うれぴっプル♪

ゲーム大好き店長のオタブログ

「Floralia+~フローラリア・プラス~」感想

2024-06-08 14:39:14 | ゲーム感想【ハ行】

XUSE/2002年(プラス2004年)

今回はXUSEの「フローラリア・プラス」です!
2002年発売の「Floralia~フローラリア~」に新規CGやシナリオを追加して2004年に発売されたのが「プラス」です。
ツンデレ大全で由佳里を知って、公式サイト見てなんか面白そうだったので購入…当たりでした!


主人公・橘洋介は園芸部に所属するごく普通の学生。
母親が早くに亡くなり、父親は仕事で滅多に家に帰らず…広い一軒家でほとんど一人暮らしのような生活を送っていました。
春、洋介の通う学校に新任教師がやってきます。
それは幼馴染で、姉代わりで、初恋の相手でもある麻生鈴音でした。鈴音は洋介の父と話を付けていたらしく、洋介の家での居候を宣言します。
洋介の返事も待たぬうちに、鈴音は二人の同僚…櫻井詩乃と槙いずみまでも居候仲間として家に連れてきました。
それからは三人の女教師から誘惑の日々。しかし洋介は性欲に負けるわけにはいけません。
彼には心に決めた少女がいるのですから…。



とか言いつつ初っ端から性欲に負けまくって筆おろしを強いられるんですけどね。
女教師もありえないけど主人公もしっかりせーよ!!

ジャンルは「誘惑VS純愛アドベンチャーゲーム」です。
6人いる攻略ヒロインは、うち3人が女教師であとの3人は主人公の先輩・同級生・後輩。
物語開始時からヒロイン全員が主人公に好意を持っている状態なのでぬるいっちゃぬるいです。
ただゲームの進め方がちょっと変わっていて、プロローグ終了時に主人公の意中の少女を選択できます。先輩(由佳里)か同級生(憂)か後輩(御文)か。それで個別√に入れます。
女教師の個別√に入るには、それぞれに対応した少女を一度クリアする必要があります。
由佳里をクリアすれば詩乃が、憂をクリアすれば鈴音が、御文をクリアすればいずみが攻略可能になる、というワケです。
…こういう、序盤で誰を攻略するか決められるタイプのゲーム(みずいろとか)けっこう好きなんですよね。
優柔不断プレイが苦手なもので。


ストーリーは純粋な少年少女の恋物語って感じでかなり好みでした!
エロゲに純粋ってどういうことやねんですけど。特に憂√はうおおぉ…とか唸りながらやってましたねwww捻った物語を色々読んだ後、原点に帰ってこういうのも良いんじゃないかと思います。
由佳里√、御文√もまっすぐで好感の持てるお話でした。短いながらもキレイにまとまっている印象です。
女教師√は…エロは豊富でしたがストーリーは全部同じでした。なんかよく分からんうちにすれ違いが起こって仲直りしてくっついて…。
いやまずプロローグで女教師三人から逆レイプされる時点で彼女らに感動のシナリオは期待してなかったんですけどね!?なんつーか、男性って女教師に対してこんなの夢見てるのかな…と思ってしまいました。どうなん?


この一本でシナリオゲーと抜きゲー両方楽しめるんですね。なるほど純愛VS誘惑ってこういうことか(; ・`д・´)
各√2時間弱(女教師√はもっと短い)なのでお手軽にイチャイチャ生活楽しみたい方にオススメです。


好きなキャラは御文!!CV北都南のかんわいいロリ後輩です!主人公スキスキタイプの子が、主人公以外のことにも一生懸命になってる姿ってグッと来るんよなぁ。
御文は主人公追いかけて園芸部に入ってるんですよ。不純な動機での入部のようですが、ちゃんと知識も付けて園芸に取り組んでいます。
クロハのちまりの委員長立候補とちょっと似てるかも。
教師ならいずみしかいないな…いずみが一番マトモっぽい。こういう人いそう。
それと特に何もしてないけど主人公の悪友キャラの茂は面白かったなー。中の人やたらうまい…と思ったら一条和也だった。




