うれぴっプル♪

ゲーム大好き店長のオタブログ

「Clover Heart's append disc TOYつめちゃいましたっ」感想

2024-10-28 19:23:24 | ゲーム感想【カ行】


ALcot/2004年

今回はClover Heart'sのファンディスク「CloverHeart's append disc TOYつめちゃいましたっ」です!
Clover Heart's本編の感想記事に書いた通り、私は主人公の白兎が本当に苦手でして。このファンディスクはほとんど白兎×玲亜のストーリーと知り、なかなかプレイする気持ちになれなくて長らく積んでおりました。
で、この度重い腰を上げてようやくプレイしたのですが…相変わらず白兎はキメェなぁ…!!!


そもそもこのファンディスクかなり微妙です。主な要因はボリューム不足ですね。
「つめちゃいましたっ」って言うんならもっと詰めてもええんやで。

ADVゲーム、漫画、ドラマCDの三本立てなのですがどれも短い…いや漫画だけは読み切り漫画として普通の長さだったか…。
そして莉織の扱いが悪い!!!


まず前述のようにADVは白兎×玲亜のストーリー「恋のレシピ、教えます」。これが二時間かかったか?ってくらいの長さ。
ドラマCD「御子柴莉織はご機嫌ナナメ」もやたらパート分かれてる割に一つ一つが短いのであっという間に聞き終わります。莉織目線のストーリーでなかなか面白かったんですけどね。ストレスで壊れ気味の莉織がかわいそかわいい!
漫画は円華先輩目線の物語「さよならの向こう側」。これも良かったです。少女漫画風でした。




メインはもちろんADVです。白兎と玲亜のイチャイチャとエロエロwithちまり(玲亜ってここまでヤバかったっけ…)。
いや、本当に絵とかBGMは良いんだよ…うん…合わないんだよな…。本編やった時も思ったんですけど、絵柄が可愛いのに未成年飲酒のシーンがあるの全然かわいくない…。
これは私が頭バリカタなのが悪いです。でも絵柄がこれじゃなかったらまだ受け入れられたかな!?


ストーリー自体はそんなに悪くない。ちまりがちゃんとした子で安心します。
白兎と玲亜がちゃんとしてなさすぎるんだよなぁ。




今回は短いので採点無しです。採点できねぇ!!
新しいOPムービーが入っていたのは嬉しかったですね。


そういえば全ての選択肢選んだはずなのにCGが一枚埋まりませんでした。なんなんだよォ~

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「腐り姫~euthanasia~」感想

2024-09-09 20:44:26 | ゲーム感想【カ行】

Liar-soft/2002年

初ライアーソフト!「腐り姫~euthanasia~」の感想です。
これは「妹ゲーム大全」と「ヤンデレ大全」で知ったゲームです。当時の一般的なエロゲと比べると、少し変わった絵柄で目立っていました。なんか漫画っぽい…むしろ児童書っぽいかも。
ストーリーは、、紹介文読んでも正直よく分かりませんでした。
伝奇モノのような雰囲気ですが、実際プレイしてみると…?




父と妹が心中を遂げたことをきっかけに記憶を失った主人公・五樹。
夏、養生のため故郷である「とうかんもり」に帰ってきました。義母、義妹と三人の暮らしが始まりますが、五樹には彼女らの記憶も無いので会話もぎこちないものでした。
ある日五樹は、とうかんもり内の沼地で赤い着物を着た少女に出会います。どこからやってきたのか、身寄りはいないのか。何もかも分からない謎の少女・蔵女のことを放っておくことができず、連れ帰る五樹。
しかし彼の周囲の人々は蔵女を見て「樹里にそっくりだ」と気味悪がるのです。
樹里とは亡くなった五樹の妹。


蔵女と過ごすうち、五樹の過去が朧気ながらよみがえってきます…。






…っていうお話。
ジャケット絵やあらすじからして鬱ゲーみたいですけど、私はこの「腐り姫」は鬱ゲーではないと思うんですよね。

何といっても不思議な雰囲気が良いです。水墨画のような背景、不安定な精神を持つ主人公視点のテキスト、寂しくも繊細なBGM…全ての素材が「記憶喪失の主人公」「死んだ妹に瓜二つの少女」という主要人物二名と上手くマッチしていて、2002年の作品ですが今でも雰囲気ゲームとして高いレベルであると言えるでしょう。


