うれぴっプル♪

ゲーム大好き店長のオタブログ

「Clover Heart’s」感想

2024-05-23 16:50:55 | ゲーム感想【カ行】


ALcot/2003年

今回は双子ゲーの金字塔「Clover Heart's」です!
プレイしてみて意外としっかり恋愛してるなぁと感じました。プレイ前、莉織・玲亜のことは小●生だと思ってたので…。


双子の兄弟・南雲白兎と南雲夷月は、過去のある出来事がきっかけですれ違いの日々を送っていました。広い屋敷に執事のロベルトと白兎、そして滅多に帰宅しない夷月…寂しく、無味乾燥な毎日。
しかしある日、海外で仕事をしている父から「屋敷で双子の姉妹を預かってくれ」と頼まれます。
白兎・夷月と同じ年齢の御子柴莉織・玲亜姉妹はロシア人と日本人のハーフで、何か訳ありのようでした。
御子柴姉妹が連れてきたメイドの久遠も加わり、屋敷の空気は一気に変わります。
賑やかな雰囲気に慣れない南雲兄弟は、はじめは戸惑いますが御子柴姉妹の人柄に触れて徐々に心を開いていきます。
一緒に学園に通ったり、食事をしたり…そんな日々の中で誰からともなく芽生えた恋心は、白兎の幼馴染や夷月の先輩との関係をも変化させていくのでした。


…っていうね。
冬から春に向かって、空気も人間関係もあたたまっていくのが伝わってきます。

最初の選択肢で白兎目線になるか夷月目線になるかが決まります。
白兎編ならお相手は玲亜、夷月編ならお相手は莉織と固定されています。


なんか少女漫画っぽいな~と…本編の中で玲亜が「ママレード・ボーイ」的な漫画を読んでいる描写がありましたが、ライターさんが少女漫画っぽいドロドロが好きなのかな?と思いました。
三角関係や思春期特有の性欲が意外とリアルで、絵柄から受ける印象とは違います。良い意味で裏切られたというか。
私はガチオタになる前は少女漫画読んで育ったので、この感じ懐かしかったです。一人の男を二人の女が奪い合ったり、意外なキャラから意外なキャラへの恋愛感情が発覚したり…。
楽しいばっかりじゃなくて、息苦しい展開もあるんですよね。白兎編も夷月編も、4つのチャプターで成るんですがどちらの√もChapter1、2が特に面白かったです。
戦闘シーンは…正直いらなかったですねー。恋愛と人間ドラマだけで十分ハラハラしましたから。




ちょっと厳しいことを言いますが、双子主人公のうちお兄さんの「白兎」は私的に全く受け付けないキャラでした。
エロゲでは中性的な見た目の主人公というのはよくありますよね。でも中身までナヨナヨしてるのは見ていて嫌です。白兎は「~だもんっ」とか「えへへっ」とか、女の萌えキャラみたいな口調なんですよ…き、キツイ…。そのくせ性欲が猿並みで、すぐ勃起するのでなんかそのちぐはぐさが不愉快でした。
そんな白兎にベタベタする玲亜のことまで変な子に思えてきました。このキモいナヨナヨマンに何の魅力があるのかと…。
双子の弟・夷月は、こっちはこっちで中二くさすぎて笑えますwww中二主人公には抵抗無いので大丈夫でした。
でも多分、夷月の性格が合わないプレイヤーもいると思いますよ。けっこう癖強いです。


だからカップリングは夷月&莉織が好きですね。莉織は不良を更生させたという大きな功績があるのでw
しかし一番好きなキャラはちまりですね!ちまりは白兎編でストーリーに大きく絡んでくる白兎の幼馴染です。ちまり個別√が一番スリリングな展開でした。金田まひるさんのシリアス演技最高!まあでもちまり√に入るときの白兎が一番うざいのですが。
それと夷月編で登場する賢治とかいうヤバ男も嫌いじゃないですね。こいつに関してはネタバレになるので何がヤバいかは言及しません。
なんか間寺司さんってショタ?情けない男の役多いなー。




この絵柄でエロシーンの描写が濃密というのも良い意味で裏切られましたね~。テキスト読んでいて、他のゲームと一味違うと感じました。男性向けのエロさとは違ってる気がするんですよ。
なんか00年代前半に流行っていたエロい少女漫画(新城まゆとか水波風南とか)を思い出しました。
ただ4人いるヒロインのうち円華以外は皆小●生に見えるので、好きな人は好きだろうけど…って感じでしたねww

