うれぴっプル♪

ゲーム大好き店長のオタブログ

「こいとれ~REN-AI TRAINING~」感想

2024-05-17 10:45:01 | ゲーム感想【カ行】

銀時計/2007年

今回は「こいとれ~REN-AI TRAINING~」の感想です!
批評空間で評判が良かったので500円セール時に購入。期待してしまいましたが、正直全く合いませんでした。プレイを進めるのが苦痛だから、という理由で途中違うゲームを挟んだのは初めてかもしれません。飽きたからとか、気分転換のためっていうのはよくあるんですけどね。
どう合わなかったのは追記にて。




主人公の沢崎遊はこの春「汐美学園」に入学したばかり。シングルマザーであった母を亡くし、小学二年生の妹・海と二人暮らしを余儀なくされ、部活動に入る気など微塵もありませんでした。
しかし正体不明の部活動「恋愛部」の部長であり、町の名士の娘である「鹿子木ゆう」に勧誘され、半ば強制的に恋愛部の見学をすることに。
そこでは恋愛について部員たちが熱く議論を交わしていました。
乱交をしているなどとよくない噂が纏わりついている恋愛部ですが、真剣な恋愛部の面々を目の当たりにした遊は入部を決意します。
季節は春。遊の入部とほとんど同時に、恋愛最大のイベントの恋愛ロワイヤル―通称「ラブロワ」が始まろうとしていました。


あらすじけっこう変わっていますよね。王道から外れている感じです。

シナリオは一本道。月ごとに特定のヒロインとフラグが立ちます。そのフラグを回収すれば個別√に入りますが、フラグを折れば翌月へ。別のヒロインとのフラグが立ちます。
だから攻略サイト様を見ながら順に攻略していくとラクですね。そもそも選択肢が多く、極悪な難しさなので私のようなヌルゲーマーだと自力攻略できません。


何が合わなかったかっつーと登場人物の性格ですよね。
上述したように一本道なので月ごとのヒロインを順にクリアしていったのですが、幼馴染の「小萌」、従姉妹の「うたは」…この二人の√を続けてプレイした時はもうしんどくてしんどくて…うたは√の途中で我慢できなくなって他のゲームに逃げました。










==========================ここから軽くネタバレ=============================
















まず小萌は第一印象がスポ根少女だったのであんなヤンデレ化するとは思いませんでした。
主人公・遊への執着の仕方が性欲ありきで、小萌√は全然爽やかじゃなかったんですよね。なんか思ってたんと違うなぁ…と思いながら小萌√をクリアしたのですが、問題はその後のうたは√です。
うたはは世話焼きツンデレお姉さんキャラなのですが、うたは√の途中でうたはが遊の言動すべてを否定するくだりがあって、すげーイライラするんですよ。
「こいとれ」自体が全体的に女尊男卑っぽい雰囲気のゲームで、恋愛部において遊はいじられキャラに徹しています。そこを踏まえてもうたは√での遊の扱いは酷かったです。
うたはの口癖「許さない」「死んじゃえば?」も、もう聞きたくなくて最終的にうたはのボイス切ってプレイしてましたorz
風音さんは悪くないんですよ!!
これ、ライターさんはうたはのこの性格を本気で可愛いと思って書いたんでしょうか…。


それと遊の妹・海は7歳なんですが…恋愛部の先輩方が海に対して胸を触ったり下ネタを振ったりといったセクハラをする流れがあって、あれはよろしくないですね。ギャグシーンとしても笑えないです。
海がせめて中学生なら印象違ってたんでしょうけど。
















==========================ネタバレここまで=============================








絵もパッと見可愛いのに、イベントCGによっては主に顔が崩れていることがあったのも残念です。
結局立ち絵が一番可愛いんです。イベントCGを見てテンションが上がらないのはエロゲとして致命的ですね。


共通部分とOPムービーは良かったですよ。名作の雰囲気ビンビンでした。
片霧烈火さんはやっぱり歌唱力ばっちりですし、ポップな曲調も聴きやすくて◎でした。


一応好きなキャラも見つかりまして、海と雅先輩はかなり好感持ってますね!
海が主役の流れが「こいとれ」で一番盛り上がったかもしれません。健気で良い子なんよ…
雅先輩は、この2007年当時のギャルとして大変リアリティがあるキャラデザです。というのも私が高校に入学したのが2007年でして、当時の美術部の先輩に雅先輩ソックリの方がいたんですよ!
メイク・パーマばっちりで、部では若干浮いてましたね。そんなとこも似てます。
男性向けジャンルに登場するギャルって、サイドテールに腰巻カーディガンという現実ではあまり見かけないキャラデザの場合が多いですよね。
だから雅先輩のリアルなギャルっぷりには感心しました。
あと攻略キャラの中では羽音先輩と恋子先輩がかなりマトモでまだ良かったです。




2007年に発売されたエロゲの中では評価が高いので楽しくプレイできたエロゲーマーが大多数だったのでしょう。
残念ながら色々な苦手要素が合わさり私の中の点数は低いのですが「プレイして後悔した」ということはありません。
作中の恋愛講座は心理学を全く知らない者でも分かり易く、テキストの質は高いです。読み物としては素晴らしい出来だと思います。キャラが合わなくともこういうゲームはどんどんプレイしていきたいですね。

評価:59点
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「人妻コスプレ喫茶」感想 | トップ | 「装甲悪鬼村正 贖罪編」感想 »

ゲーム感想【カ行】」カテゴリの最新記事