シナリオはどんどん先を知りたくなるつくりになっています。
とうかんもりでの四日間を何度も繰り返しプレイすることによって、主人公の秘められた過去が徐々に明かされてゆきます。攻略はちょっと難しいです。「これ意味あるの?」みたいな、変な選択肢が多いので…。


ストーリーに100%納得できるかと訊かれれば、、難しいと思います。
読み進めている時は本当にワクワクするんですよ。五樹の記憶の断片を垣間見ることが楽しくなってきて、プレイするのを止められないほどなんですけど…残念ながらトゥルーエンドは斜め上すぎて理解が追いつきませんでした。
とうかんもりという小さな町の、簸川一家で起こった鬱屈した事件…と思いきや!トゥルー√ではものっすごい「外側」の範囲にまで話が及ぶんですよね。この終わり方が好きな人も多いと思いますけど、私的には微妙でした。トゥルー以外のいくつかの終わり方の方が納得いきます。
せっかく病んでる登場人物ばかりなのだから、彼らの背景をもっと掘り下げてほしかったです。




私がこの「腐り姫」を鬱ゲーではないと思う最大の理由は「多彩な登場人物との交流がとても楽しいから」です。
中には楽しくないキャラもいますが(笑)、駐在所のリカルドと清香さん、いつもハムスターを連れている学者先生、背景だけに登場する役所のおっちゃんたち、テレビやラジオ内の出演者たち…立ち絵すら無いキャラにも一人ひとり個性があります。
公式のキャラクター紹介を見ると、一見登場人物の少ないゲームのようですがそんなことはありません。
ちなみに私はリカルドが好きです。


ヒロインの中では潤!!これは圧倒的。
潤の過去が明かされるシーンはそりゃもう萌えましたとも…潤と蔵女の交流も良いです。
CVは金田まひるさん。金田さんがダーク系のゲームに出てるのってあんまり見たことないからウレシイ!!
そういえばこのゲームはパートボイスなんですけど、ボイスのあるシーンの方が多いので気になりません。
主人公の「自称恋人」なきりこも良い味出してますね。害のないヤンデレです。


あと青磁さんという冷たい感じのするイケメン眼鏡が出てきます。なんとこの青磁とのエンディングもあります!BLゲーマーにもオススメのクオリティです。
オマケ内で五樹と青磁の関係についていじられてるのが笑えます。




プレイ前の注意として「犬が死にます」。
それも老衰や病死ではなく、人為的に死んでるのでちょっと…ね…。その犬は死んでなお登場し続けるのでそれが救いなんですけど、無理な人は無理だと思います。
私はもう、犬が死んだ原因のキャラについては嫌い寄りですね。




オマケ要素が充実しているのは嬉しいですね。世界観ぶち壊しなパロディギャグ多め。
パロディの元ネタ全部分かったらめっちゃ面白いんだろうなー。。。




没入度ではピカ一な「腐り姫」、起承転結の結が少し納得いきませんが本当によくできたエロゲでした。
ジメっとしたとうかんもりの町が実に魅力的で、行ってみたいどころか住んでみたくなりますよね。蔵女に出会ったら終わるけど。

評価:80点

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「Clover Heart’s」感想

2024-05-23 16:50:55 | ゲーム感想【カ行】


ALcot/2003年

今回は双子ゲーの金字塔「Clover Heart's」です!
プレイしてみて意外としっかり恋愛してるなぁと感じました。プレイ前、莉織・玲亜のことは小●生だと思ってたので…。


双子の兄弟・南雲白兎と南雲夷月は、過去のある出来事がきっかけですれ違いの日々を送っていました。広い屋敷に執事のロベルトと白兎、そして滅多に帰宅しない夷月…寂しく、無味乾燥な毎日。
しかしある日、海外で仕事をしている父から「屋敷で双子の姉妹を預かってくれ」と頼まれます。
白兎・夷月と同じ年齢の御子柴莉織・玲亜姉妹はロシア人と日本人のハーフで、何か訳ありのようでした。
御子柴姉妹が連れてきたメイドの久遠も加わり、屋敷の空気は一気に変わります。
賑やかな雰囲気に慣れない南雲兄弟は、はじめは戸惑いますが御子柴姉妹の人柄に触れて徐々に心を開いていきます。
一緒に学園に通ったり、食事をしたり…そんな日々の中で誰からともなく芽生えた恋心は、白兎の幼馴染や夷月の先輩との関係をも変化させていくのでした。


