うれぴっプル♪

ゲーム大好き店長のオタブログ

「胸キュン! はぁとde恋シ・テ・ル ~お兄ちゃんもっと大好き~」感想

2024-06-17 15:30:33 | ゲーム感想【マ行】


UNiSONSHIFT/2003年

今回はユニゾンシフトの「胸キュン!はぁとde恋シ・テ・ル ~お兄ちゃんもっと大好き~」です!またすげータイトル…
「胸キュン!はぁとふるCafe」の続編ではありませんが、一応胸キュンシリーズ第二弾ということで今作もやきいも(やきもちいもうと)ゲーです。




大学受験に落ち、浪人生活を余儀なくされた裕太のもとに神主の父から手紙が届きます。
再婚するので神社を裕太に任せるとのこと。
仕方なく実家の神社に向かうと、そこには可愛い三姉妹がいました。それは父の再婚相手である女性の娘たち。話しているうちに、三姉妹が裕太の幼馴染ということを思い出してきました。
三人が三人とも裕太が大好きで、事あるごとに裕太を取り合います。
神主代理&お兄ちゃんとしての裕太の新生活は一体どうなるのでしょうか?




…う~~~~~~~ん、前回「さよならを教えて」感想で最高点100点を出したのですが、今回は最低点!50点です!
ほんっとにつまんなかった!!

それでも意地で完クリ目指してマウスカチカチやりましたよ。。。


「はぁとふるCafe」と同じシナリオライターさんということで覚悟はしていましたがここまでとは…。「はぁとふるCafe」では、双子それぞれの√でキャラを挿げ替えただけの同じイベントを見せられましたが起承転結の「転」からは違ったお話になりました。それなりにシリアスな展開があってすれ違い→両想いという流れがあったのでエロゲとしての体を成していたのですが、この「はぁとde~」では個別√の流れが全部同じです。全部!!同じイベントが三回!!相当鍛えられた妹スキーでないと耐えられないと思います。私は無理矢理耐えました。
で、ストーリーもあってないどころか『『『無い』』』んですよね。三姉妹と一年間をともに過ごすんですが、春はお花見やGW、夏は七夕に海水浴…と言う感じで四季折々のイベントを妹と楽しんで、一年後に父と再婚相手が神社に帰ってきて、個別√に入っている妹とくっついて終わりです。
いや~~~~~~~~初回プレイはまぁそれなりに楽しかったんですが、最後の一人は流石に苦行でした。それでもキャラが良ければここまでツラくはなかったと思うんですが、私が最後にクリアしたのは末っ子の「あずき」でして、、このあずきがまぁ普通にウザいんですよね…。しんどかった…。


シナリオが薄いゲーム自体が駄目なわけではありません。シナリオが薄かろうと「初代炎多留」や「SHUFFLE!」、前作「はぁとふるCafe」のように楽しいゲームもたくさんあります。
しかし同じものを三回繰り返しプレイさせられるとなると話は別ですよね。この「はぁとde~」、プレイ時間はそう長くないのですが途中から苦行すぎてめちゃめちゃ長く感じました。
んでこの平坦なテキスト中に「たおやかに微笑む」と「苦笑いをこぼす」が何回出てきたことか!途中から「出た!たおやか!」って声に出しながらプレイしてましたよ…




前作同様女性キャラはフルボイスですが、三姉妹それぞれ無名の声優さんをあてているようです。特に長女の「はるか」の棒読みはスゴイ!!なんかどっかで聞いたことあるな~と思ったらJR四国の今は亡きパン屋さん「ウィリーウィンキー」の移動販売の放送に似てるんですよ!!子供の頃に聞いていた声なので断片的にしか覚えてないんですが「なんちゃらかんちゃらのウィリーでーす!なんちゃらかんちゃらのパンを工場から直接皆様のお手元までなんちゃらかんちゃらー!」みたいなことを放送しているトラックが走ってたのよね…張りがあって滑舌は良いけど棒読みで、ちょっと低めの女性の声…。
いや知らんわって方が大半ですよね。ていうか香川在住の人でも覚えてないかな…へへ…


パン屋の話はおしまい。


棒読みでもはるかが一番好きです。ていうか次女いづみと末っ子あずきはなんかうっとおしかったのに、はるかにやきもち焼かれるとちょっと嬉しかったのはなんでだwww
やっぱ眼鏡っ子は強いです。ピンク髪眼鏡萌え~
…初回プレイがはるかだったのが影響してるかな…さっきも言った通り初回プレイはそれなりに楽しかったんですよ…。
あと主人公のじいちゃんがクソジジイで笑えました。このゲーム、全体的にギャグが全然面白くないんですがじいちゃん関連のギャグは例外でした。




