１０１２ｈｐａ、２１℃、７６％をさす。台風を遠くに感じている秋の小雨日和。これ（写真）をくれた北のグループが気になる。
▼渋谷で午前から昼飛ばしの４時間セミナー。男性はほぼ全員もうろう、ヘロヘロに。女性はシャキッと派と、ほんわか派に。どちらも心配しなくていい。残るものは残ってます。明日になれば頭の中に磁石みたいな記憶の核が。そこに吸い寄せられるものを大事に。
▼ＢＵＮＫＡＭＵＲＡ地階の書店は響く。ディスプレイ・コーナーの本の約半分は持っている。残り半分は気になっていたものと、その姉妹本、または同傾向本。この担当者（書店員）と僕は、話せば気が合う。抑えて抑えて３冊購入。
▼アマゾンなどのデータ活用法がこういう手法の元か。ある同じ本を読んだ別々な人が、それぞれ興味を持った他の本を揃えて紹介する。…と、同傾向の興味の連鎖が起きる。僕流にいえば美意識をベースにしたハーモニーのコーデだ。でもデータだけの仕掛けには僕の内部で警告音が鳴る。データ通りになんて動いてやらない→買わない。ま、いずれこういう単純な感情も読み込まれるんだろうけどね。ＣＰに勝てない棋士を思い出した。
▼業界某社で社員セミナー。メーカー、ディーラー、サロン、ジャーナルそれぞれがそれぞれの役割で美容の力を大きく、美しく、輝くものにしたいと思っている。こういう機運がずっとモチベーションになっている小さな業界を僕は好きだ。Ａさん、１時間半じゃ短いよ～！
★前回の符号は、地下鉄副都心線・新宿３丁目→渋谷／東急東横線→横浜／みなとみらい線→元町中華街／・・・／市営地下鉄・関内→上大岡／京急→京急田浦でした。

どっちがどっち

2013年10月1９日（土）曇り

……　涼しくなって、外部での仕事にはネクタイをしめて行った。ピエニュのブルーベリージャムをたっぷりのせたトーストがおいしい。
▼月→　地元景気ウオッチング。みなとみらい、桜木町の人出は確かにＵＰ。ガイジン＆ロウジン中心だった伊勢佐木町にも変化。ユニクロ、ブックオフ、スタバの定着で若い世代が増えた。オープンドアのバーも人気。かうひいの南蛮屋がじわじわ力を。街角の若いジャズメンは…もうちょいファッションに統一感がほしい。
▼火→　表参道のスパイラルへ。古い付き合いのＫＩＮＧＤＯＭの新社長就任パーティ。塩川昌英さんが社長就任、田中孝明さんが会長に（写真）。二人の個性の違いが相乗効果でますます良いスパイラルを描くだろう。店長クラスが大人のいい顔になっていたな。さて、主役の二人はどっちがどっちだ？
▼水→　台風一過で快晴・快調のはずが交通マヒでさんざん。京急は部分的運休。京浜東北線は蒲田駅でながー異、時間調整。鎌田行進曲を何回も聴いた。五反田まで３時間近くかかってＳＡＢＦＡへ。それでもクリエイティブコースは今年も精鋭ぞろい。集中力と強い気。　この中からいずれスターが出る予感。
▼木→　ココア出版でＫさんと面談後、新宿末広亭近くの謎の有ｅ無研究所へ。怪老人の特性珈琲を2杯飲み、特選情報の仕込み。Ｆ１３→Ｆ１６／ＴＹ０１→ＴＹ２１／ＭＭ０１→ＭＭ０５と移動し、中華街善隣門近くの秘密基地焼き鳥「侍」へ。１時間後Ｂ１７→Ｂ１１／ＫＫ４４→ＫＫ５５…と。私鉄の相互乗り入れでかなりの時間短縮だった。主要駅の符号を覚えるのが最近の趣味に。これ、どういうコースだと思う？
▼金→　ＶＯＧＵＥ、ＢＡＺＺＡＲ６冊を解体。指先がザラザラに。早い夕からスタッフと裏横浜の最新店チェック。総合評価は嵐＝７２点、安＝６０点、繭＝６５点。素材◎、料理△、盛り付け▽、接客×　料金●　推薦度４０％　当面再訪の予定無し。女性の目は厳しい。
★土→　ＴＶ、新聞かためて。伊豆の被害の大きさに改めて驚く。この天災はこの国だけのものだろうか。地球規模の一端だろうか。指定廃棄物の最終処分場さえ決められないのに、この先の原発稼動にストップを掛けないのはなぜ？もう「想定外」は通用しないのに。小泉さんだって、よく考えればああ言う。景気という眼帯をはずそう。