…っていうね。
冬から春に向かって、空気も人間関係もあたたまっていくのが伝わってきます。

最初の選択肢で白兎目線になるか夷月目線になるかが決まります。
白兎編ならお相手は玲亜、夷月編ならお相手は莉織と固定されています。


なんか少女漫画っぽいな~と…本編の中で玲亜が「ママレード・ボーイ」的な漫画を読んでいる描写がありましたが、ライターさんが少女漫画っぽいドロドロが好きなのかな?と思いました。
三角関係や思春期特有の性欲が意外とリアルで、絵柄から受ける印象とは違います。良い意味で裏切られたというか。
私はガチオタになる前は少女漫画読んで育ったので、この感じ懐かしかったです。一人の男を二人の女が奪い合ったり、意外なキャラから意外なキャラへの恋愛感情が発覚したり…。
楽しいばっかりじゃなくて、息苦しい展開もあるんですよね。白兎編も夷月編も、4つのチャプターで成るんですがどちらの√もChapter1、2が特に面白かったです。
戦闘シーンは…正直いらなかったですねー。恋愛と人間ドラマだけで十分ハラハラしましたから。




ちょっと厳しいことを言いますが、双子主人公のうちお兄さんの「白兎」は私的に全く受け付けないキャラでした。
エロゲでは中性的な見た目の主人公というのはよくありますよね。でも中身までナヨナヨしてるのは見ていて嫌です。白兎は「~だもんっ」とか「えへへっ」とか、女の萌えキャラみたいな口調なんですよ…き、キツイ…。そのくせ性欲が猿並みで、すぐ勃起するのでなんかそのちぐはぐさが不愉快でした。
そんな白兎にベタベタする玲亜のことまで変な子に思えてきました。このキモいナヨナヨマンに何の魅力があるのかと…。
双子の弟・夷月は、こっちはこっちで中二くさすぎて笑えますwww中二主人公には抵抗無いので大丈夫でした。
でも多分、夷月の性格が合わないプレイヤーもいると思いますよ。けっこう癖強いです。


だからカップリングは夷月&莉織が好きですね。莉織は不良を更生させたという大きな功績があるのでw
しかし一番好きなキャラはちまりですね!ちまりは白兎編でストーリーに大きく絡んでくる白兎の幼馴染です。ちまり個別√が一番スリリングな展開でした。金田まひるさんのシリアス演技最高!まあでもちまり√に入るときの白兎が一番うざいのですが。
それと夷月編で登場する賢治とかいうヤバ男も嫌いじゃないですね。こいつに関してはネタバレになるので何がヤバいかは言及しません。
なんか間寺司さんってショタ?情けない男の役多いなー。




この絵柄でエロシーンの描写が濃密というのも良い意味で裏切られましたね~。テキスト読んでいて、他のゲームと一味違うと感じました。男性向けのエロさとは違ってる気がするんですよ。
なんか00年代前半に流行っていたエロい少女漫画(新城まゆとか水波風南とか)を思い出しました。
ただ4人いるヒロインのうち円華以外は皆小●生に見えるので、好きな人は好きだろうけど…って感じでしたねww

評価:75点
結局のところ、一番心震わされたのはOPというね…。
本編にOP以上の感動は期待できないっす。

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「こいとれ~REN-AI TRAINING~」感想

2024-05-17 10:45:01 | ゲーム感想【カ行】

銀時計/2007年

今回は「こいとれ~REN-AI TRAINING~」の感想です!
批評空間で評判が良かったので500円セール時に購入。期待してしまいましたが、正直全く合いませんでした。プレイを進めるのが苦痛だから、という理由で途中違うゲームを挟んだのは初めてかもしれません。飽きたからとか、気分転換のためっていうのはよくあるんですけどね。
どう合わなかったのは追記にて。




主人公の沢崎遊はこの春「汐美学園」に入学したばかり。シングルマザーであった母を亡くし、小学二年生の妹・海と二人暮らしを余儀なくされ、部活動に入る気など微塵もありませんでした。
しかし正体不明の部活動「恋愛部」の部長であり、町の名士の娘である「鹿子木ゆう」に勧誘され、半ば強制的に恋愛部の見学をすることに。
そこでは恋愛について部員たちが熱く議論を交わしていました。
乱交をしているなどとよくない噂が纏わりついている恋愛部ですが、真剣な恋愛部の面々を目の当たりにした遊は入部を決意します。
季節は春。遊の入部とほとんど同時に、恋愛最大のイベントの恋愛ロワイヤル―通称「ラブロワ」が始まろうとしていました。


