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「装甲悪鬼村正」感想

2024-04-07 14:56:24 | ゲーム感想【サ行】


Nitroplus/2009年

今回はニトロプラス10周年記念の大作エロゲ「装甲悪鬼村正」の感想です!
数年前に第一編をクリアしたものの、第二編で急に雰囲気変わって登場人物も増えて…でなんとなく付いていけなくなり放置、長らく積んでおりました(;´Д`)
この度エロゲ熱復活を機にイチから再プレイ。熱中しましたね~


新田雄飛のクラスメイトであり悪友のリツが突如失踪した。
雄飛は幼馴染である小夏と忠保とともにリツ探しに奔走することに。大戦後、六波羅とGHQに支配された大和では警察も機能しておらず、リツ探しは順調に進まない。
そんな時雄飛たちの前に現れた暗黒星人―いかにも黒いオーラを放つ男「湊斗景明」。
非公式警官の景明こそこの物語の主人公である。


…てな感じのお話ですね、第一編は。


シナリオとCGのバランスが良く、悪いところがあんまり見つからない…エロゲ初心者向けのようでもあるし、玄人向けでもあるような。そんなゲームです!
絵は文句のつけようが無く良いです。マットな塗りの細かい絵柄はメカの3DCGとも相性抜群!演出も良いし。スチルのあるシーンで、強調したい部分がアップになったりスライドされたりするのって他のエロゲでもやればいいのになぁ…。


第五編までで選んだ選択によってその後の√が変わります。
一編ずつかなりボリュームがあり、かつ面白い。この度の再プレイで第一編をクリアして、初っ端こんなに面白かったら第二編以降はどうかな…と思ってたんですよ。いやいや第二編以降も面白い。縦書きで難解な文章ですが読ませてくれます。分からない単語なんかは調べればOK!


ロボット戦闘ものですけど勧善懲悪の物語ではないんですよね。だから先の展開が全く読めなくてどんどん読みたくなっちゃう。
しかし勧善懲悪じゃないからこそ、スカッとするお話ではありません。ハッピーエンドを求めるとツラいです。まず第一編のラストが合うか合わないかですよね。
かなり向き不向きはあるかと。他のエロゲとは明らかに雰囲気違います。私はこれまでニトロプラスのゲームはデモンベインと沙耶の唄をプレイしたことがありますが、その二つとは全然違います。地の文が堅く、またとんでもなく長いです。
私はオールクリアまで80時間弱だったかな?ボイスちゃんと聞くともっとかかります。
それと戦闘シーンの尺の長さな。剣術講座か?ってくらい状況説明が細かいです。好きな人は好きだろうけど、私は読むのが苦痛な瞬間が少々ありました。
ラブコメエロゲの中途半端な戦闘シーンよりは全然読めますが。
あーあともう一つ言いたいのがエロシーンについて。どれも取って付けたような感じなんですよ。なんか急に始まって余韻も無く終わる…。絵はキレイです。
第一編のエロシーンのみ意味があるように思えたので、やっぱり18禁ではあるべきだけど。


このゲームの魅力といえばキャラクター!老若男女、様々なタイプのキャラが揃っています。
私のお気に入りは今川雷蝶様!六波羅四公方の一人、CV杉崎和哉の素敵なマダム…いや男性です。長髪美形のオカマに弱いんよな~
女性キャラなら一番は瑞陽!攻略キャラじゃない脇キャラだけど…。ツンデレにアホ要素加わっていて最強に可愛いです。弟はクソ。
三世村正も好き。装甲悪鬼村正プレイして三世村正好きにならない人はいないと思う。
それにばあやも…ばあや寄りの選択肢もあるんですよ!


システム面がちょっと微妙です。スキップがおっっっそい!
超速スキップモードもありますけど、それでも第三編・第四編はなかなか終わりません。全キャラ攻略のために序盤から何度もやり直すことになるのでそれがかなりネックでした。
私がプレイしたのは旧版なので、Win10対応版では改善されてるかも。


「エロゲが楽しすぎて夜更かし」って、この年になるとなかなかできないんですけど装甲悪鬼村正プレイ中は何回かやってしまいました。
思い出に残るゲームだったな~
各√のラストは一条のが最もしっくりきました。善悪相殺をよく表したストーリーだったと思います。

評価:91点
オールクリアにヨイショの必要な大作。
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