親切で勇気あるおっちゃんがカラワンまで連れて行ってくれたのですが、浄水施設のある場所の住所は調べていません。あちこちで地元の人に訊くのですが、誰も知らない。ウワサすら聞いたこともないっていう返事なのです。
カラワンが、私の思ってたよりもはるかに広い範囲だったとはいえ、生で飲める水道なんてインドネシア広しと言えども他にないだろうし、本によると、市価の10分の1ほどの値段でガロンボトルの販売もしているそう。
そういうのが、ある程度近くまでは行ってるはずなのに、誰も聞いたこともないっていうのですよ。
「水のことだったら、PDAMに行って聞いたらどうだ?」って言う人も多かったのですが、それだけはない。PDAMというのは、水道会社の名前。後ろのAMはair minum(飲み水)の略。
道中は運転手のおっちゃんと色々しゃべりながらだったのですが、そこで聞いた話をいくつか紹介しましょう。
ジャカルタの渋滞がヒドいことは既に書きましたが、金曜日は特にヒドいのだそう。とは言え、ジャカルタの渋滞は時も場所も選ばずといったところ。「日本は電車がいっぱいあるそうだから、渋滞しないだろ?」と、もう諦め顔。
私は帰りの飛行機に間に合うかが心配だったのですが、「土曜日の空港方向なら、あんまり混まないから大丈夫だ」との言葉通り、だいたい思い通りの時間に着くことができました。
夕方、カラワンに着いてからしばらくして、土砂降りの雨になりました。夜になって帰り道には止んだのですが、道が冠水しているところもあります。
ニュースではジャカルタ周辺で洪水になってるのをよく見るんですけれど、2007年にはジャカルタの8割が水に浸かるような洪水になったのだそう。私が泊まったホテルの水は金気臭かったので、おそらく井戸水でしょう。地下水への過大な依存は、地盤沈下を招きますし、持続可能性も高いはずがありません。
私が利用したのはブルーバードというタクシー会社のタクシー。運転手いわく、「ボられるから、他のタクシーは乗っちゃだめだ。ブルーバードなら、ちゃんとメーター使うし、親切だろ?」。
『地球の歩き方』にも、安全のため、なるべくブルーバードを利用しようって載っています。大使館の人にも「タクシーならブルーバードで」って言われました。こんなので、他のタクシーが淘汰されずに残ってるのが不思議に思えてきます。
私は「パダンにはブルーバードは走ってないし、メーターの付いたタクシーもないから、今度パダンにも来てちょうだい」。
こんな感じでおっちゃんと話してたのですが、初対面の男性とまともな会話になったのは、ちょっとした驚きでした。私の言うこともだいたい通じてるようでしたし。
パダンでは、言うことは通じにくいし、聞き取りもずっと難しいのです。ただ、タクシーの運転手ともなれば、外国人慣れしていたってことはあるかもしれません。英語ができる風でもなかったけど、「この前はフランス人をゴミ処理場に連れて行った。今日は日本人を浄水施設だ」なんて言ってました。
交通関係のことだけでも、パダンとジャカルタではずいぶん違います。
パダンではバイクのミラーが左右両側とも付いてるのは珍しいけれど、ジャカルタではだいたい両方ともあるようです。赤信号でバイクや車がちゃんと停まってるし、反対車線を逆走もしていません。
こんなことが眼に着くぐらい、パダンでは、対向車がエラそうにクラクション鳴らしながら逆走して来るなんてことが日常茶飯事。出生がコントロールできない代わりに、こんなところで人口抑制してるのかと思えてくるほどです。
囲碁クラブには予定通り訪問することができました。和食のレストランや日本の食材を扱ったスーパーも近くにあります。日用の物はほぼ揃いそうな品揃えですが、値段も日本のままぐらい。物価の差がありますから、私なんかにはちょっと手が出せません。
囲碁クラブでは温かく迎えていただき、囲碁のルールのインドネシア語版冊子もいただきました。これは役に立ちそうです。
帰りの飛行機の都合で、あまり長居できなかったのですが、2局打っていただきました。普段はネットでしかできませんから、実際に碁石を持つと、ちょっと新鮮な気分。
ただ、時間の都合もあったし、対局の結果としても、ちょっと物足りないまま終わってしまったのが残念。