そういえばヒロインの変な口癖には時代を感じましたね~。元が2002年のゲームだもんなぁ。
御文の「ひよ?」「はやぁん」はまあ…分からんでもない…けど、憂の「うい~~」はやりすぎィ!!
昔のエロゲやってて絵柄で古さを感じることはあるけど文章で古さを感じることはあまり無い…と思いきや、ヒロインが変な口癖で喋っていると「00年代前半だ…!」ってハッとします。
Keyの影響やろな…。そんなKeyもCLANNADでは変な口癖のキャラいませんでしたね。いなかったよね??

評価:82点
御文のファンディスクが無いのはなんでだよ



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「炎多留」感想

2024-06-04 17:56:57 | ゲーム感想【ハ行】


たるたるもにゃ~/2000年

今回はいよいよ「炎多留」感想です!
何がいよいよなのかというと、炎多留シリーズは私のエロゲ人生…いやオタク人生に大きな影響を与えた作品だからです。ついにちゃんとした感想文を書いちゃうのかぁ…という感慨に浸っています。


こちらの初代炎多留、数年前に一度オールクリアしています。この度改めてイチからやり直し、やはりここが原点で偉大なゲームであると実感しました。
はい。めちゃめちゃ贔屓入ります。


主人公の寺崎陽介は19歳の大学二年生。8月に入り20歳の誕生日を目前に控え、この夏の蛍は一体誰と一緒に見ることになるのだろう…と考えていました。
大学のサッカー部活動、引っ越し業者のアルバイト、家庭教師のアルバイト、幼馴染の進路相談、なじみのゲイバー通い、ひょんなことから知り合ったリーマンの仕事の手伝い…陽介の夏休みはやりたいこと、やるべきことでいっぱい。
どこで誰と何をするか、それによって陽介の「蛍を一緒に見る男」は決まるのです。


今更ですがBLゲームというか…『ゲイゲーム』です。
タイトル画面の絵とBGMから感じてくれ、真夏の高揚感!!


パッケージ画像を見て分かるように「炎多留」の原画家、犬飼隷二氏の絵柄は実写に近いです。そこがまず大きなポイントです。立ち絵、イベントCG全てがこのテイストで感心しました。デフォルメされた表情の絵もほとんどなく、リアリティが徹底されています。
イベントCGの大半がエロシーンですが、そうでない日常イベントやエンディングのCGもあります。穏やかな表情、笑顔、怒りや悲しみの表情…その一枚一枚から犬飼氏の技術の高さがうかがえます。私のお気に入りはバースデーケーキの前で微笑んでいる勇ですね。可愛い…。


余談ですが正直なところ、二次元のゲイものでよく見る絵柄が得意ではありません。
具体的な作品名を出すのは憚られるので、それっぽい一般向け作品で例えると「暴れん坊力士!!松太郎」みたいな絵柄ですよね。松太郎をdisってるわけじゃないんですよ…。
あのテイストの絵柄を見ると、なんか内輪ノリを見せられてる気になってしまうんです。いつか克服できると良いんですけどね。




このゲームが発売された2000年は私の好きな「AIR」「Portrait」が発売された年でもあります。当時の水準で考えると、炎多留のシナリオは薄いと言わざるを得ません。二周目以降は共通部分を飛ばせば1、2時間でクリアできちゃいます。
ですが「たるたるもにゃ~」の処女作ということを考慮すると、一応各√起承転結は守っているしバッドエンドらしきものもあるし、隠し√もあるし…十分なのではないでしょうか。
ただ主人公の言ってることとやってることが矛盾していたり、見ていないイベントを見ていることになっていたり、キャラの立ち絵が説明もなく変化していたりするのでゲームとしてはかなり粗いと感じました。