シリーズものはどうしても前作と比べてしまいます。
前作は粗いながらも愛せる要素が多数あったのに今作はどうしてもかばえませんでした。。強いて褒めるなら絵が可愛いかな…でもその絵もバランスに違和感覚えるものがちらほら…。
あーあと絶対読んでるとこで既読スキップが何回も止まるのがほんっとにめんどくさかった!つまらん文章何回も読ますな!
今更だけど他のゲーム買えばよかったぞ…。

評価:50点


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「牝奴隷~犯された放課後~」感想

2024-06-12 17:53:55 | ゲーム感想【マ行】

アトリエかぐや/2005年

今回はアトリエかぐやの「牝奴隷~犯された放課後~」です!
かぐや10本まとめ買いの4本目ですね。なんとなく古いものからプレイしています。
規制のため今は「原罪の教室」というタイトルで販売されていますが、この記事ではもともとのタイトルである「牝奴隷~犯された放課後~」を使います。


これなーーーー瀬里奈が面白かったから、同じテイストを期待していたら若干パワーダウンを感じました。
主人公にポリシーが無くてカッコよくないのはちょっと…。




郊外にそびえる進学校「辰陵学園」の創立者の血族である高宮姉弟。姉弟は支え合い、愛し合って二人きりで生きてきました。


ある日、姉の紗月は弟の遼に「学園に通う三人の女性を奴隷として跪かせ、私の前に連れてきてほしい」と命じます。
指定された三人は遼もよく知る女性たちでした。意図は全く不明ですが、姉に心酔する遼は従うしかありません。
さて、遼が最初にターゲットとして選ぶのは…。



っていう。
お姉ちゃんの命令に何か深い理由があると思うじゃん?

ところがそうでもないんだよなぁ…。
謎に包まれたストーリーのゲームって、最後に開放されるトゥルー√をプレイする時の爽快感が楽しみなんですよ。
でもこの「牝奴隷」はトゥルー√やってる時も「なんじゃそりゃ!!」としか思えませんでしたね。


先にプレイした瀬里奈とどうしても比べてしまいす。あっちはトゥルーでものすごく納得のいく終わり方をしてくれたので、同レベルの感動的な終わり方を期待してしまいました。
感動は一切ありませんので…。


まぁまず主人公がね。ずっと姉さん姉さんうるせえ!!!!
自分自身が無さ過ぎてこの主人公はあまり好きになれませんでした。それに後ろ盾がしっかりしていて、主人公がそれに甘えているのも面白くないよ~。学園創立者の血縁ってだけで教師や生徒が高宮姉弟を恐れているんですよ。てことは高宮姉弟が何してもお咎めなしでして、ここまで酷いことをしている主人公に失うものが無いのは安定しすぎていて…ダークな雰囲気なのに波乱が無くてつ、ツマラン…。




エロ成分は十分なんですけどね。色んなプレイがあって面白かったです。特に獣姦シーンはここ最近やったゲームでは見られなかったのでなんか…女の子可愛いな!かわいそかわいい
あとある√で見られる食ザーシーンは不覚にも笑いました。遼バカタレ!!
そういえば18禁ゲーで獣姦・食ザー見るのって「裸執事」以来のような気が…裸執事、女性向けでかなり攻めた内容だったなー。


これまでのM&M作品と比べると女性キャラの顔が丸くなった?太った?M&M氏の絵、人妻コスプレ喫茶の頃の方が良かった気がします。体は相変わらずキレイですが。




好きなキャラはいるっちゃいる。学生会会長の明日香さんですね。
彼女いい性格してます。言ったら明日香√が一番意外な展開で面白かったです。
高宮姉弟の幼馴染であるみなとも面白いです。みなとの性格は…ありえね~!!
楽しみにしていたサブキャラは残念ながら印象が弱かったです。瀬里奈の茂二ぐらいパンチのあるキャラがいればなぁ…裏写真部の部長は弱パンチくらいあったけどwww




そもそも抜きゲーにシナリオ期待するなって話なんですかね?
でも前にプレイした「人妻コスプレ喫茶」「瀬里奈」は、どちらも抜きゲーなのにシナリオが良かったんですよ。同スタッフということでね…期待するじゃないですか…。
ハラハラする展開がちょっとでも盛り込まれていたら評価は変わっていたかもしれません。


