ジェネスポ!

草野球チーム「ジェネラス(GENEROUS)」情報満載のスポーツ新聞。
試合結果等を掲載。

2010年12月4日「横浜ネットリーグプレーオフ準決勝 vs サバイバー」

2010-12-04 22:44:39 | 試合レポート
ネットリーグを10勝1敗1分3中止の勝ち点36で2位通過し、悲願の優勝へあと2つとしたジェネラス、初の決勝進出を賭け、今期3度目となるサバイバーと対戦した。

ジェネラスは初回、先頭のヒロ木下があわやホームランというネット上段に当たる2塁打。しかし続く甲斐の当たりはセカンドライナー、遠藤、迫田も倒れ、先制のチャンスを逃してしまう。

その裏、ジェネラスのマウンドに上がったのは今年新エースとして急成長した小河。インドネシア出張から無事帰国し、この大事な舞台でのマウンドを任されることとなった。そして受けるキャッチャーは、チーム事情により前回よりキャッチャーに転向した川島。チームを勝利に導くべく、相手打線をしっかり研究してこの試合に臨んできた。非常に頼もしい。
小河は先頭打者をピッチャーゴロに打ち取ると、続く打者から三振、3番の強打者には強打されるも、ショート正面のライナー。ツキも味方し、三者凡退と素晴らしい立ち上がりを見せる。

安心したのも束の間の2回裏、連続四球とパスボールで一死二三塁とピンチを迎えてしまう。ここで7番打者の打球はレフト定位置への飛球。この日のレフトは、入団希望としてこの日初参加となった太田。タッチアップを切ったランナーに対して、本塁へのワンバウンドのストライク返球。本塁1メートル前でのタッチアウトとなった。さすが投手出身と言うべき見事な返球、ピンチを一瞬にして救い、ゲームの流れは徐々にジェネラスに傾きかける。

3回表、先頭の甲斐がエラー出塁すると、続く遠藤は死球。4番迫田の打球は三遊間を抜けてレフト前へ。ちょうどスタートを切っていた甲斐が本塁生還し、待望の先取点を奪うことに成功した。さらにチャンスは続き、無死満塁と一気に畳み掛ける絶好の機会であったが、後続が倒れてまさかの無得点。先制を奪いながらも嫌な流れになりそうになってしまう。

しかしこの日の小河は、この流れをことごとく断ち切って行く。四球でランナーを出すものの、要所では確実に三振を奪うピッチング。川島のリードも冴え渡り、非安打ゼロのまま試合は終盤へ。

6回表、先頭の迫田がエラー出塁すると、続くカズ木下は四球。ここでダブルスチールが決まり無死二三塁。続く助っ人関口の打球は一塁へのゴロ、三塁走者迫田は本塁へ突入!ボテボテの打球と迫田の好走により判定はセーフ。土壇場で追加点を奪う。さらにチャンスは続き二死二三塁、9番川島の打球はサードゴロ。全力疾走が功を奏し、際どいタイミングながら一塁セーフ。サバイバーを消沈させる3点目を挙げた。

時間も少なくなり、最終回が宣告された6回裏、小河はこの時点で未だ非安打ゼロであることは知らされていない。
ここまでなんだかんだで乗り切ってきた小河であったが、この回は様子がおかしい。全くストライクが入らず、先頭打者、次打者にい連続四球を与えてしまう。ストッパー甲斐への登板指令が出かけるところであったが、続く打者からはなんとか三振を奪う。さらに次の打者は三塁横へのゴロ、ヒロの好フィールデングによりツーアウト。最後の打者はこの日6個目となる三振。ゲームセットとなり、ジェネラス史上初となるノーヒットノーランが完成した。小河投手おめでとう!

これまで超えられなかったプレーオフの壁を越え、ついに決勝進出を果たしたジェネラス。引き分けを挟んで6連勝、ノーヒッター誕生とチーム状態は最高潮。次週、年内最終戦はチーム最大の大一番となる。果たして笑って忘年会を迎えることが出来るのか?