評価:75点
結局のところ、一番心震わされたのはOPというね…。
本編にOP以上の感動は期待できないっす。

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「こいとれ~REN-AI TRAINING~」感想

2024-05-17 10:45:01 | ゲーム感想【カ行】

銀時計/2007年

今回は「こいとれ~REN-AI TRAINING~」の感想です!
批評空間で評判が良かったので500円セール時に購入。期待してしまいましたが、正直全く合いませんでした。プレイを進めるのが苦痛だから、という理由で途中違うゲームを挟んだのは初めてかもしれません。飽きたからとか、気分転換のためっていうのはよくあるんですけどね。
どう合わなかったのは追記にて。




主人公の沢崎遊はこの春「汐美学園」に入学したばかり。シングルマザーであった母を亡くし、小学二年生の妹・海と二人暮らしを余儀なくされ、部活動に入る気など微塵もありませんでした。
しかし正体不明の部活動「恋愛部」の部長であり、町の名士の娘である「鹿子木ゆう」に勧誘され、半ば強制的に恋愛部の見学をすることに。
そこでは恋愛について部員たちが熱く議論を交わしていました。
乱交をしているなどとよくない噂が纏わりついている恋愛部ですが、真剣な恋愛部の面々を目の当たりにした遊は入部を決意します。
季節は春。遊の入部とほとんど同時に、恋愛最大のイベントの恋愛ロワイヤル―通称「ラブロワ」が始まろうとしていました。


あらすじけっこう変わっていますよね。王道から外れている感じです。

シナリオは一本道。月ごとに特定のヒロインとフラグが立ちます。そのフラグを回収すれば個別√に入りますが、フラグを折れば翌月へ。別のヒロインとのフラグが立ちます。
だから攻略サイト様を見ながら順に攻略していくとラクですね。そもそも選択肢が多く、極悪な難しさなので私のようなヌルゲーマーだと自力攻略できません。


何が合わなかったかっつーと登場人物の性格ですよね。
上述したように一本道なので月ごとのヒロインを順にクリアしていったのですが、幼馴染の「小萌」、従姉妹の「うたは」…この二人の√を続けてプレイした時はもうしんどくてしんどくて…うたは√の途中で我慢できなくなって他のゲームに逃げました。










==========================ここから軽くネタバレ=============================
















まず小萌は第一印象がスポ根少女だったのであんなヤンデレ化するとは思いませんでした。
主人公・遊への執着の仕方が性欲ありきで、小萌√は全然爽やかじゃなかったんですよね。なんか思ってたんと違うなぁ…と思いながら小萌√をクリアしたのですが、問題はその後のうたは√です。
うたはは世話焼きツンデレお姉さんキャラなのですが、うたは√の途中でうたはが遊の言動すべてを否定するくだりがあって、すげーイライラするんですよ。
「こいとれ」自体が全体的に女尊男卑っぽい雰囲気のゲームで、恋愛部において遊はいじられキャラに徹しています。そこを踏まえてもうたは√での遊の扱いは酷かったです。
うたはの口癖「許さない」「死んじゃえば?」も、もう聞きたくなくて最終的にうたはのボイス切ってプレイしてましたorz
風音さんは悪くないんですよ!!
これ、ライターさんはうたはのこの性格を本気で可愛いと思って書いたんでしょうか…。


それと遊の妹・海は7歳なんですが…恋愛部の先輩方が海に対して胸を触ったり下ネタを振ったりといったセクハラをする流れがあって、あれはよろしくないですね。ギャグシーンとしても笑えないです。
海がせめて中学生なら印象違ってたんでしょうけど。
















==========================ネタバレここまで=============================








絵もパッと見可愛いのに、イベントCGによっては主に顔が崩れていることがあったのも残念です。
結局立ち絵が一番可愛いんです。イベントCGを見てテンションが上がらないのはエロゲとして致命的ですね。


共通部分とOPムービーは良かったですよ。名作の雰囲気ビンビンでした。
片霧烈火さんはやっぱり歌唱力ばっちりですし、ポップな曲調も聴きやすくて◎でした。


一応好きなキャラも見つかりまして、海と雅先輩はかなり好感持ってますね!
海が主役の流れが「こいとれ」で一番盛り上がったかもしれません。健気で良い子なんよ…
雅先輩は、この2007年当時のギャルとして大変リアリティがあるキャラデザです。というのも私が高校に入学したのが2007年でして、当時の美術部の先輩に雅先輩ソックリの方がいたんですよ!
メイク・パーマばっちりで、部では若干浮いてましたね。そんなとこも似てます。
男性向けジャンルに登場するギャルって、サイドテールに腰巻カーディガンという現実ではあまり見かけないキャラデザの場合が多いですよね。
だから雅先輩のリアルなギャルっぷりには感心しました。
あと攻略キャラの中では羽音先輩と恋子先輩がかなりマトモでまだ良かったです。




