
このアルバムを改めて聴くと、この人は本当に天才なんだなあと思い知らされます。このアルバムは、小島麻由美の才能がもっとも色濃く出た最高傑作なのではないかと僕は思っています。
一曲目のイントロを聴いても分かるように、このアルバムを表面的に捉えれば、ブルースを主体として怪しげなムードを表した、極めてシュールな音楽です。しかし、あれほど異様なムードを放っているにも関わらず、まるで飾ったような所がありません。きっとこの人は、あくまでも自分のありのままの姿を自然体で表現していて、結果的にこうなっているのでしょう。だからこそ、奇をてらったような印象が無く、聴き手も素直に彼女の世界に入りこむことができるのです。
「さよならセシル」というタイトルどおり、このアルバムは、少女が大人の女性に変わっていくという、その境目の姿を表現しているのでしょう。純粋無垢で幼げな少女のイメージを核にしつつも、それを取り巻くドロッとした毒のようなもの、つまり前述の怪しげなムードがサウンドにも歌詞にも表れています。それがつまり、変化を遂げる少女の複雑な心境を表す象徴なのでしょう。
しかし、それは狙って作れるものでは到底ありません。それを自然な表現としてやってのけてしまうからこそ、この人は天才なんでしょう。こういった、誰にも真似のできない個性とセンスを持っている人というのは、本当に尊敬します。
1.夏の光◎
2.私の運命線
3.ショートケーキのサンバ
4.一緒に帰ろうよ
5.嵐前の静けさ◎
6.プレイガーリー
7.結婚のテーマ
8.結婚行進曲◎
9.キューティー
10.セシルカットブルース
11.やられちゃった女の子
一曲目のイントロを聴いても分かるように、このアルバムを表面的に捉えれば、ブルースを主体として怪しげなムードを表した、極めてシュールな音楽です。しかし、あれほど異様なムードを放っているにも関わらず、まるで飾ったような所がありません。きっとこの人は、あくまでも自分のありのままの姿を自然体で表現していて、結果的にこうなっているのでしょう。だからこそ、奇をてらったような印象が無く、聴き手も素直に彼女の世界に入りこむことができるのです。
「さよならセシル」というタイトルどおり、このアルバムは、少女が大人の女性に変わっていくという、その境目の姿を表現しているのでしょう。純粋無垢で幼げな少女のイメージを核にしつつも、それを取り巻くドロッとした毒のようなもの、つまり前述の怪しげなムードがサウンドにも歌詞にも表れています。それがつまり、変化を遂げる少女の複雑な心境を表す象徴なのでしょう。
しかし、それは狙って作れるものでは到底ありません。それを自然な表現としてやってのけてしまうからこそ、この人は天才なんでしょう。こういった、誰にも真似のできない個性とセンスを持っている人というのは、本当に尊敬します。
1.夏の光◎
2.私の運命線
3.ショートケーキのサンバ
4.一緒に帰ろうよ
5.嵐前の静けさ◎
6.プレイガーリー
7.結婚のテーマ
8.結婚行進曲◎
9.キューティー
10.セシルカットブルース
11.やられちゃった女の子
この度、小島麻由美さんの記事でトラックバックをさせて頂いております。
小島さん、今年の3月に作品をリリース予定という事で、今から楽しみにしています。
genius_in_the_future様が、ご紹介されてる、このアルバムも大好きです。
このアルバムの収録曲の中では特に「セシルカットブルース」の最後の歌い上げ方が大好きです。
又、拝見しに参りたいと思います。
作品リリースするんですか、今から楽しみですね。それにしても、小島麻由美は傑作が多いですね。1枚目と5枚目もこれと同じぐらい好きです。◎付けた曲以外では、「結婚のテーマ」の不思議なムードが好きだったりします。
では、また覗いてみてくださいね。これからもお願します。