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G’s Hard&Loose LIFE

Hardでありたい、でもやっぱりLoose

ロシュフォールの恋人たち&シェルブールの雨傘

2009年06月07日 19時44分57秒 | 映画
 どちらかというと昔の映画が大好きだ。
 小津安二郎とか、伴淳とか、、、
 なんでかね、最近の映画には深みが無いというか、余韻があまり感じられないかなのかな。

 さて、今回、山形のフォーラムで「ロシュフォールの恋人たち」と「シェルブールの雨傘」がデジタルリマスター版で上映されるというので見て来た。

 →公式サイト

 特に見たかったのが「ロシュフォールの恋人たち」
 音楽が三菱ランサーのCMのBGMで流れた「キャラバンの到着」で有名なのでは。
 実際、あのCMを見て映画に興味を持ったのだけどね。

 「ロシュフォールの恋人たち」と「シェルブールの雨傘」ともに台詞がほぼすべ て歌。つまりミュージカル映画。歌って踊って愛を囁くなんて、うちらの世代だとインド映画のイメージなんだけど、ま、そこはおフランス映画。こちらは原色って言うよりはパステルカラーが鮮やかな感じ。でも野郎のアクの強さはインドもフランスも変わんなけど・・・
 話自体もテンポ良く、単純に楽しめたのが良かったかな。(シェルブールは話が切ないけど・・・)とても40年前の映画とは思えません(っていうか今同じのが果たして作れるのか・・・)
 ま、久々に余韻が残る映画でございました。

 映画のダイジェスト(youtube)

 キャラバンの到着byスィングガール(youtube)

 

おくりびと

2009年03月29日 23時12分42秒 | 映画
映画「おくりびと」、ようやく見ることが出来ました。
夕方、図書館に行ったらポスターが貼ってあったので読むと、希望ホールで上映会、しかも18:30から、時間も丁度あいてるし、ということで見に行くことに。

会場の希望ホール大ホールは、映画の中でもコンサートのシーンで舞台になったところ。そんなところで映画をみるのって不思議な感じなもんです。

観客はほとんど地元の人で、年配がわりかし多い様子。なので、見知ったところが出るとやっぱりどよめきが起きるのはご当地ならではか。

映画のあらすじはもうすでに多くの人が知っているかと思うので、多くは述べないけども、映画で自分の心とリンクしてしまったのが、今年1月に祖母が無くなったときの事。

葬儀はセレモニーホールだったので、自宅に納棺師が来て、みんなの前で納棺していくってのなかったのだけど、セレモニーホールで内で行われる湯かんには立ち会うことができた。

二人の女性が祖母の身体を洗い、衣服を着替えさせ、化粧を施してくれる。
祖母の顔をとてもきれいにしてくれたので、彼女らにすごく感謝したい気持ちでいっぱいだった。

そんな事を考えつつ映画を見た。

亡くなった人を送り出すことは厳粛で、生きている人もまた時として死を考えねばならない。なんとなくそう考えて見た。


蔵王を撮った男

2009年01月19日 18時20分54秒 | 映画
 庄内ドキュメンタリー映画友の会の上映会へ。
 今回は「蔵王を撮った男」ということで、戦前の山岳映画で有名な塚本閤治監督の『Mount Zao(蔵王山)』『雪稜に熊を狩る』。どちらも1936年と、今から約70年前の山形を写した貴重な映像ばかり。特に『Mount Zao』はまだ当時のスキーツアーの様子が窺い知れて興味深かった。
 昔はドロップするときは、両側のストックを支えにして、両足をジャンプさせ、スキーを傾斜線に傾けて滑っていくのと、すべりはほとんど直カリで、曲がる時はジャンプターン。しかも、このジャンプターン、半端でなく高くあがり、しかも180度くらい回っているのである。ちょっとこれにはビックリ。昔の人はどんだけ身軽だったのだろうか・・・

 塚本閤治監督の作品は2009年のドキュメンタリー映画祭で上映されるらしいとの事なので、また見に行ってみたいものです。

思いつきで・・・

2008年03月12日 23時03分24秒 | 映画
この前の休みは、今年退職する上司の送別会で山形へ、

宿を取っていたのだけども、会の方はわりと早めの時間で終了。
さんざん飲んでたので、次に行く気力も無し。
で、思いつきで、宿に戻る途中にある映画館でひさびさに映画を見ることに。

時間的に見られるものがこちらしかなかった。

ストーリーは平凡といえば平凡だけど、音楽が結構印象に残ったからいい映画だったのか!?

アイルランドは行ってみたい国の一つなんですけどね・・・

めがね

2007年12月08日 00時08分32秒 | 映画
なんだか見てみたくて、やっと最終日に間に合ってみることが出来た。

全体を通したメロー感が心をくすぐると言ってよいのだろうか、
まず、見に行っててよかった映画。

舞台が沖縄ということもあってか、昔に与那国にいた時の事を思い出す。

映画「めがね」の舞台の様に、あれほど居心地の良さを感じた時間は、いまだにそんなに無いかも知れない。

あのまま島に残るという選択肢もあった。
でも、僕は島を離れた。

こちらに中途半端に残したものがあったということもあったが、
居心地の良さへの恐れがあったのかもしれない。
(単に臆病で小心なだけかもしれないけどね)

主人公の女性を追っかけてきた若い男の台詞が心に残る。
「旅は思いつきで始まるけど、いつまでもつづくものじゃない」

旅にはいつか終わりが来る。
でも、また、新たな出会いが始まる。
だから旅が癖になるのだろうけどね。

武士の一分

2007年01月03日 21時08分55秒 | 映画
 時間が無くなかなか見られなかった「武士の一分」を1月2日三川のイオンシネマでようやく見る。
 で見終わった後、何か物足りない。
 あっ、月山が出ていない!

映画を見た(1)「蝉しぐれ」

2005年12月07日 22時12分15秒 | 映画
 庄内平野からは大きな山が二つ見える。
 「月山」と「鳥海山」である。
 とても天気がいい日に通勤で田んぼの中を車で走ると朝は月山、夕方は鳥海山と2つの御山を望むことができると、そんな日はなにか気持ちがいい気分になれる。
 「蝉しぐれ」では山田作品と違い庄内弁が出てこないが、わずかワンショットだけの月山がその地が庄内であることを認識させてくれる。
 切なくとも凛とした物語とその背景にある風景が映画の印象をさらに深いものとし、自分が庄内の人間であることにうれしく思えるのかもしれない。