エロシーンは充実しています!開始時に主人公をタチ(攻め)にするかネコ(受け)にするかを決められます。それによって、本編中のそういったシーンでのポジションが変わるので嬉しいですね!各キャラが可愛く受けてくれたりかっこよく攻めてくれたり、自由自在なのでゲイだけじゃなく私のような腐女子でも100%楽しむことができます!このシステム、すべてのボーイズゲーで採用してくれ…!!
しかしエロへの導入は無理があります。心の繋がりも無いうちから体が繋がっちゃうので、ラブに至る過程が好きな方、潔癖な方は違和感を覚えるかもしれません。私もどちらかと言うと過程を大事にしたいタイプなので最初は「ん?ww」と思いましたが、慣れるんですよ…繰り返しプレイするうちに…!




シナリオの薄さはキャラクターの魅力でカバーしています。攻略対象は6人+隠しが2人。攻略できませんが立ち絵があるサブキャラもいます。がっちり系からショタ系までタイプは様々。プレイすればきっとお気に入りの漢が見つかると思います。
私の推しは水沢篤志です!!初プレイ時から今までずっと変わりません。水沢は馴染のゲイバー「CAT WALK」の店子。モデル並みの美形だし仕事もきっちりこなし、店子としてはバッチリなんですが恋愛面や性的なことでメンヘラになりがちな性格。駅前で水沢と彼氏が痴話喧嘩しているところを主人公が諫めるシーンが水沢との出会いになります。それから主人公と水沢は何かと衝突するのですが、ふとした時に気が合ったり水沢の可愛いところを発見したりするので…ね…これはもう恋にハッテンしちゃいますよね…。うおおおおおおお篤志いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…それとサッカー部のキャプテン・池島先輩も好きです。部活中は厳しい彼ですが、プライベートでは天然だったり優しかったり。実は繊細な内面を皆には隠しているんですよね。
あと今回の再プレイで坂谷さんけっこう良いなと思いました。引っ越し屋さんの先輩で関西弁のガテン系32歳。彼は攻略キャラ唯一のノンケでして、子供もいます。シナリオも子持ちだからこその内容になっており、ラストではけっこうジーンときますよ。
あ、それとハムスターが出てくるんですよ!!年下幼馴染・勇の√で「ハムハム」という巨大ハムスターが登場します!絵は無いんですがハムハムの仕草がテキストで随所に表現されているので、ハムスター好きの私にはたまりませんでした。猫ほどの大きさのデブハムという、現実ではありえないヤツなんですけどねwww


主人公以外はモブにまで声がついているフルボイスです。これ嬉しいですよね。台詞のテキストが表示されてるのに無音…ってけっこう寂しいですから。
声優さんはおそらく有名な方ではなく、皆初めて聞く声ばかりですがそれが写実的な絵柄と合わさって益々リアルです。演技の上手い下手はかなり分かれていて、私的には勇・平野役の方とゴンちゃん役の方は実力あって安心して聞けました。
あとの面々はちょーっと突っ込みたいですねwww演技は上手いのに滑舌悪かったり、滑舌はいいのに若干棒だったり…滑舌が悪い上に棒だったり…。




システムはうーーーんダメです。バックログ無し、セーブは1日の終わりのみでセーブスロットも10個だけ、既読スキップ無しで強制全スキップ(シーンが変わるときは止まりますが…)。ゲーム中のロード不可。CG鑑賞モードはありますがシーン鑑賞・音楽鑑賞ありません。…BGMが何気に良いのに、これは勿体ない!
あと効果音を飛ばせないのもイタイです。携帯の着信が鳴るシーンなんかしばらく「ピリリリリリ…ピリリリリリ…」を聞かなくちゃならないので焦れる~!






