~Poruke's garden~

日々の出来事や、趣味について書き綴っているporukeの空間です。
もしよければ、又次回もお寄り下さいませ(^^)

住人達の記録 ~part 3~

2021年08月04日 20時46分14秒 | アゲハチョウ
もう半月以上も前になりますが、7月16日に関東含め梅雨が明けた所が多く出ました。
突然の夏空にびっくりしつつも、大好きなしっかりとした夏雲(積乱雲)を見て、ちょっと嬉しくなったのも束の間、ジリジリ照りつける真夏の太陽に悶絶です

さてさて、我が家のアゲハアパート、ご入居者様達も随分大きくなり…皆様立派に巣立って行かれました。

日々の状況を振り返りつつ今回もご紹介したいと思います。
かなり内容盛り沢山で長文となりますがご了承下さい。
(今回は大きな幼虫、蛹等の写真は出てきませんが、デコで小さくちょこちょこと出てきますので、苦手な方はご注意下さい)

一部前回のpart 2と日程が重複していますが、内容は前回書いていないものです。



7月14日
下痢後のダッシュ終齡2匹を発見
しかも2匹して同じ植木鉢の上をひたすらぐるぐる周回。
2時間近く回り続けていたので少し途中で植木鉢の側面に移動してみたものの、結局又植木鉢上部に戻りぐるぐる…
この様子だとまだ暫くぐるぐるしていそうだなと放置していたら…
2匹共…見失いました…!!
不覚…!!
その後慌てて周囲を探しましたが見つからず…
無事に蛹になれますように!!(恐らく翌日15日蛹化組)

レモンの木で葉っぱが枯渇し始めていた為、
密ズを温存していた別のレモンの木にお引っ越ししました
(密ズにつきましてはこちら


7月15日
ダッシュ幼虫1匹発見
又もや植木鉢トラップでぐるぐる歩き回っておりました…
でもこれ、意外と羽化を観察したい人にとっては、虫が遠くに行かないので良いかもしれません。
寄生虫に見つかる確率が上がる可能性がありますが、前蛹になる直前迄歩き回って貰ったら、そっと垂直面に移動してあげると、案外そこで前蛹になってくれました(今のところ3匹は成功)
但し今回は…又見失いました!!
無事に蛹になってくれますように!!

そう言えばここのところお天気が良くなったこともあり、ヤドリバエ(寄生虫)らしきハエが1匹(?)ずっとうろうろしているのが気になります。
近付いてきたら水をかけたりして追い払っていますが、やはり人力には限りがありますので…
去年は見掛けなかったのに、今年はどうしたのでしょうか?

 そんな現時点のご入居者様は…
  終齡:8匹
  前蛹:1匹
  緑色の蛹:3匹
  茶色の蛹:4匹 ←内3匹はキッチンペーパーポケット
  脱走者:3匹(ダッシュを見掛けた子達)
  行方不明者:5匹(ダッシュを見掛けなかった子達)


7月16日
恐らく昨日脱走した子が蛹化…しているはず?(行方不明)
そして夜間に1匹脱走。


7月17日
朝見てみると4匹脱走し2匹発見、2匹行方知れず… 
午後には2匹とも蛹になっていました
1匹体調不良の終齢が…臭覚出しっぱなしです
暑さも相まって残っている子達は動きが少ないです。


7月18日
昨晩脱走した子を前蛹で発見。
(今夏2度目の箒…!またお引っ越ししないと…と思ったらタイミングを逃し蛹に…!暫く箒は使用禁止です)

そして残り3匹となった青虫達
密ズの片割れが遂に前蛹になる準備を木で開始。
夜間、残った2匹が両方とも臭覚を出していることに気が付きました
この週末で一気に気温が上がった為、日中はあまりの暑さで動けていないようでしたし、水分不足で若干縮んだような気もします…
通常は葉っぱを食べて水分も摂取出来ているのですが、お水をあげるとかなりの勢いで飲んでいて複雑な心境です


7月19日
密ズの片割れが無事に緑の蛹になっていました
(葉っぱの裏で蛹になっており、若干重みで頭の方が下がってしまっていますが、恐らく大丈夫でしょう)
具合の悪い密ズの片割れと一番小さかった子は朝も臭覚出しっぱなし…
しかも片方はかなり弱ってしまって葉っぱの上で動けなくなってしまった上に、戻してしまった様子…
体の水分を失うと幼虫達はしわしわと縮んでしまいます。
もう恐らく硬い葉っぱを食べる体力も残っていなそうだったので、少しでも食べてくれるように若葉へお引っ越し。
でも、もう後ろ足の動きが少し悪く、内心涙目です

その後午前中で気温は30℃を超えてしまい、遂に2匹を室内へ退避させること決定。
恐らく片方の子は助からないですが、せめて気温が30℃未満の場所で…と
 
13日、14日に蛹になった子達はそろそろ蛹がしっかりしてくる頃
ポケット入院中の方々にも順次羽化用のポケットを用意です。
昨年は放任主義&入院させることがなかった為、実は蛹ポケットを作るのは初めて。
15日にぐるぐるダッシュをしていた子に自宅の割り箸(竹製の丸いタイプ)を試したら、お気に召さなかったようだったので材料は重要そうです。
(お気に召さない=羽化時にリスクがある(滑る等)と判断している可能性も…?)

今回、羽化ポケットは室内に取り込む予定がないので強度には気を付けないといけません。
梅雨が明けたので紙にグルーガン仕様にすることと致しました。
(お尻の部分を接着剤で割り箸にくっつけてしまうという方法もあるのですが、何となく成分が染みたらどうしよう…と敬遠…)
 
サイズの確認も含め、ポケットに入れていた蛹を取り出すとお尻をピコピコ
そろそろ蛹が硬くなって動かなくなる頃だと思っていたのでちょっとびっくりしました。
でも嬉しいことに、何と入院中の3匹全員がピコピコ。
かなり危ない子もいたので内心小躍りしました
(硬くなると動かなくなるのですが、羽化が近くなると又動き出します)

設置場所はお花の咲いている近くに割り箸ごとぶすり。
後は羽化を待つのみです。 

 そんなアゲハアパートの現在の状況は
  終齡:2匹
  前蛹:0匹
  緑色の蛹:9匹
  茶色の蛹:5匹 ←内3匹は羽化ポケット
  脱走者:3匹(ダッシュを見掛けた子達)
  行方不明者:5匹(ダッシュを見掛けなかった子達)


7月20日
昨日保護した終齢2匹の内、1匹は臭覚を出しっぱなしなものの室温で活動を再開し元気に与える葉を噛るようになりました。
もう1匹はやはりどんどん弱ってしまい、体も半分くらいに縮んでしまいました…
発芽したての柔らかい葉でさえも噛む力はなく、微かに水を飲んでいる程度です…
もう自力では移動も出来ず足も上手く使えません…
既に食べなくなって3日目…

さてそんな少し悲しいお話もありますが、同時に嬉しいお知らせも。
何と一番最初に蛹になった子が夕方から羽化の兆候を見せています
うっすらと上半身が黒くなり…
 
下半身も黄色が透けて背中の黒い筋がはっきりと見えてきました
これは21日早朝に期待です。



さてさて、既に相当長くなってしまったので、羽化が始まる7月21日(水)以降は次回に纏めたいと思います。

アゲハチョウのカテゴリーを作って少し経過しましたが、予想以上に投稿数が増えて自分でもびっくりしつつも、振り返るとこの時期のアゲハチョウの成長速度が分かり、今後備忘録としてしっかり役立ってくれそうです。



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