美と異と気

2013年10月12日（土）晴

…明日葉が大きな花を咲かせて今にも種を放出しそう。金木犀がオレンジ色のじゅうたんをつくる。水溜りではまだ蚊が育つ秋。
▼雑誌から→　横浜のニューグランドホテルには、マッカーサー・スイートという部屋がある。最近映画にもなった、あの連合軍司令官、コーンパイプの米マッカーサー元帥がお気に入りだった315号室だそう。お茶か、せいぜいカクテル一杯くらいしか縁のない地元の高級ホテルの知る人ぞ知る伝説。
▼新聞から→　秋田県美郷町に続く「掛け唄」の行事。たとえば「派手に咲いたる野ばらの花の枝にトゲある薄情け」など、色っぽいのを節回しをつけて2分半かけて歌うそう。応じる方は先の唄が終わるか終わらぬタイミングで唄いだす。　「ばらの花でも色よく咲けば痛いながらも手をかける」などと。七・七・七・五の26文字は都都逸などと同じ。情緒の応酬が夜更けの神社の境内に響く。確かに桃源郷、異界の風。ふ～ん。
▼ＴＶから→　すでに1億人がつぶやいたかもしれないけど、やっぱり僕も。白井健三君、さわやかでかわいくて、すごい。またも若いスポーツ選手に感動をもらった。
▼電車内で→　隣に（斜めに）座った女の子。チラチラ、しきりに、こっちの顔を伺う。スマホに何か書き込みながら。見られちゃまづいという意識の現われらしい。よっぽど人に知られたくない内容？　だけど…うるさいんだよ！！！！！
▼小料理屋で→　2銘柄の酒を飲み比べていた。当然杯も２つ。と、おばさん（常連客は女将さんと呼んでたけど）、何か言いながら一つの杯をさっと下げてしまった。あ、まだ中味が…！　やがてその杯は僕の後ろのペアのところに持っていかれた。…ガラスの杯が三つしかなかった？　せこ↓　がさつ×　もちっとまともな対応せい。蓮と海老の蒸し物など、こったものを出す店なのに。職人がかわいそうになった。
★道々…→　久々の異だった。以前ガラスの球面を蔓草が覆ったのを見つけたけど、これはその逆。ガラスの内側に草が入り込み、ここまで育ってはりついたらしい（写真）。月面じゃありません。

満開の…

２０１３年１０月５日（土）小雨

…ん？　いまどき何の花だろう。近くで見たら実は造花のネオンだった（写真）。きっと夜は満開の超ピンクになるのだろう。何の花かは無意味で、とにかく明るく元気な“超花盛り”がメッセージか。本格的なホルモン料理屋だったけど、ひょっとしてサクラ肉もウリ？　興味はあるけど、はて…。
▼お休みしていたサロンの単独セミナーを再開した。新幹線に乗って数時間の旅。これも僕にとって長距離移動の試運転。実に快適だった。居眠りしながら、本を一冊読み終えた。飛行機でのせわしなさを思うと、今後はこっちかなと考えてしまう。何よりもその気になれば途中下車できる。京都、大阪、神戸。寄りたいところ山ほど。こう地名を書くだけで顔が浮かぶ人がいる。60歳過ぎたら、日本中、人（＝美容師）を訪ねて旅するのを目標にしていた。少しずつ実現させたい。その一番は気仙沼と決めた。あの震災後に再出発したＡ夫妻を訪ねて。とにかく再会して、彼らの体験を聞かせてもらおうと思っている。
▼王さんのホームラン記録を塗り替えたヤクルトのバレンティンに関する記事を読んでいて、細部に引っかかった。オランダ領キュラソー生まれ。オランダ領……そうか。カリブ海とかインド洋にはまだまだあるんだよな、イギリス領、フランス領なんかが。しかし現状そのことを不幸に思うかどうかは、現地の人間でも意見が分かれるそうだ。コロニアル（植民地風の）というイメージ用語は廃れつつあるけど、実体は進行形の歴史のままだ。そういえばトロピカルもサファリも元は植民地から生まれた言葉だった。
そして…こういうことを考えると、どうしてもヨーロッパの中の飛び地、スペイン南端の英国領、ジブラルタルのことを思い出してしまう。スペイン政府は当然、自国領土として返還要求する。しかし住民投票をすると、“英国領のまま”が支持される。しかしその住民は国民のごく一部に過ぎない。住民エゴだと言われる。化石にならない歴史が今あちこちで問題だ。僕らの足下でも。
▼大川たみ子さんの告別式に行って来た。無宗教の献花スタイルだったが、赤い小ぶりの薔薇という発想は、キラキラ華のあった彼女にふさわしい演出だった。生前からの希望も？　　行き帰りに青山の珈琲屋に寄り、彼女の話しっぷりや、熱心な仲介内容を思い出していた。1月1日生まれでこの９月１１日が命日。1．1とも、９．１１ともシンクロする妙な縁を感じる。心よりご冥福を。
▼一つのデキゴトがその後に予想外の展開を見せることがある。人を見てその人の発想や行動は大体の予測がつく。その「先見」が見えないことがある。隠していることがはっきりしている人と、何も考えていない人とは違うから、表面化したとき、そうか、これだったかと合点がいくことも。久しぶりに、その予想外の結果を見そうだ。踏み出すチャンスはそうたびたび訪れないから、やったらいい。きっかけは負のデキゴトであっても、必ずプラスに発展させてほしい。独自の魅力を持ったあなたの行動を、あなたの未来を僕は信じます。いつか満開目指して…。
★光輝逆転。晴天蟻歩。毒蛇不急。　必要な言葉を、あなたの未来パスポートにご利用ください。