２０１２年１月２９日（日）晴 つめたーい空気！
…いつになく多忙な１月。あっという間に２０日間が…。今日も西の空にくっきりとした深皿のような上弦の月を見ながら家に着いた。このところ毎日感心している。その上方にある明るく大きな☆と共に、どこかの国旗や誰かの絵を思い出す。口笛を吹きたい気分になる。
▼地方出張。南の方に２度。街の様子はどこも一緒。あちこちに空きビル、シャッター通り。かと思えばその裏やはずれにカオスのような磁場。ファッション、飲食、雑貨店などが集まっていて、その中心にオーラを放つ美容室がある。僕が会うことになるのは、そういうサロンの面々だ。そこは間違いなく地域のパワースポットだ。たぶん周辺の有名寺社以上に。旅人の僕には大木や苔、川面の白鷺などもＨＡＬ。こがねまち、しろがねまちなんていう町名も、よそ者にはいい気分だった。
▼異業種でのフォーラム。去年参加した人もいるとの情報があり、一部、新しい資料に組み替えた。でも伝えることは同じ。美しいものにはワケがある。異と共存のバランスが決め手。イントロは出来事（ジャスミン革命）と広告コピー（ベンツ）、宝飾品の広告とファション写真。それらに共通する魅力の構造を見せるだけ。美容も物販も接客の魅力は人から。管理職と新人の教育だって「同じ」と「反対」が矛盾無くバランスしていることが必須。美意識って難しいことじゃなく、核は人や物に対する優しい気持ちです。その始めに、わずかな違和感に気付く目があればいい。
▼業界ジャーナリストが来社。近くのビストロでワインを飲みながら。気がつけば３時間半も。業界事情にお家事情。悪くはならないけど、良くもならない？ 微妙な状況の繰り返しだと。一番空疎なのは、希望が無用な人には何も言えないってことらしい。確かにそういう面もある。でも僕はこと美容に関しては、目の前に高いステージがあることを確信しているし、そこへ上れ、と言い続ける。希望じゃなくて、それは現実だから。
▼旧知のクリエーターが来社。蟻の巣で（珈琲だけで）３時間。隣接業界から聞く「進行形の美容」の姿。なるほど。それはけっこうなことです・・・と。手段は何であれ、「知の美容」は嫌でも高まるだろう。窓辺の読書おばさんもそう言ってます。
▼上のクラスに行く条件を満たした者が出揃い、待たせた受講者に連絡。春からの新規スタートを前に話をした。意識の高さにこっちも気合が入る。この人の師は僕の旧知の美容師。その気性の最良部分を受け継いだらしい。
★今年はアリミノでの３回セミナーで①ヘアデザイン論、②作品撮影のコツとタブー、③自分の弱点を魅力に替える発想。多分横浜以外では初の公開セミナー。目の前のステージに上がる準備を。