あらすじけっこう変わっていますよね。王道から外れている感じです。

シナリオは一本道。月ごとに特定のヒロインとフラグが立ちます。そのフラグを回収すれば個別√に入りますが、フラグを折れば翌月へ。別のヒロインとのフラグが立ちます。
だから攻略サイト様を見ながら順に攻略していくとラクですね。そもそも選択肢が多く、極悪な難しさなので私のようなヌルゲーマーだと自力攻略できません。


何が合わなかったかっつーと登場人物の性格ですよね。
上述したように一本道なので月ごとのヒロインを順にクリアしていったのですが、幼馴染の「小萌」、従姉妹の「うたは」…この二人の√を続けてプレイした時はもうしんどくてしんどくて…うたは√の途中で我慢できなくなって他のゲームに逃げました。










==========================ここから軽くネタバレ=============================
















まず小萌は第一印象がスポ根少女だったのであんなヤンデレ化するとは思いませんでした。
主人公・遊への執着の仕方が性欲ありきで、小萌√は全然爽やかじゃなかったんですよね。なんか思ってたんと違うなぁ…と思いながら小萌√をクリアしたのですが、問題はその後のうたは√です。
うたはは世話焼きツンデレお姉さんキャラなのですが、うたは√の途中でうたはが遊の言動すべてを否定するくだりがあって、すげーイライラするんですよ。
「こいとれ」自体が全体的に女尊男卑っぽい雰囲気のゲームで、恋愛部において遊はいじられキャラに徹しています。そこを踏まえてもうたは√での遊の扱いは酷かったです。
うたはの口癖「許さない」「死んじゃえば?」も、もう聞きたくなくて最終的にうたはのボイス切ってプレイしてましたorz
風音さんは悪くないんですよ!!
これ、ライターさんはうたはのこの性格を本気で可愛いと思って書いたんでしょうか…。


それと遊の妹・海は7歳なんですが…恋愛部の先輩方が海に対して胸を触ったり下ネタを振ったりといったセクハラをする流れがあって、あれはよろしくないですね。ギャグシーンとしても笑えないです。
海がせめて中学生なら印象違ってたんでしょうけど。
















==========================ネタバレここまで=============================








絵もパッと見可愛いのに、イベントCGによっては主に顔が崩れていることがあったのも残念です。
結局立ち絵が一番可愛いんです。イベントCGを見てテンションが上がらないのはエロゲとして致命的ですね。


共通部分とOPムービーは良かったですよ。名作の雰囲気ビンビンでした。
片霧烈火さんはやっぱり歌唱力ばっちりですし、ポップな曲調も聴きやすくて◎でした。


一応好きなキャラも見つかりまして、海と雅先輩はかなり好感持ってますね!
海が主役の流れが「こいとれ」で一番盛り上がったかもしれません。健気で良い子なんよ…
雅先輩は、この2007年当時のギャルとして大変リアリティがあるキャラデザです。というのも私が高校に入学したのが2007年でして、当時の美術部の先輩に雅先輩ソックリの方がいたんですよ!
メイク・パーマばっちりで、部では若干浮いてましたね。そんなとこも似てます。
男性向けジャンルに登場するギャルって、サイドテールに腰巻カーディガンという現実ではあまり見かけないキャラデザの場合が多いですよね。
だから雅先輩のリアルなギャルっぷりには感心しました。
あと攻略キャラの中では羽音先輩と恋子先輩がかなりマトモでまだ良かったです。




2007年に発売されたエロゲの中では評価が高いので楽しくプレイできたエロゲーマーが大多数だったのでしょう。
残念ながら色々な苦手要素が合わさり私の中の点数は低いのですが「プレイして後悔した」ということはありません。
作中の恋愛講座は心理学を全く知らない者でも分かり易く、テキストの質は高いです。読み物としては素晴らしい出来だと思います。キャラが合わなくともこういうゲームはどんどんプレイしていきたいですね。

評価:59点

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「こなたよりかなたまで」感想

2024-05-10 21:40:20 | ゲーム感想【カ行】


F&C/2003年

F&Cの「こなたよりかなたまで」の感想です!
これは人によって評価が分かれる作品と聞いていたのですが、プレイしてみるとなるほど確かに…という感じでした。
私は…うーーーん難しい!BGMを含め全体の雰囲気は良かったですし、あるキャラがずば抜けて素敵だったので「好きなゲーム」ではあるのですが…感動したとか、登場人物に深く感情移入したとかは無かったですね。期待しすぎました。
いや良かったんですよ!良かったんですけどね!?




