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ガレージSMAK

ボルボ V60(FB)冷却水漏れとエンジン警告灯点灯などなど

前回のブログでDCTF圧送交換をご依頼頂いた高岡市のお客様の続きです(^^)

ボルボ V60 FB4164T 2015年式 95000キロ

前回の作業時に見つかった不具合を解消する為に部品を手配してたんですが、その部品が入荷する前にというか圧送交換をしてお客様にお渡しした翌日にエンジン警告灯が点灯して急遽お預かりとなりました(>ω<)


メーターパネル内のエンジン警告灯が常時点灯しています。

スキャンツールを接続。

P2681 クーラントバイパスバルブ「A」の制御回路断線
これは前回の作業時に把握していたため部品の手配済みで、このDTCでは警告灯が常時点灯はしないと思います。
P2541 低圧燃料システムセンサー回路/低 回路電圧が閾値以下
このDTCは初見ですね。燃料系統のDTCなので警告灯が付いたっぽいです。



この2つに関しては該当装置が問題なく作動してるので、とりあえずスルーでいいかなと。


ライブデータを確認。
海外メーカーのオーテルのスキャンツールなので日本語の翻訳がおかしいのは御愛嬌ということで(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠
バイパス制御バルブが偽から全く変化せず。
これは制御バルブの開閉ができていないということなので、制御バルブ自体を交換します。
そして低圧側の燃料プレッシャーが0kPaで電圧が0.024Vの表示。
燃圧が実際に0kPaだったら走行どころかアイドリングすらできないでしょうけど、目の前の車はしっかりとアイドリングしてますので、これはフューエルプレッシャーセンサー異常だと思われます。

部品が揃ったところで作業へ(^^)/

現車を確認。


まずはオイル漏れしてた右エンジンマウント交換。


部品によっては社外品を使用したりしますが今回は純正品です。


マウントを外すのでフロアジャッキでエンジンを下から支えて


取り外し



大量に漏れてます(^_^;)


新品と比べると潰れて高さが変わっているのがわかりますね〜


取り付け(^^)/


続いては冷却水が漏れているエクスパンションタンク交換。


こちらも精度や耐久性を考慮して純正品です。


そして漏れが発生してる箇所のホースも勿論交換。


で、ホースを外してみると、、、

漏れの原因はこれですね(^_^;)
ホースの先端が折れてしまってますw⁠(⁠°⁠o⁠°⁠)⁠w



ホース側はこんな感じ。


ちなみに新品の先端はこのように飛び出してます。


完全に取り外して


取り付け


エクスパンションタンクも交換完了!



次はクーラントバイパスバルブ。


こちらも純正です。



取り外し〜


取り外したバルブは開いたままになってますが


新品は閉じたまま(^_^;)


取り付けた後は冷却水の充填ですが

使用するのはワコーズのパワークーラントディーゼル(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠
輸入車用のクーラントに求められる電食に対応したクーラントになります。


充填完了!


最後はフューエルプレッシャーセンサー交換。



電子部品は純正を選ばないと正直怖いです(^_^;)


取り外し〜


新旧比較すると結構違いますね〜


裏側も〜
対策品になってるんですかね〜(⁠゜⁠o⁠゜⁠;


取り付けました〜


スキャンツールを再び接続。



DTCを消去(^^)/


エンジンを掛けて再スキャン(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠


ECMに入っていたP2681とP2541は再入力されてません(^^)


ライブデータでも確認します!


バイパス制御バルブは切り替わりを繰り返してちゃんと作動してますし、電圧と燃圧も正常値を前後してますね〜

というわけで修理完了です(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。

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