「音は時間を歩行しているものであり、まずこのことを認識しなければならない。楽音とか雑音というような分類は、音の本質とは関わりないことだ」とは、日本を代表する作曲家である、武満徹の有名な言葉です。最初にこれを聞いたとき、僕には意味がよく分からなかったんですが、このレイハラカミの音楽に触れたとき、その意味を何となく理解しました。というのも、レイハラカミの音楽も、これと同じような発想によって作られていると感じたからです。
このアルバムの音には、まるで制約というものが無いように感じます。リズムや構成を飛び越えて、自由な発想で自由に音を配置しています。そうして作られた音楽には、自然が自然のままに変化していく「時間の流れ」を感じることができます。その流れの中を漂うように、または散歩するかのように、すれ違っていく音を眺めながらゆっくりと進んでいく。そんな白昼夢をこのアルバムは見せてくれるのです。
わりと人を選ぶタイプの音楽だとは思いますが、「新しい音楽の表現形態とは?」というように、音楽を哲学的な視点で考える人には、是非とも一度手にとってほしいアルバムです。未来の新しい音楽とは、このようなものになるのではと、僕は考えています。
1.unexpected situations
2.the backstroke
3.cape◎
4.wrest
5.red curb◎
6.vapor
7.june
8.remain
9.2 creams
10.again
11.put off◎
このアルバムの音には、まるで制約というものが無いように感じます。リズムや構成を飛び越えて、自由な発想で自由に音を配置しています。そうして作られた音楽には、自然が自然のままに変化していく「時間の流れ」を感じることができます。その流れの中を漂うように、または散歩するかのように、すれ違っていく音を眺めながらゆっくりと進んでいく。そんな白昼夢をこのアルバムは見せてくれるのです。
わりと人を選ぶタイプの音楽だとは思いますが、「新しい音楽の表現形態とは?」というように、音楽を哲学的な視点で考える人には、是非とも一度手にとってほしいアルバムです。未来の新しい音楽とは、このようなものになるのではと、僕は考えています。
1.unexpected situations
2.the backstroke
3.cape◎
4.wrest
5.red curb◎
6.vapor
7.june
8.remain
9.2 creams
10.again
11.put off◎