主人公である遥彼方は若くして天涯孤独の身。他界した両親との思い出の残る家で一人暮らしをしていました。
幼馴染の佐倉佳苗・島田耕介とともに学園に通っているので、そこまで寂しくありません。
しかしある時彼方に大きな不幸が降りかかります。それはどうしても逃れられない事実でした。
一時は動揺するものの、やがてその不幸すら受け入れ日々を送る彼方。


ある日、目覚めた彼方のすぐ傍で金髪の少女が倒れていました。
目を覚ました彼女…クリステル=V=マリーと名乗る少女は、自らを吸血鬼と言います。クリスは、眠る彼方の血を勝手に吸ったことにより倒れてしまったのでした。


それからというもの彼方の家に居ついてしまったクリス。「一緒に暮らす人がいる」という久しぶりの状況に、彼方も内心喜んでいました。
クリスとの生活の中で、彼方は改めて人生を見つめ、周囲の人間関係を思います…。


っていうね。
なんかドタバタラブコメディっぽいあらすじなのに、いざプレイしたらな…何これ…!?


彼方を取り巻く状況については深く書きませんのでネタバレありません。ご安心を…つってももう色んなところで書かれてるか。


なぜ評価が分かれるのかというと、主人公・彼方の性格ですよね。
優しくて紳士的で…こんな主人公なかなかいませんよ!
何がしたいのか分からない、フワフワした男だけど私は嫌いではありません。この物語だと主人公の性格はこうなっちゃうよなぁ。
もし自暴自棄になってたり自己中心的な主人公なら、クリスは扱いきれないだろうし。
あでもエロシーンに入ると獣化するよね彼方…。これもしょうがない。エロゲだし。




残念ポイントは物語が短くあっさり終わってしまうところ。
フルコンプまで10時間もいってないような…ちょっと短すぎやしませんかね?
シナリオ重視ゲーでこの短さは…。彼方とクリスが仲良くなる過程がすっ飛ばされて、いつの間にか頬っぺたつつき合ったり腕組んだりしてるから違和感覚えました。
自らを襲う不幸と戦う彼方の様子の描写もなーーーーもっとあっても良かったんじゃないかなーーーー。そのへんがしっかりと書かれていた序盤のノリが最後まで続いてほしかったです。
あとヒロインによって格差が…っていうか九重さん√がイマイチすぎた…せっかく好きな見た目してたのにシナリオ薄かったなぁ…。


という感じでストーリーはどうしてここまで絶賛されているかあまり理解できません。
ただ私、このゲームでものすごく気に入った点がありまして。それが彼方の幼馴染であり親友・島田耕介の存在なんです。
エロゲの感想で男性キャラの話ばっかりしてスマン!根が腐女子なもんで。


いやもうこの耕介がねーーーーー!!
「こなかな」買う前に公式HP見て、コイツ見た目好みだな…って軽く思ったんですけど。いざ買ってプレイし始めたら性格までドンピシャでした。
どのシーンのどこが良かったとか言うとネタバレになっちゃうので具体的には書きませんが…優しい人間ばかりのこなかなワールドで、例に洩れずほんっとうに優しいんですよね耕介。
ガタイが良くて脳筋っぽいのに心が優しい男性キャラがもうもう大好きでして(気は優しくて力持ち?)(ドカベン?)。
良いですね。耕介と一緒に過ごすENDが欲しかったところです。
あーでもそういう意味ならクリスノーマルENDが理想に近いかも…。


パッケージ画像のツンツン頭の男が耕介です。手前で美少女をおんぶしているのが主人公の彼方。
リアル知り合いなら理解してくれると思うのですが、私こういう男同士の組み合わせにてんで弱いです…。




イベントCGは少ないものの絵は全体的に綺麗です。立ち絵鑑賞ができる(耕介も!!)のもありがたかった。
テーマソングやBGMに関しても文句なし。I'veですからね。
エロ無くてもいいので、彼方の日常描写を詳しく書いたリメイク版なんかあればもっと評価変わりそうですね。
ところでこなかな2ってなんであんなに評判悪いの?

評価:77点

ストーリーやテーマ自体は悪くなかったものの、話の持って行き方にあんまり納得できなかったのでこんな点数です。

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