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ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

北米トヨタ、セクハラ提訴

2006-05-04 17:49:46 | 時事
 連休中の注目の話題。

セクハラでトヨタを提訴 米法人の元社長秘書

 【ニューヨーク2日共同】トヨタ自動車の米国法人、北米トヨタ自動車の元社長秘書の日本人女性(42)が2日までに、上司である同社の大高英昭社長(65)からセクハラ(性的嫌がらせ)を受けたとして、トヨタ本社、北米トヨタ、同社長の3者を相手取り懲罰的な賠償を含め総額1億9000万ドル(約215億円)の損害賠償を求める訴えをニューヨーク州地裁に起こした。
 訴えによると、女性は2005年4月から社長秘書に配属されたが、社長から2人きりで出張できるように日程調整することを求められるなど恒常的に嫌がらせを受けた。会社側は女性からの報告を受けながら適切に対処せず、セクハラを防止する体制に不備があったと主張している。


北米トヨタ、元社長アシスタントがセクハラで1.9億ドルの訴訟

[デトロイト 2日 ロイター] トヨタ自動車<7203>の米国法人、北米トヨタ自動車の女性社員が、上司の大高英昭社長からセクハラ行為を受けたとして、トヨタ本社と北米トヨタ、同社長を相手取り総額1億9000万ドルの損害賠償を求める訴訟をニューヨーク州地方裁判所に起こした。
 それによると、訴えた女性は42才の日本人社員。ニューヨークで同社長のアシスタントをしていた2005年に繰り返し社長からセクハラを受けたとしている。
 トヨタは声明で「トヨタ自動車は、社内のすべてのレベルにおいてセクハラ行為を『一切容認しない』方針。この種の申し立ては真剣に受け止める」との見解を示したものの、より詳細なコメントは控えた。
 訴えによると、同女性は1997年に北米トヨタに入社、2005年3月に大高社長のアシスタントとなった。


会社側のコメントでは「社内のすべてのレベルにおいてセクハラ行為を『一切容認しない』方針」だそうだが、この女性が本社の偉いさんに苦情申し立てをした際の対応が適切ではなかったということだろうなぁ……事実関係が申し立て通りであるならば。

 アメリカにおける日系企業のセクハラ裁判では三菱自動車のケースが92年にあった。このケースでは和解に向けて慰謝料など950万ドル(約12億円)が支払われた。この件で、三菱は提訴した女性や市民団体への対応にまずさがあり、真摯に向き合わなかったという点で企業イメージへのダメージを相当に食らった。

 今回のトヨタは、どういう対応をするだろうか。そして、絶好調のビジネスにどのような影響が起こるだろうか。