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ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

東京人は振り込め詐欺には弱いのか……

2006-05-06 16:17:40 | 時事
 興味深いニュースだなぁ。

<振り込め詐欺>東京被害、大阪の30倍 都民はお人よし?

 単に人口が多いから東京の被害が大きいということではないようだ。被害1件当たりの人口比を見ると、東京は7143人、大阪は16万6334人で圧倒的に東京の被害率が高い。

 3人の識者がいろいろ言っているが、犬養智子氏の「大阪は商人の町で自分で稼いだ金という意識がベースにある。商人の方が侍より実力があり、権威を信じない。江戸はある意味中央集権で、幕府の権威が強かった侍の町。その尾を引いて、近代化しても役人に従順。だから、東京は制服に弱い」はどうだろうなぁ(汗)。

 たとえば江戸時代の警察機構は、たとば北と南の奉行所を合わせて与力50騎・同心240人しか配置されていなかった。これを補うために民間人を目明かしとして雇っていたにせよ、1000人程度だろう。それだけで100万人規模の都市を犯罪から守っていたというわけでなく、町民・町方の自治会が地域の治安を守っていた側面も見逃せない。

 役人に従順なのは江戸時代の気風じゃなくて、むしろ明治時代になって明治政府による中央集権が強まったからじゃないかと私は思うのだが。

 「江戸時代はある意味中央集権」「近代化しても役人に従順」「東京は制服に弱い」というのは、すごーくステレオタイプな時代観だと思うぞ(苦虫)。

 それはともかく、なぜ東京人は振り込め詐欺に引っかかりやすいか。これはなかなか興味深い。

 ちなみに東京の我が実家にも類似の電話がかかってきたが、老父が看破して撃退した(苦笑)。家人が痴漢行為を行って取り調べを受けている、示談に持ち込まないか、という電話内容だったそうだ。だが、事件が発生したのが○○駅で、その駅を管轄に持たない××警察署が電話して来るのはおかしい、と撃退したとか。

爆弾はモゾモゾ動いたりしないものだが(苦笑)

2006-05-06 15:15:01 | 時事
 ミラノから、ちょっと苦笑できるニュース。

鞄に爆弾が! その中身は4匹の子犬で乗客安堵

発端は電車内に置かれていた鞄がモゾモゾ動いたために、周囲の乗客の不審を買ったことそうだ。

「運転手は電車をストップさせ、鞄の周りを行ったりきたりしていました。乗客らは鞄からなるべく離れていましたが、そんな時に1人の老婦人が『もしかしたら爆弾かも……』とつぶやいたため、パニックになったのです」


 「……爆弾が入っている鞄だったらモゾモゾ動いたりはしないと思うのだが(苦笑)」とツッコミを入れられるのは、渦中にいない傍観者だからだろうなぁ。渦中の現場における群衆心理というのは、傍観者なら冷静に考えられるようなことも、思いつかないものなんだろう。自分だって心理的にパニック状態になった時に普段では考えつかないような失態を起こしたことがあるから、人のことは言えない。

 まぁ、中身が4匹の子犬だったということで、ご愛嬌。

 電車に爆弾を仕掛けられるかも知れないというテロの恐怖と同居しなければならない殺伐とした時代なのは悲しいが、ホッとできるオチでよかった。