あ、場所選択画面で流れてるBGMがやたらカッコいいです。

評価:70点

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「まほこい~エッチな魔法で恋×濃しちゃう~」感想

2024-05-21 15:12:11 | ゲーム感想【マ行】

アトリエかぐや/2004年

アトリエかぐやの「まほこい~エッチな魔法で恋×濃しちゃう~」感想です!
タイトル通りの魔法少女モノかと思いきやなんかすごい方向性の作品でした。
楽しくはなかったです。


主人公の誠志は、義理の妹・日菜乃とともに故郷に帰ってきました。編入した学園で幼馴染の葵と再会し、さらに学園のアイドルの茜と知り合います。放課後、葵の提案により四人で荷解きをすることに。
作業がひと段落したところで誠志はデリバリーピザを電話注文しますが、天井を突き破って届いたのはなんと魔法少女。それも魔法使いとして半人前の「半熟魔法少女・ショコラ」でした。
とりあえず天井の穴をショコラに直してもらおうとしたら、半熟魔法が暴走。その場にいた全員に魔法がかかり、三人の少女はショコラと同じく半熟魔法少女に。そして誠志はエッチなハプニングを引き起こす特殊体質になってしまいました。
誠志の特殊体質は予想外に深刻で、二週間以内に誰かを一人前の魔法少女にしないととんでもないことが起こるとのこと。
さらに特殊体質とはいえエッチな出来事に身を委ねすぎると、誠志の心が闇に堕ちてしまうらしく…!?




アホな導入ですねー。
このあらすじを読んで受ける印象からはだいぶ外れた展開になるので…ほんとに…。

毎日の場所選択で目当てのヒロインがいるところに行くと好感度が上がり、個別√に入るタイプのゲームです。
理性的な選択をし続けると純愛系の「恋ルート」に、反対にスケベな行動をしまくると鬼畜系の「濃いルート」に入るのですが…なんか濃いルートの充実ぶりが半端なかったです…。
濃いルートはオマケ程度かと思ってたら逆に恋ルートのほうがオマケだったのでは?と思ってしまうくらいバランス悪かったですね。
実際はそんなことないんでしょうけど、プレイし終えた今振り返ってみるとひたすら鬼畜シーン回収をしていたような気がします。
そしてその鬼畜シーンがね…変なんですよ…どう変なのかは説明できないんですけど。これ読んで興奮する人いるの!?と感じました。怖いです。かと言ってマジの鬼畜ゲーと比べると単調です。
純愛√と鬼畜√、両方楽しめるゲームももちろん存在します。でも「まほこい」はなんか違うんだよ…!キャラクターの背景や世界観について、説明不足の状態でヒロインが酷い目にあってもなーんかさっぱり楽しめないです。主人公も「欲望に負けたダメなヤツ」としか思えないし。


しかし純愛路線である恋ルートは短いながらも良かったです。特に茜√は面白いですね!ある有名なゲームのシナリオをパクってるのでは…と思いながら進めていたら、ラストが予想外でした。
他のヒロインにもけっこうしっかりとしたストーリーを用意してくれていました。もうちょっと掘り下げてほしかった気もします。特にサブヒロインの二人ね…。
だからテキストそのものが駄目というわけではないんですよね!キ○ンディーズネタ笑いましたwww


原画はあの有名な「choco chip」氏です。キャラデザが多彩で、イベントCGはハッとするくらい可愛い!魔法少女の衣装も一人一人作りこまれていて◎です。
しかし一点だけ…あるキャラの立ち絵、指六本ありますよね…!?これ指摘している人見たことないです…皆気づいてるよね…?イベントCG一枚だけでのミスならあんまり気にならないんですけど、プレイ中ずっと見続ける立ち絵で指六本はさすがに気になるよぉ!!


好きなキャラは夕姫ですね!青山ゆかりのクールキャラ好きだ~~~~!!魔法少女の衣装もダーク系でとっても可愛いです。
サブヒロインだからシナリオ短いんですけど、他のヒロインのシナリオで夕姫が存在感出してくれるから助かりました(何が?)。
メインヒロインなら茜一択でした。学園のアイドル様…とのことですが、親しみやすいアイドル様です。推しの子のOP以前にアイドル様っていう表現あったんだなぁ…。
世間では幼馴染の葵が人気なようですね。確かに葵√は葵の心の揺れ動きが繊細に描写されていて魅力を感じました。


「恋ルート」「濃いルート」どちらも中途半端なんですかね?魔法少女モノの割に敵との戦闘シーンも少ないし…そもそも敵についての説明がほとんど無いし…。
キャラが良かったので勿体なかったです。