2007年に発売されたエロゲの中では評価が高いので楽しくプレイできたエロゲーマーが大多数だったのでしょう。
残念ながら色々な苦手要素が合わさり私の中の点数は低いのですが「プレイして後悔した」ということはありません。
作中の恋愛講座は心理学を全く知らない者でも分かり易く、テキストの質は高いです。読み物としては素晴らしい出来だと思います。キャラが合わなくともこういうゲームはどんどんプレイしていきたいですね。

評価:59点

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「こなたよりかなたまで」感想

2024-05-10 21:40:20 | ゲーム感想【カ行】


F&C/2003年

F&Cの「こなたよりかなたまで」の感想です!
これは人によって評価が分かれる作品と聞いていたのですが、プレイしてみるとなるほど確かに…という感じでした。
私は…うーーーん難しい!BGMを含め全体の雰囲気は良かったですし、あるキャラがずば抜けて素敵だったので「好きなゲーム」ではあるのですが…感動したとか、登場人物に深く感情移入したとかは無かったですね。期待しすぎました。
いや良かったんですよ!良かったんですけどね!?




主人公である遥彼方は若くして天涯孤独の身。他界した両親との思い出の残る家で一人暮らしをしていました。
幼馴染の佐倉佳苗・島田耕介とともに学園に通っているので、そこまで寂しくありません。
しかしある時彼方に大きな不幸が降りかかります。それはどうしても逃れられない事実でした。
一時は動揺するものの、やがてその不幸すら受け入れ日々を送る彼方。


ある日、目覚めた彼方のすぐ傍で金髪の少女が倒れていました。
目を覚ました彼女…クリステル=V=マリーと名乗る少女は、自らを吸血鬼と言います。クリスは、眠る彼方の血を勝手に吸ったことにより倒れてしまったのでした。


それからというもの彼方の家に居ついてしまったクリス。「一緒に暮らす人がいる」という久しぶりの状況に、彼方も内心喜んでいました。
クリスとの生活の中で、彼方は改めて人生を見つめ、周囲の人間関係を思います…。


っていうね。
なんかドタバタラブコメディっぽいあらすじなのに、いざプレイしたらな…何これ…!?


彼方を取り巻く状況については深く書きませんのでネタバレありません。ご安心を…つってももう色んなところで書かれてるか。


なぜ評価が分かれるのかというと、主人公・彼方の性格ですよね。
優しくて紳士的で…こんな主人公なかなかいませんよ!
何がしたいのか分からない、フワフワした男だけど私は嫌いではありません。この物語だと主人公の性格はこうなっちゃうよなぁ。
もし自暴自棄になってたり自己中心的な主人公なら、クリスは扱いきれないだろうし。
あでもエロシーンに入ると獣化するよね彼方…。これもしょうがない。エロゲだし。




残念ポイントは物語が短くあっさり終わってしまうところ。
フルコンプまで10時間もいってないような…ちょっと短すぎやしませんかね?
シナリオ重視ゲーでこの短さは…。彼方とクリスが仲良くなる過程がすっ飛ばされて、いつの間にか頬っぺたつつき合ったり腕組んだりしてるから違和感覚えました。
自らを襲う不幸と戦う彼方の様子の描写もなーーーーもっとあっても良かったんじゃないかなーーーー。そのへんがしっかりと書かれていた序盤のノリが最後まで続いてほしかったです。
あとヒロインによって格差が…っていうか九重さん√がイマイチすぎた…せっかく好きな見た目してたのにシナリオ薄かったなぁ…。


という感じでストーリーはどうしてここまで絶賛されているかあまり理解できません。
ただ私、このゲームでものすごく気に入った点がありまして。それが彼方の幼馴染であり親友・島田耕介の存在なんです。
エロゲの感想で男性キャラの話ばっかりしてスマン!根が腐女子なもんで。


いやもうこの耕介がねーーーーー!!
「こなかな」買う前に公式HP見て、コイツ見た目好みだな…って軽く思ったんですけど。いざ買ってプレイし始めたら性格までドンピシャでした。
どのシーンのどこが良かったとか言うとネタバレになっちゃうので具体的には書きませんが…優しい人間ばかりのこなかなワールドで、例に洩れずほんっとうに優しいんですよね耕介。
ガタイが良くて脳筋っぽいのに心が優しい男性キャラがもうもう大好きでして(気は優しくて力持ち?)(ドカベン?)。
良いですね。耕介と一緒に過ごすENDが欲しかったところです。
あーでもそういう意味ならクリスノーマルENDが理想に近いかも…。


パッケージ画像のツンツン頭の男が耕介です。手前で美少女をおんぶしているのが主人公の彼方。
リアル知り合いなら理解してくれると思うのですが、私こういう男同士の組み合わせにてんで弱いです…。




イベントCGは少ないものの絵は全体的に綺麗です。立ち絵鑑賞ができる(耕介も!!)のもありがたかった。
テーマソングやBGMに関しても文句なし。I'veですからね。
エロ無くてもいいので、彼方の日常描写を詳しく書いたリメイク版なんかあればもっと評価変わりそうですね。
ところでこなかな2ってなんであんなに評判悪いの?