この記事を最後まで読んでくれる人がどれくらいいるのか、また読んでくれて炎多留に興味を持ってくれる人が一人でもいるのか…気になるところですが、私はこの記事を書いている今とても楽しいですし、書ききって満足しています。
プレイ中だけでなく後から思い返してワクワクする不思議な魅力のあるゲームなんですよね。これって主人公の人格も関係していると思います。炎多留を語るうえで決して忘れてはならないのが寺崎陽介。ものっすごいスケベだし街中で下ネタギャグを発するクレイジー野郎なんですが、優しくて何事にも手を抜かず、助けるべき人間のことは絶対に見捨てない。プレイヤーに動かされているのでなく、自らの道を選んで動いているような…寺崎ってそういう男なんですよ。なんかかっこよく思えてきちゃう。初代炎多留の主人公に相応しいヤツです。
これは私なりの考察なのですが、年下キャラの勇√・平野√では他キャラの√と比べて寺崎が少々強引な性格になっています。これって寺崎がサッカー部に所属しているがゆえの、体育会系にありがちな縦社会意識の表れなんでしょうか?


今後「炎多留Ⅱ」「炎多留Ⅲ」「ichi」も再プレイしていきたいと思います。
今回大変長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!

評価:85点
さよオ●ニー!マスかいて寝ろよ!

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「姫様限定!~Princess Limited~」感想

2024-05-28 17:28:47 | ゲーム感想【ハ行】


Princess Sugar/2011年

お姫様ゲー特化ブランド・Princess Sugarの「姫様限定!」の感想です!
これは男装女子のジャン(本名ジャンヌ)目当てで買いました。思った通りジャン、良かったよ…攻略できないけど。
攻略対象外のキャラが好きですね!対象の三人は…それほど…(汗)




母子家庭で妹と三人暮らしの朝倉悠のもとに、メルベリ公国のお姫様『セリナ』がやってきました。悠の遠い親戚であるセリナは、悠を日本に留学している間の執事に任命します。
母親は仕事でほとんど家におらず、悠・妹の美久・セリナ・セリナのお付きであるジャンの四人での生活が始まります。
セリナと美久は悠に対して並々ならぬ愛情?を持っていて、何かと彼に纏わりついててんやわんや。
ある日、マルアランドのお姫様であるオリビアが悠達の通う学園にやってきます。クーデターにより両親と引き離されたオリビアは、やむを得ず日本の学園に身を隠すことにしたのでした。
顔見知りであるはずのオリビアの態度はなぜか冷たく、セリナはオリビアを心配していました。そんなオリビアを悠がたしなめたことがきっかけで対立するセリナとオリビア。
二人のお姫様が悠を奪い合う図が完成してしまいました…。




サブキャラが良い味出してるんですよねー。この異常な状況にサブキャラがブレーキかけてくれるので、100%甘々ではないです。
言ったら主人公以外皆頭おかしいです…www

シナリオライターである尾之上咲太氏は、萌えゲー制作で有名な方のようです。
私はこの「姫様限定!」が初尾之上ゲーでした。


無難に纏まったごく普通のエロゲでしたね!設定は変わっていますが、シナリオは可もなく不可もなく…本当に普通ですwww
絵買いキャラ買いだったのでシナリオに期待はしていませんでした。期待しなければそれなりに楽しめます。日常のドタバタ感は十分に味わえますし、攻略対象の三人が主人公を奪い合う様子が見ていてけっこう面白かったです。ゲームとはいえ、プレイヤー(主人公)を巡って美少女がピリピリしてるとなんか嬉しいですね( ´∀` )
主人公、そんなにカッコいい行動してないと思うんだよなー…なんでこんなにモテるんだろう…。