評価:66点
一言で表すならば「変なゲーム」。Wikiにまほこいのページが無いのも頷けるぞ(; ・`д・´)

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「胸キュン!はぁとふるCafe」感想

2024-04-25 10:48:25 | ゲーム感想【マ行】


UNiSONSHIFT/2001年

ユニゾンシフトの「胸キュン!はぁとふるCafe」です。なんちゅうタイトル!
えーとこれは「妹ゲーム大全」で知ったゲームです。


主人公はカフェマスター見習い。ある日、店主であり雇い主のマスターが「新しいコーヒー豆を探してくる」と言い残し旅立ってしまいました。
カフェの経営を任されたものの、主人公の淹れるコーヒーが未熟なせいか毎日が閑古鳥。
そんな時、父の再婚相手の連れ子…ちより・チカ姉妹がカフェに転がり込んできます。
期間限定で双子の世話を任された主人公。お兄ちゃん大好きな双子の間で主人公の気持ちは揺れ動きます…。


…的な。
ジャンルは「やきいも(やきもち+いもうと)アドベンチャーゲーム」になります。
エッ!?

「温故知新」という四文字熟語が好きです。
このゲームが発売されたのは2001年6月…約23年前ですね。環境周りは快適とは言い難く、シナリオも短い。CG枚数も少なくて…正直今更プレイする必要性は薄いです。
けど当時のはっちゃけた萌え文化や元気だったエロゲ業界の雰囲気が、この「胸キュン!はぁとふるCafe」からは伝わってきます。
2001年ってシスプリが流行ってた頃で、空前の妹キャラブームだったんですよね~。
「みずいろ」が出たのも2001年か…。


女の子たちとイチャイチャしながら選択肢を押していって、最後にちょっとシリアス展開があって、ハッピーエンドといういわゆる萌えゲーの王道タイプです。
タイトルに「Cafe」と入ってますがカフェ経営シミュレーションなんかは当然ありません。ていうかカフェ要素ほとんど無い!!笑
双子のどちらを優先するか?を節目節目で選ばされます。選ばれなかった妹はやきもちを焼きます。罪悪感!
そしてどちらの√に入ってもキャラを挿げ替えただけの同じイベントを見せられます。これがシナリオの薄さを決定づけていますね…流石に山場は違った展開になりますけど。


でも私このゲームはけっこう好きな方に入ります。
どこが好きかというとまず絵!ロリっぽい絵柄で、CGはどれも安定してキレイです。特にチカがローラーブレードでジャンプしてる絵なんて相当画力高いですよ!しかし全体的に塗りはイマイチ。当時ってこんなもんかなぁ…当時でも「AIR」なんかは塗りもキレイだけどあれは特別か…。
テンポの良さも◎。
このくだり終わり!はい翌日!って感じでサクサク進みます。ダラダラダラダラ何クリックも似たようなやり取り見せられるよりよっぽど良いです。
テキストの少なさが必ずしも欠点になるわけではないですからね。


あーそれとEDの「Promenade」がほんっっとうに良い曲で…!
プレイ終えた今でも時々起動して聴いてます。YouTubeとかで聴けないかな?なぜか懐かしい気持ちになる不思議な曲です。
ちなみにOPの「ふたごのクリーミーカフェ」も色んな意味で頭に残る曲です。微妙なクオリティのムービーも必見。


好きなキャラは双子の妹の方・チカ!パッケージ画像のロングヘアの子です。
街のショーウィンドウに飾られたウェディングドレスに見とれるチカが可愛くて可愛くて!多少の暴力とかお料理が下手とかは許せるので。
双子の姉・ちよりも割とすき。やきもち焼く様子が可愛かった…。
妹じゃないキャラも攻略できます。
個人的にはそんなに好きなタイプではなかったので略。






2001年のエロゲ資料としてプレイし始めましたがなかなか楽しめた一本でした。
双子が着ているカフェの制服がでじことうさだっていうのがもう、「00年代だァ~!」って感じで萌えるし燃える。

評価:68点
このゲームが人に貶されているのを見たら多分悲しくなると思う…。かと言って人にオススメできるかは「?」。

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「待雪の花~snow drop~」感想

2024-04-19 18:12:11 | ゲーム感想【マ行】

nostalabel/2013年

「待雪の花~snow drop~」感想です!
ブランドもう動いてないので活動は停止してるみたいですが、公式サイトがまだあるのでぜひ見てほしいです。
2013年にこの感じのゲームが出るのって珍しいよなぁ…


