出発ゲートからバスに乗り、タラップに足をかけた途端、
ショートメールを受信した音がした。
嫌な予感。
CX5890/17 Aug from HKG will depart at 18:30(3h 30m late).We are sorry for the inconvenience. Cathay Pacific Airways Limited.
なにっ⁉️
18:30ですと~!
じゃあなんで乗せる?
座席に座りうなだれていたら、機長の英語のアナウンス。
私の耳にはまたターミナルへ戻れと聞こえた。
⁉️
客室乗務員の普通語のアナウンスが流れ、やはりターミナルに戻れと言っている。
客室乗務員は明るくバイバイと手を振る。
バイバイじゃないよ~と思いながら、仕方なくバスに乗り、出発ゲートに戻る。
キャセイパシフィックのカウンターには乗客が押し寄せていた。
でも皆比較的冷静だ。
近くに客室乗務員らしき女性が英語、普通語、広東語で説明していたので、
耳を澄まし聞いてみた。
搭乗券には75香港ドル分がチャージされているので、
このゲート前で待たず、7階のレストランで使って下さい。
ゲートには6時に戻ってね。
7階ってどこだ?
飲食店がある階に行けばなんとかなるかなととりあえず行ってみる。
あ~、やな予感が的中。
さっき退散した平場のレストラン街。人が多くて座る場所さえなかったところが7階!
75香港ドルと言っても、囲いがあるレストランの単価はそんな安くない。
マックでもサクッとテイクアウトするか~と並ぶ。
フィレオフィッシュミールを注文すると
カウンターの男の子に75香港ドルに足りないから他に注文して下さいと。
こんなになってしまいました。
結局、少しずつ食べてあとはごめんなさい。
この場所は比較的空いているので休憩にはもってこいです。
6時にゲートに並び、再度搭乗。
私のフライトは元々は15時発。(一行目)。いつの間にかゲートが変わっている。
陰の出方が変わっている。
乗客のバス輸送も時間がかかるし、戻って来ない乗客がいるのだろう。
なかなかドアが閉まらない。
戻ってこない乗客を一人一人調べ~
やっとドアが閉まった。
フライト時間は二時間。
結局飛び立ったのは、18:52。
飛び立つ時はすでに夜。綺麗だった~!
上海浦東空港には21時7分ごろ到着。
駐機場がないのか、飛行機は待機。
やっと降りて入国手続き。
時刻はすでに22時を回っていた。
その後、一番奥のバゲージクレームに荷物を取りに行くと人だかり。
それもそのはず、香港からのドラゴンエアー4便の荷物が出てくると表示されていたのだ。
バゲージクレームの前はこんな感じ。
黄色の線が床にちゃんと貼ってあるのにお構いなしにターンテーブルの前を陣取るので、
荷物が全く見えない。
間を開けていると割り込んでくるから本当に困る。
でも私の荷物を引き上げるのに難儀していると、
ちゃんと助けてくれるから
悪いことばかりではないんだよね。
タクシー乗り場もものすごい人。
やっとタクシーに乗れたのが、23時を回っていて~
マンションのゲートに着いたのが、24時を過ぎていた。
香港の自宅から上海の自宅まで12時間以上かかってしまった。
夫に連絡すると、南京経由で上海→香港を移動した時と同じくらいかかったね~。
!!!!!!
本当に近くて遠い上海だった。
ぐったりだよ。