私的には何といってもサブキャラの存在が「姫様限定!」の魅力でしたね。
まずはジャン!彼女はある理由から男装してセリナに付き従っているのですが、日本のBL文化にかぶれたせいで主人公と疑似BL体験をしたがるんですよね。い、痛い…!!現実にいたら痛すぎるけど可愛い!!
男装女子と腐女子キャラが大好きな私にとっては、ジャンはおいしい存在でした。エッチなシーンでジャンヌに戻ることなく、男装したジャンとして致してくれます。これは嬉しい!!
それと生徒会長の高津涼子さん。貴重な眼鏡っ子!眼鏡っ子大好きだ!!気弱な性格らしいんですけど、テンパりやすくてピーピーうるさいですwwwうるさい眼鏡っ子とか私的に最高なんですが…。
最後にオリビアのお付きのメイド・フラニーちゃん。この時代にクレイジーサイコレズっていうスラングあったんだろうか…フラニーはそれなんですよ。ビシッと決めるところもありますが基本的にギャグ要員です。泣いたり怒ったり恍惚に浸ったり、声優さんが色んな台詞を真剣に演じてくれています!
以上の3人のサブキャラ達は、皆にエロシーンが用意されています。攻略できないのは残念ですが、それだけでけっこう救われますww
メインの3人娘は…ぶっちゃけシナリオ弱くてよく分かんなかったですね…辛うじてセリナが可愛いなーと思ったくらい…。


そういえばフラニーが「売女」を「ばいじょ」と読むシーンがあって、ばいじょ!?と思ったのですが、調べたらばいじょとも読むらしいです。勉強になるね!




絵柄が良いですよね!ちょっと90年代の少女アニメを思い出しませんか?セーラームーンとかウェディングピーチとか。
お姫様装束もプリキュアの変身後っぽいです。そういえばあったなープリンセスプリキュア…。


これはあくまでも私個人の感想なんですが、BGMが変でした。笑
各キャラにテーマ曲があって、ジャンが喋ってるシーンでジャンの曲が流れるんですがなんかそれが…序盤は特に日常シーンでよくその曲が流れています。ムーディーな感じの曲なので日常の雰囲気と合ってないです。今これ書いてる瞬間、頭の中で流れています…やっぱり変わった曲だ…。
オリビアのテーマもちょっと…変なような…。


全員クリアすると、誰ともくっつかなかった場合の主人公のその後が描かれたシナリオが解放されます。ハーレム√ですね。これはアホです。
アホだけど楽しいですよ~!

評価:71点

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「人妻コスプレ喫茶」感想

2024-05-12 21:02:48 | ゲーム感想【ハ行】


アトリエかぐや/2003年

先日のアトリエかぐやセールで10本まとめ買いしまして、早速「人妻コスプレ喫茶」をクリアしたので感想書きます!
かなり好きなタイプのゲームだったので贔屓しちゃいますね(断言)




主人公の朝比奈智也は大学三年生。必要な単位も取り終え、暇を持て余していました。
ある日、なじみの喫茶店「のえる」のマスターと立ち話をしていたところに暴走した車が突っ込んできます。
智也は間一髪事故を免れましたが、マスターは全治三か月の怪我を負ってしまいました。
マスターの娘ののえるに責められた智也は、マスターが怪我を治療する間マスター代理として店に立つ約束をしてしまいます。
しっかり者で商魂たくましいのえるに、喫茶店を休業するという考えはありませんでした。
とは言え智也は素人。喫茶店の経営なんててんで分かりません。お客さんは離れていく一方。
そこへ喫茶店の常連である仲良し人妻四人組が現れます。
ウェイトレスとして店を手伝わせてほしいと…。人妻達は皆美女ばかり。そこに目をつけたのえるは、彼女たちのためにとんでもない制服を用意します。
マスター代理の智也、オーナー代理ののえる、そして臨時ウェイトレスの人妻たち。
人妻コスプレ喫茶「のえる」の営業が、今始まろうとしていました。


…あらすじはこんな感じです。
もうね、突っ込んだら負け!!


