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ボルボ V60(FB)冷却水レベル低下警告灯とエンジンマウント交換

富山市のお客様から冷却水レベル低下の警告灯が点灯したということでご来店頂きました。

ボルボ V60 FB4164T 2011年式 120300キロ
まずはエンジンルームを確認。


冷却水が下限のラインを下回ってたので、センサー不良等による誤表示ではないですね〜

エクスパンションタンクの繋ぎ目付近に漏れた跡があり



周辺には冷却水が垂れた跡や溜まってたりしてました(⁠゜⁠o⁠゜⁠;
エクスパンションタンクの交換が必要ですね〜

というわけでこのままお預かりとなりましたが、ついでに前から気になっているエンジンマウントの交換もご依頼頂きましたm(_ _)m


部品が届いたので作業開始!ってことでリフトアップ。



アンダーカバーを順に外して



ロアホースを外して冷却水を排出。

周辺のホースを外して


タンクを取り外しました(^^)/

一緒にアッパーホース、ロアホース、ウォーターホースを交換。

エクスパンションタンクを取り付ける前に〜右側のエンジンマウントを交換します!


丸見えなので簡単に取り外せます(^^)



新旧比較。

取り外した部品はベースと本体の隙間があまりありませんが


新品は隙間がしっかりとありました〜

取り付け完了(^^)/


エクスパンションタンクは純正で手配してます(^^)

こちらも取り付け完了(^^)/


続いては左側のエンジンマウントなんですが

エアクリーナーボックスを外しただけでは全体が見えないので


予備電源を繋いで

バッテリーを外すとやっと見えました〜


取り外し〜

で、新旧比較すると


こちらも隙間に差がありますね〜
ただ装着状態では全くわからないです(^_^;)

取り付けて


その他の部品も元に戻します。


そして下側のエンジンマウントを

取り外して

新旧比較。


多少ヒビ割れがあるものの酷い状態ではないな〜と思ってたんですが

ん?出っ張り具合が違う?




触ってみたら取れてきましたw⁠(⁠°⁠o⁠°⁠)⁠w


ブッシュが抜けない新品を取り付けましたm(_ _)m


予定していた部品の交換が全て終わったので冷却水を充填します!


今回使用するLLCはワコーズのパワークーラントディーゼル(^^)/
その名の通りだし箱にもディーゼル車用と記載されてますが、電食やキャビテーション腐食の抑制に特化したLLCで、ディーゼル車だけでなく輸入車にもオススメのLLCとなります。
というのも輸入車の純正LLCには電食を抑制する成分を含んだ物が多いんですが、一般的な日本車向けとされるLLCはそこら辺を考慮してないんです。そんな理由もあって輸入車には輸入車用を!ってなるんですが、パワークーラントディーゼルはそのへんをより強く意識してるので、電食やキャビテーション対策としてディーゼル車、輸入車、日本車を問わずオススメになります(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠

色は透明な緑色になります(^^)

充填&エア抜きをして作業完了!
試運転もして最後にもう一度補充をしてお返しとなりました(^^)/


、、、ですが10日後に再び冷却水の警告灯が点灯したとのこと(⁠>⁠0⁠<⁠;⁠)
ご来店頂き確認すると



先日の作業で交換してなかったこのホースの根元から漏れてます┐⁠(⁠´⁠д⁠`⁠)⁠┌
特殊な形状のOリングだったので、応急処置もできずでホースごとの交換ですね〜(⁠>⁠0⁠<⁠;⁠)

そんなわけでお返ししたばかりですが再びお預かりとなりましたm(_ _)m
部品が到着。


エンジン、ラジエーターとタンクを繋ぐウォーターホースになります。


インテークパイプを外しても直視できないところに接続されてますが

なんとか取り外し(^_^;)

ですが取り外すときにエンジン側の接続付近で折れました(⁠゜⁠o⁠゜⁠;
ほんのちょっと触っただけで折れたので、今回の作業で触らなくても近いうちに振動等で折れて、走行不能にならなかっただけマシなのかなと(^_^;)

そして取り付け完了(^^)/
今度こそ修理完了〜
と思いきや、同じ所から漏れてきます┐⁠(⁠‘⁠~⁠`⁠;⁠)⁠┌

さすがに参りました(^_^;)
こういった初期不良になるべく当たらないように純正部品をチョイスしてたのに、、、
これはウォーターホースではなくエクスパンションタンクが原因で間違いないでしょうね〜

仕入先の部品商に状況を説明して、初期不良としてエクスパンションタンクを送って欲しい旨を伝えるも先方の回答は「この車でエクスパンションタンクが初期不良だったことは過去にないので、ウォーターホースが原因だと思います。ウォーターホースを再手配します」とのこと(^_^;)
いや、可能性としてはエクスパンションタンクなんですけど。

どうしても聞き入れてもらえず、しょうがないのでウォーターホースを再交換してダメだったらその後にエクスパンションタンクを送るってことになり

ウォーターホースを再交換!
そしてやはり漏れる!
┻⁠┻⁠︵⁠ヽ⁠(⁠`⁠Д⁠´⁠)⁠ノ⁠︵⁠┻⁠┻

再び部品商に状況説明。
だから言ったでしょ!とは言えず、心の中で叫んでました(ToT)



部品が到着して見比べて見ましたが、見た目では全くわかりません。
ですが交換すると漏れはピタッと止まり、試乗でも問題なし!ってことで今度こそ修理完了となりました(≧∇≦)b

結局、最初にお預かりしてから修理完了まで1ヶ月ちょい掛かってしまい、お客様には大変迷惑を掛けてしまいましたm(_ _)m
部品を注文してから届くまで毎回1週間というリードタイムも大きかったんですが、最後のタンク希望からのウォーターホースを送られるっていうのが一番響きましたね┐⁠(⁠´⁠д⁠`⁠)⁠┌

ちなみにですがこういった場合、部品商から再交換の工賃や都度充填したLLCの補填は無く、お店が被ることになります、、、
なぜ??(^_^;)

皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。

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富山県高岡市にある自動車整備工場で認証工場になります。車検や修理、新車・中古車の販売、東京海上日動の代理店やってます!★ATF/CVTF/DCTF圧送交換★Snap-onエアコンガ...

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