評価:77点

ストーリーやテーマ自体は悪くなかったものの、話の持って行き方にあんまり納得できなかったのでこんな点数です。

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「学園ハンサムChocolate」感想

2024-04-06 11:17:34 | ゲーム感想【カ行】

チーム欲求腐満/2014年

今回は「学園ハンサムSpecial」から「学園ハンサムChocolate」の感想です。
装甲悪鬼村正プレイ中、休憩として学園ハンサムChocolateをプレイしていました。
テンションの高低差!


今作は主人公が周囲からのアドバイスを得て、意中のイケメンに手作りチョコレートをプレゼントするバレンタインのお話です。

今作もストーリーが特にありません。
主人公が意中の相手の好みをリサーチして、チョコレートを作って渡す…という流れは全√で共通しています。各キャラに会話イベントが用意されているくらい。
二周目からは既読スキップ使ったら15分足らずで終わります。
まぁでも2014年はRevolutionとChocolateで学園ハンサム外伝が二本もリリースされてるのでね。
ボリューム不足とは言えハイペースで外伝を制作してくれていたんですね~。


今作は各イケメンに冬仕様の新立ち絵があるんですよ!!これはデカイ!!!
残念ながら次郎と優には無いんですけどね。ていうかRevolutionからは次郎・優は√自体廃止されてるから…


個人的に鏡君√の最後のCGはめちゃくちゃ笑いました。急にどうしたんだよお前
あと拓也√終盤の流れも好きすぎる。多分ここが一番笑ったわ
完全版→Revolution→Chocolateとプレイして、ずっとテンションが一貫しているのは安心できますよね。
5人クリア後のオマケもヤバいです。


チョコレート作りのくだりでクイズ→選択肢ラッシュが若干面倒くさいけど自力でなんとかなります。私自身クリア後に攻略見てみたら結構外してました。


システム面は相変わらずなので次回作(学園ハンサムRestaurant)ではプレイ中にロードできるようになってほしいですね。なってない気がするなぁ…


今作も短いので採点ナシです。



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「学園ハンサムRevolution」感想

2024-03-21 18:40:01 | ゲーム感想【カ行】

チーム欲求腐満/2014年

今回は「学園ハンサムSpecial」に収録されているうち「Revolution」の感想です。
本気でやったら数時間で全キャラクリアできます。
ファンディスク的な立ち位置なんですかね?
それにしてもボリューム無さすぎ!笑


新たな学園ハンサムということで、前作の出来事が丸々無かったことになってます。
前作「学園ハンサム」に登場するキャラの設定をシャッフルし、薔薇門高校での新しいBLライフを送る「学園ハンサムRevolution」。
主人公の担任教師になった美剣先輩や生徒会長を務める拓也などなど…
今回もイカれたハンサムたちを攻略できます。


気になる点は多々あるものの「まあ学園ハンサムだしな…」で許せるから良し。


個人的には家に次郎がいるだけでめちゃくちゃ面白いのでプレイする価値は十分にあります。次郎ズルいわぁ~
前述したとおり1周が1時間弱で終わるのでボリューム不足、それに前作と比べると各シナリオがあっさり終わるのでボーイズ「ラブ」不足に感じました。
前作はああ見えてけっこう恋愛してましたからね。


冒頭で誰の√に入るか選択できるし、その後の進め方によっては好感度不足で優(今作では校長)に「ことごとく嫌われてる」宣言されてバッドエンドなので周回プレイしやすいです。
悪く言うとボリューム不足、良く言うとシンプルなのでコンプしやすいです。


前作のノリが好きならプレイして損は無いかと。
前作やってない人はプレイして置いてけぼり食らいます(そんな人おらんか…)


あと全キャラのハッピーエンドを見たらプレイできるおまけシナリオが本当にほんっっっとに馬鹿馬鹿しくて私は大好きですwwwww


無印、Revolutionとプレイして私の中で学園ハンサムシリーズに対する好感度はかなり高いので次回作「学園ハンサムChocolate」も近々やります!


今作は短いので採点ナシです。



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