ちょっと腰を据えて、ジャカルタを再訪する必要がありそうです。
カラワンが、私の思ってたよりもはるかに広い範囲だったとはいえ、生で飲める水道なんてインドネシア広しと言えども他にないだろうし、本によると、市価の10分の1ほどの値段でガロンボトルの販売もしているそう。
そういうのが、ある程度近くまでは行ってるはずなのに、誰も聞いたこともないっていうのですよ。
「水のことだったら、PDAMに行って聞いたらどうだ?」って言う人も多かったのですが、それだけはない。PDAMというのは、水道会社の名前。後ろのAMはair minum(飲み水)の略。
道中は運転手のおっちゃんと色々しゃべりながらだったのですが、そこで聞いた話をいくつか紹介しましょう。
ジャカルタの渋滞がヒドいことは既に書きましたが、金曜日は特にヒドいのだそう。とは言え、ジャカルタの渋滞は時も場所も選ばずといったところ。「日本は電車がいっぱいあるそうだから、渋滞しないだろ?」と、もう諦め顔。
私は帰りの飛行機に間に合うかが心配だったのですが、「土曜日の空港方向なら、あんまり混まないから大丈夫だ」との言葉通り、だいたい思い通りの時間に着くことができました。
夕方、カラワンに着いてからしばらくして、土砂降りの雨になりました。夜になって帰り道には止んだのですが、道が冠水しているところもあります。
ニュースではジャカルタ周辺で洪水になってるのをよく見るんですけれど、2007年にはジャカルタの8割が水に浸かるような洪水になったのだそう。私が泊まったホテルの水は金気臭かったので、おそらく井戸水でしょう。地下水への過大な依存は、地盤沈下を招きますし、持続可能性も高いはずがありません。
私が利用したのはブルーバードというタクシー会社のタクシー。運転手いわく、「ボられるから、他のタクシーは乗っちゃだめだ。ブルーバードなら、ちゃんとメーター使うし、親切だろ?」。
『地球の歩き方』にも、安全のため、なるべくブルーバードを利用しようって載っています。大使館の人にも「タクシーならブルーバードで」って言われました。こんなので、他のタクシーが淘汰されずに残ってるのが不思議に思えてきます。
私は「パダンにはブルーバードは走ってないし、メーターの付いたタクシーもないから、今度パダンにも来てちょうだい」。
こんな感じでおっちゃんと話してたのですが、初対面の男性とまともな会話になったのは、ちょっとした驚きでした。私の言うこともだいたい通じてるようでしたし。
パダンでは、言うことは通じにくいし、聞き取りもずっと難しいのです。ただ、タクシーの運転手ともなれば、外国人慣れしていたってことはあるかもしれません。英語ができる風でもなかったけど、「この前はフランス人をゴミ処理場に連れて行った。今日は日本人を浄水施設だ」なんて言ってました。
交通関係のことだけでも、パダンとジャカルタではずいぶん違います。
パダンではバイクのミラーが左右両側とも付いてるのは珍しいけれど、ジャカルタではだいたい両方ともあるようです。赤信号でバイクや車がちゃんと停まってるし、反対車線を逆走もしていません。
こんなことが眼に着くぐらい、パダンでは、対向車がエラそうにクラクション鳴らしながら逆走して来るなんてことが日常茶飯事。出生がコントロールできない代わりに、こんなところで人口抑制してるのかと思えてくるほどです。
囲碁クラブには予定通り訪問することができました。和食のレストランや日本の食材を扱ったスーパーも近くにあります。日用の物はほぼ揃いそうな品揃えですが、値段も日本のままぐらい。物価の差がありますから、私なんかにはちょっと手が出せません。
囲碁クラブでは温かく迎えていただき、囲碁のルールのインドネシア語版冊子もいただきました。これは役に立ちそうです。
帰りの飛行機の都合で、あまり長居できなかったのですが、2局打っていただきました。普段はネットでしかできませんから、実際に碁石を持つと、ちょっと新鮮な気分。
ただ、時間の都合もあったし、対局の結果としても、ちょっと物足りないまま終わってしまったのが残念。
ちょっと腰を据えて、ジャカルタを再訪する必要がありそうです。