ふるい 小さな いえに、おばあさんが ひとりで すんで いました。
そのうちに、おばあさんが びょうきで なくなりました。
サブロには、じぶんの せなかに おぶって いるのが、いすでは なく、
おかあさんのように おもえたのです。
きつねのこは、ぶなのきのしたにたって、
おとうさんをみおくりました。「いってらっしゃーい」
こえがとどかないことは、わかっていても、
きつねのこは、むちゅうでさけびました。
ふるい 小さな いえに、おばあさんが ひとりで すんで いました。
そのうちに、おばあさんが びょうきで なくなりました。
サブロには、じぶんの せなかに おぶって いるのが、いすでは なく、
おかあさんのように おもえたのです。
きつねのこは、ぶなのきのしたにたって、
おとうさんをみおくりました。「いってらっしゃーい」
こえがとどかないことは、わかっていても、
きつねのこは、むちゅうでさけびました。