マップ画面から意中の人妻がいる場所を選択すれば勝手に好感度が上がっていって、個別√に入れます。
このタイプのエロゲのオーソドックスですね。コスプレ衣装集め要素もありますが、これもそれっぽい選択肢をクリックすれば勝手に集まっていくのでそんなに面白くないです笑
最初は人妻達とのラッキースケベシーンばかりなので、なるほどこんな感じね…と甘く見ていたら個別√が思いのほかしっかりしていました。ラッキーだけじゃなく、人妻との愛が芽生える様子がちゃんと描写されています。晶帆さん√は爽やかで良かったですね。その他の人妻達の√も面白かったですよ。旦那様各位が話に入ってくるので目が離せませんでした。
サブキャラにエンディングが用意されてるのも嬉しかったですねー。
ハーレム√やバッドエンドもあるのですが、そのへんは倫理的におかしな展開ばかりです。でも深く考えちゃダメなんですよ。なんせ人妻コスプレ喫茶ですから…。


絵が本当に綺麗なんですよ!綺麗なだけじゃなくて、表情もイキイキしていて…脇役の男性キャラにも皆ナイスな立ち絵が用意されていますし。
これは原画家の「M&M」信者になってしまいそうです。
だからこそ人妻達のコスプレ姿が全身きちんと見られなかったのは残念でした。立ち絵はバストアップだしHシーンのCGはアップすぎたり半脱げだったりするので…足元まで見たかったですね~。全身入った立ち絵の鑑賞モードなんてあれば最高だった…。
あのウェイトレスの時はハイヒール履いてるらしいことが台詞から分かるんですけど、そのハイヒール見せてくれよぉ!!と暴れそうになりました。


声優さんがみんなすごく良いです!特に白井綾乃さん演じる聖亜さんがめちゃくちゃ良いっ!!じっくり聴いちゃう魅力があります。
というわけで好きなキャラは榊聖亜さんですね。人妻四人組のイロモノ枠ですがwwおっとりして可愛らしいのに、ここぞというときはスケベに変貌するギャップがたまらんです。
テキストによるといつもお尻をフリフリしながら歩いてるそうでwww猫ちゃんみたいだwww


まあでも褒められる部分だけではありません。
一枚だけだまし絵みたいなCGがあります。なんべん見ても下半身がどうなってるか分からん…涼華さんと診察室で致してるCGです。分かる方解説して~
それとサブキャラ・翔√ですかね。男の娘っていうか、単にチソチソが生えた女っていうか…いや女としても色気が無いし立ち絵もあんまり可愛くないし…んんんん微妙!!声も合ってないし(;゚Д゚)
あと陵辱要素も多々ありまして、これがダメ!と感じるプレイヤーもいるみたいですね。私はアリでしたが、苦手な方は回避推奨です。


いやーしかし程よいボリュームで本当に楽しめた一本でした。
抜きゲーなのでHシーン多めですが、シナリオとのバランスが良いので抜き目的でない私のようなエロゲユーザーでも大丈夫です。和姦・陵辱どっちかに比重が置かれているということもなし。古い作品ですがいろんな人にプレイしてほしいですね。
なんといってもCGが一枚一枚綺麗なので、M&M原画の他のゲームもやってみたくなりました。
まとめ買いでたくさん積んだので、まずは瀬里奈かな!

評価:80点

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「パティシエなにゃんこ」感想

2024-05-04 14:49:55 | ゲーム感想【ハ行】

ぱじゃまソフト/2003年

今回はぱじゃまソフトの「パティシエなにゃんこ」感想です!
中学生の頃にツンデレ大全で冬華を見て、コンシューマ版をプレイしたくてたまらなかったんです。ですがベスト版出ないし中古も値崩れしないしで諦めてたんですよね(中学生のお小遣いではね…)。
で、この度エロゲ再燃してダウンロード販売サイト色々見てたら存在を思い出しまして。
セール期間じゃなくても1000円ちょいで買えるお得なソフトになっていました。




パティシエ志望の主人公・矢口翔一は父の経営するケーキ屋「ひよこ館」で日々修行中でしたが、あることをきっかけに父と喧嘩し、家を飛び出してしまいます。
下宿しつつ学園に通っていましたが、秋の終わりのある日父から電話がかかってきます。
腰を痛めたのでひよこ館を頼む…と。
翔一は渋々休学し、実家に戻ります。


久々のひよこ館を覗いてみると、幼馴染である芹沢かなでがウェイトレスを勤めていました。厨房では初めて会うパティシエールの秋月みちるが見事な苺タルトを作っています。
懐かしい再会に新しい出会い…期待と緊張の中パティシエの仕事に取り掛かる翔一でしたが、お店の裏口でコスプレ少女に「猫をいじめている!」と誤解されてしまいます。
その少女との出会いが、翔一にとって大きな受難となるのでした。


というお話です。絵を見てくれ!絵を!!!