物語は主人公の母親のお葬式から始まります。
主人公の聖澤和志は、病弱な妹の美由の世話だけでなく母が残した借金をも背負うことになりました。
そんな兄妹の前に竜次といういかにも怪しげな男が現れます。兄妹で住むアパートと和志の仕事を世話してやる…と告げる竜次。
若い兄妹は生きるすべを知らず、竜次を頼るしかありませんでした。
引っ越し当日、地図を頼りに辿り着いた新しい住処は四畳半の古びたアパート。黴臭く、隙間風も入ってくるので病弱な美由には負担になります。
いつかもっと良い家に移り住んで、美由に楽をさせる…そう誓う和志。
和志の胸には美由への秘めた想いがありました。
それは兄が妹に対して決して抱いてはならない、恋心だったのです。


みたいなお話。
私毎回このあらすじは自分で文章考えて打ってるんですけど、読書感想文みたいじゃないですか?

ちなみにどのくらい貧乏かというと、お風呂が一週間に一回のレベルです。


なんかすっっっごいもったいない作品だと思います。
やりたかったことは分かるんですよ!けどシナリオに説得力が無いし、色々と粗くて悪い意味で一昔前のゲームみたいでした。
主題は良いのになぁ!




冬の寒さ、貧しい生活、バイト漬けでどんどん疲れていく主人公…そういう雰囲気づくりはよく出来てました。背景絵の光の弱い感じから冬の空気を感じます。
緒方剛志氏の絵は萌え系ではないのですが、ベテラン故にしっかりと描かれており見ていて安心できますし。
けれどシナリオがなぁ…ツッコミどころが多くてなんか集中できないんですよ…借金なんて相続放棄すればいいし食うのに困れば生活保護もあるだろうし…妹の病状が悪化すればヤミ医者に診せずに救急車呼べばいいし…なんか主人公気合だけは十分なのに行動が伴ってないんだよなぁ…まぁフィクションにこんな現実的なツッコミ入れるのも野暮なんですけど。でも一応シリアス系のお話なんだからもう少し現実味持たせてほしい。
そして説明が圧倒的に少ない!妹の病名は何なの?とか、結局竜次ってなんだったの?とか。ネタバレになるからこれ以上言えませんけど、ヒロインそれぞれ訳アリっぽいのにそれについての具体的な説明も無いんですよね…。
主人公モテモテなんですけどヒロインたちがなんで主人公に惚れたかも全然分からんし。いやなんでこの状況でモテモテなんだよ。




反してエロシーンはやたら力入ってます。おいっ妹病気やぞ!!主人公もどこでも勃起するしよぉ…
シーンは各ヒロイン5回以上あったかな?尺も長いです。特に印象的だったのは妹の友人である仁奈。なんか…すごかった…笑
声優の桜川未央さんが上手すぎる!
アパートでお隣に住む翔子さんもエロいです。エロいし優しいし強い。
好きなキャラ…ってのは特にいませんけど翔子さんは忘れられません。こういうタイプのヒロインが出てくるゲームってやったことないので。
声優の奥川久美子さんが出演しているゲームはまたやりたいです。




とまあシナリオの中途半端さが気にはなりますが、エンディングは綺麗に纏まっていました。
複数あるエンディングのほとんどがバッドエンドでして、そこを不満に思う方もいるとは思いますが私はそれぞれ気持ちの良い終わり方だと感じました。
こんな悲惨な状況の兄妹が迎える結末としてはベストじゃないでしょうか?
プレイ中は楽しかったのに尻すぼみ…みたいなゲームが多い中、終わりに向けて盛り上がってくストーリーはとても良かったです。


一つ贅沢を言わせてもらいます。
男性キャラにも声が欲しかった!!主人公が声無しなのは良いとして…竜次とヤミ医者に声があればもっともっと雰囲気出たと思います。立ち絵があるのに声が無いって昔のゲームみたいなんですよ…。
竜次から翔子さんへの凌辱シーンで、翔子さんは大迫力の喘ぎを聞かせてくれるのに竜次は無言…ってちょっとマヌケなんですよね…。もったいねぇ…




OPムービーがとてもよく出来ていて、何度も観たくなるほどです。
しかしEDムービーはバグで再生されません。「EDがどうしても再生できなかった」という意見を見かけるのでおま環ではないはず。
どんなEDムービーだったんだろう…。物語の結末が良かったのでEDムービー観て余韻に浸りたかったです。




今この時代にこのタイプのエロゲーが作り上げられた事実が嬉しいですよね。
あの結末に至る過程がもっとしっかり書き込まれていたら、きっと名を残す名作になったと思います。

評価:69点


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