絵柄がめちゃめちゃ好きですね!時代は感じるものの可愛い絵です。
でっかいお目目にカラフルな髪色…ロリなお顔…。


萌えと癒しが主体なので、ストーリーの深みにはあまり期待できません。中だるみして眠くなる場面もしばしば…。
「読んでいて分かりやすい」「頭を空にしてプレイできる」という利点でもあります。
それより、変わり種なギャグがけっこうおもしろいんですよねー。例えになりますが、コメディ作品で実験失敗のシーンがあった場合…薬品がドカーン!と爆発→煙の中でアフロになったキャラクターが「ゲホゲホ」とむせる、という流れがあるじゃないですか。パティシエなにゃんこだと、薬品がドカーン!と爆発したらそのシーンはそれで終わりなんですよ。終わりぃ!?ってなるんですけど、それが無性に笑えてきます。
実妹キャラ・茉理が絡むギャグは特に面白いです。この茉理がねぇ。人気ナンバー1なのに攻略できないという、非情な運命を背負ったキャラなんですよ。当時は実妹とのエロシーンが規制されてたので。
2004年に実妹とのエロが解禁されるんでしたっけ?


ギャグばかりかと思いきや感動もしっかり組み込まれています。各ヒロインにシリアス展開があり、最後まで飽きさせないつくりになっていました。
CG表示場面でキャラクターの白い息が明滅しているのは、当時にしては凝った演出ですね。


好きなキャラクターは猫魔法使いのミオ!!これは絶対!冬華目当てで買ったのにミオに転んでしまった…。
ウェイトレスとしてはありえない振る舞いなんですけど、この子元々猫だったからしゃーないんですよ!元猫と思ったらどんなワガママもつまみ食いも許される…あと声優さん上手すぎ!ミオは何喋っても可愛いです。
「~だもん!」とか「にゅーん」とかの口癖も…ハァハァ…たまらん…声優さん他のゲームにほとんど出てないみたいです。なんでだ…こんなに可愛いのに…。
ミオ√のラストでは泣いてしまいました。ミオが可愛すぎて終わらせたくなかったのもある笑
はぁ~ミオの髪に顔突っ込んでにおい嗅ぎてぇな~。
茉理も好きです。茉理は物語の途中から登場します。そこからこのゲームの雰囲気は何倍も良くなります!
個人的に茉理√…っていうかバッドエンドなんですけど…は最後にクリアするのをオススメします。ワイワイ楽しく、ひよこ館らしく終われるので。


余談ですが私実はパティスリーで働いていた経験があります。ブラックすぎて二年で音を上げたんですが…。
その時の記憶をたどると、この「パティシエなにゃんこ」におけるケーキ屋さんの描写はけっこうリアルなんですよね。更衣室が無いから倉庫で着替えてるみちるさんとか(そこ?)。
ちゃんと取材をしてるのが分かるお店モノって良いです。
ひよこ館みたいなケーキ屋さんなら私も働きたいですねー実際のケーキ屋さんは本当にクソでした。表ではニコニコしてる社員が裏では「アルバイトなんてこき使ってやれば良い」とか言ってましたから。
いやいや社員にタイムカードが存在していない時点で奴隷は社員の方だろぉ!?アルバイトはタイムカードあったのに…。
ちなみに私は奴隷だったのでタイムカードは無く、最長で2時まで残業したことがあります。夜中の2時!!


ってめちゃめちゃ話それましたが、そういえばかなでも時給500円とか言ってたしミオは住み込みで給料は現物支給だからひよこ館もブラックだ…。

評価:78点
なんかすっげーアニメ化してそうでしてないなコレ。


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